出光グループのマテリアリティ(重要課題)

出光グループのマテリアリティイメージ

マテリアリティ(重要課題)の考え方

当社グループは、持続可能性および企業価値向上の観点から、中期経営計画の策定サイクルに合わせて、経営上の重要課題(マテリアリティ)の見直しを行っています。
中期経営計画(2026‐2030年度)においては、マクロ経済環境や社会課題の変化などを踏まえ、事業・環境・社会・ガバナンスの観点から整理した8項目をマテリアリティとして識別し、これらへの取り組みを進めています。

マテリアリティ(重要課題)一覧

マテリアリティ マテリアリティ特定にあたってのポイント
安全操業・安定供給の徹底
  • エネルギー・素材の供給体制強化
  • サプライチェーンの強靱化
地政学リスクの高まりに伴い、エネルギーと素材の安全保障やサプライチェーンの強靭化に対する社会要請が強まっていることを踏まえ、当社の社会的使命の1つとして、「安全操業・安定供給の徹底」を重要課題に明確に位置付けました。
既存事業の深化
  • 既存事業の資本効率向上
  • 経営資源配分の最適化
ESG視点だけでなく事業戦略との連動性を重視し、GRIT・GROWTHに対応する形で「既存事業の深化」、「成長事業の創出」を新たに追加しました。
成長事業の創出
  • R&Dの強化とイノベーション創出
  • グローバル展開の加速と国際競争力の強化
地球環境との調和
  • CN社会の実現に向けた取り組みの推進
  • 循環型社会の実現に向けた取り組みの推進
2050年ビジョン「変革をカタチに」に基づき、引き続き環境との調和を意識した取り組みを進めます。
人と組織の持続的成長の実現
  • "全ての社員を変革の主役に"
  • "もっと共創&イノベーションを"
新中計の人財戦略ストーリーを反映し、人財領域については、当社が目指す「人と組織の持続的成長の実現」へ一本化し、変革を支える人的基盤を明確化しました。
デジタル変革の加速
  • DX/AX加速によるデータ基盤経営・業務プロセス変革の推進
DX /AXが中長期の企業競争力に与える影響を考慮し、「デジタル変革の加速」を改めて重要課題として位置付け推進します。
ガバナンスの深化
  • コーポレートガバナンスの高度化
  • ERM高度化による経営の意思決定の質向上
中長期の持続可能性に大きく影響する経営判断・リスク管理の重要性が増していることを考慮し、「ガバナンスの深化」により、不確実性への対応力向上を図ります。
健康・人権・コンプライアンスの徹底
  • 健康経営の推進
  • 安心・公正な職場環境の追求
「人が中心の経営」を支える前提として、健康経営の推進、人権の尊重、高い倫理観に基づく行動をグループ全体で徹底するため、「健康・人権・コンプライアンスの徹底」を引き続き当社の基盤として堅持します。

マテリアリティ(重要課題)特定プロセス

当社では、サステナビリティに係る専任組織として、経営企画部内にサステナビリティ戦略室を設置しており、当社グループの事業セグメントおよびバリュー・チェーン全体を対象に、定期的に、サステナビリティ関連のリスクと機会を洗い出し、マテリアリティ評価を実施しています。 マテリアリティ評価は「ダブルマテリアリティ※」の観点で実施し、各リスクにつき、シナリオ分析による将来の事業環境想定なども勘案の上、(a)財務影響/インパクト、(b)発生可能性、 (c)短・中・長期の時間軸の3要素に基づき、社外有識者へのヒアリング、経営会議での議論を通じて、マテリアリティの抽出を行っています。

※環境・社会課題などが企業に与える財務影響(財務マテリアリティ)と、企業活動が環境・社会課題などに与える影響(インパクトマテリアリティ)の双方から重要性を検討する考え方

  1. Step 課題整理、自社取り組みとの紐づけ
    • サステナビリティに関連する目標やガイドライン(GRI スタンダード、SASB、SDGs、ISO26000など)を参考に、環境・社会課題をリストアップ
    • 現在の事業・取り組みと、上記の環境・社会課題との関連性を整理(ポジティブ/ネガティブ両方の観点で関連のあるものを抽出)
  2. Step 事業・取り組みと課題の紐づけ
    ダブルマテリアリティ視点で、紐づいた環境・社会課題をマッピングし、各影響を重みづけ 事業・取り組みと課題の紐づけイメージ
  3. Step ステークホルダーとの対話
    マッピング結果を踏まえ、外部有識者との対話を実施、当社グループへの期待や課題の妥当性を確認
  4. Step 経営層での議論と決定
    社長を委員長とする経営委員会における協議を経て最終決定