現在の
仕事内容について

ビジネスの現場を理解しつつ、
客観的な視点で投資案件を審議。

私の最初の配属は北陸支店でした。石川県の特約販売店に対し、サービスステーション(SS)運営に関する各種提案を行うほか、北陸3県における直営SSの立上げ、運営管理にも従事しました。その後、アグリバイオ事業部に異動し、畜産事業担当として、当社が独自開発した天然由来成分を原料とする製品の国内・海外営業、販売企画、収支管理を担当しました。現在所属する経営企画部企画二課は、全社の投資を管理する「投資チーム」と関係会社の管理や決裁権限規程の整備などを行う「ガバナンスチーム」から成り、私は投資チームで中期・単年度の投資計画の策定、過去の投資実績や最近の事業環境を踏まえた投資ルールの見直し、各部署が検討する投資案件の審議、燃料油、資源、高機能材事業などの担当として投資の相談窓口などを務めています。

投資の審議においては、各事業分野について理解しながら、社内のルールと照らし合わせてその投資が妥当かどうか、投資実行までの限られた時間の中で判断することが求められます。投資の是非を素早く判断するには、膨大な情報の中から必要な判断材料を見つけ出すことが重要であり、事業部からの情報収集がとても大切です。必要な情報をスムーズに入手できるよう、関係者とコミュニケーションを取りやすい関係を築くことを日頃から意識しています。また、時として投資を進めたい事業部の意向に沿わない厳しい判断をしなければならない場面もあります。私自身も長らく営業の現場に関わってきたので、現場での交渉などの大変さを理解しているつもりです。事業部と対立する場面にあっても、事業拡大に向けて努力されていることに敬意を払うことがとても大切だと考えています。

私の
挑戦と失敗

脱炭素社会の実現に向けて、
柔軟性の高い投資ルールを。

2019年の出光興産、昭和シェル石油の経営統合以降、投資チームでは統合新社としての新しい投資ルールの整備を進めてきました。一般に投資は、投資した金額で適切なリターンが得られることが大切で、どのようなリターンであれば投資すべきか、あるいは投資すべきでないかを客観的に判断できるようルールを決めています。現在ではルールの整備はひと段落しましたが、今度はカーボンニュートラルなどの大きな環境変化に対応するための新たなルール作りが必要な段階を迎えています。

当社が2030年ビジョンに掲げるカーボンニュートラルやエネルギーマテリアルトランジションなどの事業構造改革の実現に向けた投資は、今後投資が拡大する分野であることは間違いありません。しかし、これらの事業は、今後どの分野が主流になるのか、どの程度の利益を生み出せるのかなど、不透明なことが多々あります。現在の投資ルールは、あくまでこれまで培ってきた事業を前提としたルールであり、未知の分野にチャレンジをするための投資判断のルールとしては合わないこともあります。
未来の出光興産の柱となる新たな事業を見出し、育てていくために、より多くの可能性にチャレンジできる新たな投資のルールづくりが必要であると考えています。

一方で、会社を支えてくれている既存の事業への投資ももちろん重要です。最適な資源配分や、全社の投資リターンの向上に向け、審議プロセスの改善なども行っています。

将来の目標・
キャリアビジョン

変革の時代だからこそ味わえる
挑戦の醍醐味。

私は入社以来、キャリアの大半を事業部門、いわゆる営業職で重ねてきました。現在は投資に関わるルール作りや審査に従事していますが、いずれは事業部門に戻り、収益に貢献したいと考えています。できれば、経営企画部の仕事で培った知識や経験を活かし、当社がめざす事業構造改革の推進に寄与する事業の発掘、育成ができる仕事が理想的ですね。これまで燃料油と高機能材の事業を経験しましたので、まだ経験していないクリーンエネルギーの分野にも挑戦してみたいと思います。
エネルギー業界は大きな変革期の只中にいます。カーボンニュートラルの実現に向けて、今後は、これまでにないチャレンジの機会が多く待ち受けているでしょう。この変革の時代にこそ味わえる挑戦の醍醐味を、ぜひ最前線で味わい、楽しみたいと願っています。

質問・回答 Q&A

Q 学生時代に学んだこと、注力したことは?

法学部では税法のゼミに所属していました。学業以外では飲食店のアルバイトに力を入れていました。年齢の近い仲間が集まり、インカレサークルのようで、とても楽しい日々でした。

Q 出光の志望理由と入社の決め手は?

昔から自動車やバイクが好きで、自動車メーカーや自動車部品メーカーを志望していました。関連業界を調べていく中で燃料油業界に興味を持ち、石油業界を志望。出光興産に関心を持ったのは、子どもの頃から見ていた「題名のない音楽会」の印象が強かったからです。

Q OFFの過ごし方は?

休日は、二人の子どもたちとキャンプに行くなど、家族でアウトドアを楽しむことが多いです。また海の近くに住んでいるのでマリンスポーツを楽しんだりもしています。

同僚からの声

持ち前の好奇心で公私ともに挑戦しています。

上司:Y.A

SHIZUNOさんとは、この1年同じチームで仕事をしています。投資案件担当業務では、相手との交渉やストラクチャそのものが複雑な案件も多々ありますが、時に事業部に寄り添い、一方で審議機関としての厳しさも持ちながら、案件審議を進められています。多種多様な事業があるので難易度の高い仕事ですが、そんな中で、ご家族でのキャンプやマリンスポーツだけでなく、庭にピザ窯を作ってみたりと、プライベートでも色々なものに挑戦されています。これからもその懐の深さと好奇心の強さを活かして、課を引っ張っていってください!よろしくお願いします!

1日のスケジュール例 SCHEDULE

08:00
子どもを学校・保育園へ送る
 
09:00
始業(在宅勤務)
メールなどメッセージのチェック。
09:30
課内ミーティング
課内の年間目標達成に向けたタスクの進捗確認、課題などについて打ち合わせ。
10:30
投資事務局の打合せ
経理財務部メンバーを交え、事業部から相談を受けている投資・融資案件の対応について協議。
12:00
昼食
 
13:00
投資に関する事業部の相談対応
事業部が予定している投資案件に関する対応相談、投資したプロジェクトの進捗確認。
15:00
資料作成
投資ルールの変更に関する資料や、全社説明会の資料などを作成。
16:30
投融資委員会の開催
事業部が投資を検討するプロジェクトに関する審査会の実施。
17:30
終業