内部統制

ガバナンス

内部統制推進体制

出光グループは、内部統制システムの基本方針について、業務の適正を確保するための体制として、取締役会で決議しています。さらに取締役会で、内部統制システムが適切に構築、運用されているかについて確認を行い、実効性あるものとすべく見直しを行っています。
上記の取締役会決議に基づき、執行部門は、取締役および従業員の職務執行がコンプライアンスに適合することを確保し、またリスクマネジメントを有効に機能させるための体制を構築しています。

※ 2023年度内部統制システムに関する基本方針は、コーポレートガバナンス報告書 Ⅳ. 1.内部統制システムに関する基本的な考え方およびその整備状況をご参照ください。

コーポレートガバナンス報告書

コンプライアンス活動

「コンプライアンス規程」に基づき、「リスク・コンプライアンス委員会」を設置し、通報窓口などに報告されたコンプライアンス懸念事例に対する適正な対応をモニタリングするとともに、当社グループにおけるコンプライアンス活動を推進しています。

リスクマネジメント活動

「リスクマネジメント基本要綱」に基づき、3つのディフェンスラインの体制によってリスクマネジメント活動の推進を図っています。これに加えて、「リスク・コンプライアンス委員会」を設置し、重要なリスクの選定、対策などを行うとともに、委員長は「リスク経営委員会」へ答申または報告をしています。

リスク・コンプライアンス委員会
当社グループ全体の重要なリスクの選定、それらへの対策や新たなリスクの把握、ならびにコンプライアンス違反の嫌疑事案についての対応および懲戒処分に関する事項等を審議。総務管掌役員を委員長とし、定期委員会を四半期ごとに開催。

事業部門・関係会社(1stディフェンスライン):第一のラインとして自らの「自己管理」を有効に機能させ、日常的な改善を推進
コーポレート部門(2ndディフェンスライン):自らの「自己管理」を有効に機能させるとともに、第二のラインとしてコーポレート機能を担う専門領域において第一のラインの「自己管理」の状況をモニタリングし、その有効性の維持・改善を支援
内部監査室(3rdディフェンスライン):独立した客観的な立場から、第一、第二のラインの「自己管理」の状況を評価

●内部統制推進体制図

内部統制推進体制図

取り組み

2022年度の主な取り組み

自主点検ウェブシステムの導入推進

従来実施していた自主点検について、点検の結果と改善内容を一元化し、自己管理の実効性を高めるために、「自主点検ウェブシステム」を本社、製油所(事業所)、支店、一部関係会社へ導入、運用

関係会社の内部統制支援

  • 2022年5月の主要関係会社の製品試験に関する不適切行為の判明を受け、「品質保証における不備・不適切行為防止の取り組み」についてグループ横断的に監査を実施

  • 2022年6月1日施行の内部通報者保護を目的とした改正公益通報者保護法に対応し、従業員300名超の関係会社の体制整備を完了

  • 国内外関係会社への監査役派遣を60社超へ拡大