人財戦略

考え方

人財戦略を考えるにあたりベースとなる価値観は、多様な人財が個性を発揮し、仕事を通じて成長することです。出光興産の2050年ビジョン「どのような未来が来ても、しなやかに、逞しく、未来を切り拓く人財集団」の実現を達成するため、「企業理念・ビジョンの体現」「DE&Iの深化」「個々人の能力・個性の発揮」という3つの視点からそれぞれに紐づく各種施策を展開しています。
当社が推し進める事業構造改革への道のりは変数が多く、最適解が見えにくい状況です。そんな状況下でも、失敗を恐れず挑戦し、企業理念の「真に働く」を体現する人財を一人でも多く輩出することが極めて重要です。当社は多様な人財が集い、チーム一丸となって何かを成し遂げる集団であり続けたいと考えています。

人的資本の価値向上(副社長メッセージ)

●人財戦略の重点テーマ

人財戦略の重点テーマ

取り組み

企業理念・ビジョンの体現

企業理念浸透への取り組み

当社の企業理念「真に働く」は、事業構造改革という長い航海に出るにあたり、羅針盤として重要な役割を担っています。企業理念について従業員一人ひとりが理解を深め、実践するために、社内での企業理念をテーマとした職場コミュニケーション機会の創出や、タウンホールミーティングなどを通じた経営陣との対話を促進しています。その結果、理念の認知度と共感度は高まりました。一方で、出光エンゲージメントインデックスにより「企業理念の体現」には課題があることが浮き彫りになっています。それに対応すべく、企業理念に紐づく社員に求めたい能力要件をより明確にした新たな評価制度を2025年からの導入に向けて検討しています。社員同士が折に触れて会話に出るような共通言語化しやすい表現で評価項目を再定義し、企業理念のさらなる浸透と体現を促していきます。

出光グループの企業理念「真に働く」を知っていますか?



ほぼ全員が現在の企業理念を知っており、十分理解している人の割合がさらに増え、約75%になりました。前年に引き続き、企業理念が十分に認知されていることが確認できました。

出光社員会の創設

当社は、「会社の未来は私たちでつくろう」をキーメッセージとして、2024年4月に一般社団法人出光社員会を創設しました。出光社員会の目的は、全従業員が主体的に「より良い会社、より良い組織風土」を創っていくための議論に参画する「場」を創り、部門や年代、階層など、既存の関係性を超えた活動を通じて、経営参画意識を醸成し、かつ、一人ひとりの自律的な成長につなげていくことです。
当社では従業員一人ひとりが主役です。自由な発想で活動・交流し、OFA (Open・Flat・Agile) 風土の醸成や個々の成長促進の両面で施策を展開し、会社をより良く変えていけるように活動を進めていきます。

出光社員会の体制と特徴
・ 会社とは独立した組織で専任の理事(担当職)が活動の企画・運営
・ 全従業員が活動に参加
・ 既存の活動(経営との対話や各種座談会、部門間交流企画、やりがい調査アンケートなど)を集約
・ 各職場の代表者(活動推進委員)が職場活動を推進

出光社員会の体制と特徴
Actibities of the Idemitsu Employee Association

・ 専任の理事を設置することで、労力がかかる会社全体の意見集約・提言がよりいっそう可能に
・ 社員会は会社から独立しているため、従業員のための自主的な活動が可能
・ 社員会活動は役職者も含むため、役職者の声を反映した提言も可能

人的資本の価値向上(副社長メッセージ) DE&Iの深化 DE&Iの深化—多様な社員の活躍推進 DE&Iの深化ー多様な社員の活躍を支援する制度 DE&Iの深化ー多様で柔軟な働き方の推進 やりがいの最大化