CAREER & WORKSTYLE
CAREER
MODEL
キャリアモデル紹介
[事務系]
※所属等掲載内容は取材当時のものを含みます。
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キャリア
モデル
01需給部 製品課
K.SHIJO
2012年入社
商学部 経営学科 卒業 -
キャリア
モデル
02地域創生事業室
素材・サービスグループT.KASAI
2012年入社
工学府 機能発現工学専攻 修了 -
キャリア
モデル
03販売部 リテール政策課
H.ISE
2013年入社
国際地域学部 国際地域学科 卒業
燃料油サプライチェーンの川上から川下までを経験。
培ってきた知見を糧に、新たなチャレンジへ。
仕事をする上で大切にしていること
- SKILL-1
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傾聴力
相手の話をよく聞いて理解することは、どのような仕事においても大切なこと。その上で自ら発信することが相互理解に繋がる。
- SKILL-2
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課題解決力
傾聴力によって課題を明確に把握した後に求められるのは、その課題を解決すること。その際に大切なのは、顧客視点に立って関係者と一体となって取り組むこと。
- MIND-1
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Added Value
自分なりのAdded Value(付加価値)を生み出すことを常に考えている。仕事における自分の存在価値を明確にし、何かしらの足跡を残すことを意識する。
- MIND-2
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チャレンジ精神
仕事に慣れが生じるとルーティン化する傾向がある。そうした事態に陥らないために、自身を成長させていくためにもチャレンジすることを心がけている。
私のキャリア MY CAREER
- 入社
1年目 - 九州支店販売課に配属。鹿児島県と熊本県でサービスステーション(SS)を運営する特約販売店を担当。
- 入社
4年目 - 需給部製品課に配属。石油製品の輸出入オペレーション(船舶運航業務、傭船業務等)に従事。
- 入社
9年目 - 軽油・ジェット燃料・灯油等、石油製品の中でも主に中間留分の輸出入の取引業務を担当。
キャリアインタビュー INTERVIEW
経営者の話を丁寧に聞くことの大切さ。
入社後九州支店に配属され、当社が出資する特約販売店の構造改革に取り組みました。その特約販売店は経営状況が非常に厳しく、根本的な立て直しが必要であり、経営状況を好転させることが、入社早々に私に与えられたミッションでした。まだ、右も左もわからない中で私がまず始めたのは、特約販売店の経営者の懐に入り込むことでした。経営者に寄り添い、その話を丁寧に聞く。何に困っているのか、何が悩みなのか、私にできることは何なのか、耳を傾け続けることで、徐々に経営者との人間関係を構築していきました。
一方、決算分析を進め、どこに課題があるのか数字の面からも把握していきました。そして燃料油増販に向けて効果的なイベント、キャンペーンを企画するとともに、コストダウンを含めた経営効率化を提案しました。入社2年目のイベントでは燃料油の大幅増販を実現し、経営改善に大きく寄与することができました。自分なりの付加価値、存在価値を示すことができた取り組みでした。
「現場」を理解することが課題を解決する。
入社3年目に、特約販売店に対し、SSでの取引拡大および燃料油の販促活動を担当しました。この際も経営改善時と同様に、毎週のようにSSがある鹿児島と熊本に足繁く通い、現場の方々と膝を突き合わせ、一体となることで顧客視点に立った課題解決に取り組みました。支店時代に痛烈に感じたのは、SSをはじめとする「現場」を知ることの大切さです。現場を理解するからこそ、課題解決の糸口を見出すことができ、その成果が仕事のやりがいを生むことに繋がっていくと感じました。
入社4年目には新しいことに挑戦したいと考え、社内の「キャリアチャレンジ制度」を活用し、現在の需給部を志望し異動しました。現在は、石油製品の安定供給および全社適正在庫に寄与するために、需給バランスに応じた輸出入業務に従事しています。石油製品は、地政学リスク、気温変動、投機活動など、国内外の様々な外的要因の影響を受けます。コロナ禍ではJET燃料を緊急輸出する局面が生じ、本社と海外子会社との調整役として、双方の意向や現場の事情を確認しながら最適な輸出に尽力しました。ただのメッセンジャーにならないよう、現場の理解に努め、自分の価値を加えることにより、バリューの最大化実現を目指しています。
相手の視点に立つことの大切さを実感。
九州支店での経験、そして現在の担当業務を通じて感じるのは、自分の目と足で確認して相手の視点に立つことの大切さです。仕事では時に、意向が相反する二者の間に立つこともあります。その際、当社グループ全体として、どうすればより利益が最大化でき、両者が理解・納得できるか。その着地点を模索する中で、思考力や提案力といったスキルも培われてきたと考えています。
今後、世界的にカーボンニュートラルへの動きが加速する中、世の中の潜在的ニーズや潮流をいち早くキャッチし、当社のリソースやアセットを活かしながら利益を確保できる仕組みづくりやアイデアが求められると思います。今まで培ってきた燃料油事業での経験を糧に、当社のプロフィットセンターとなるようなビジネスの芽を創出していく業務にチャレンジしたいと考えています。
相手の懐に飛び込んで信頼関係を構築。
Win-Winの施策でビジネスを拡大する。
仕事をする上で大切にしていること
- SKILL-1
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マーケティング力
営業として不可欠なスキルのひとつ。販売計画の立案も経営戦略の立案も、マーケティングに基づいた正確な分析が基礎となる。
- SKILL-2
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人の懐に飛び込む力
特約販売店の担当者は、時に将来を左右する経営判断にも踏み込む必要がある。そのためには社員以上の信頼関係構築が必要であり、人の懐に飛び込む勇気が必要。
- MIND
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Win-Winの関係構築
一人勝ちのビジネスは長続きしない。自分も相手も、関わるすべてのステークホルダーが満足できるWin-Winの関係を構築することがいちばん大切だと確信している。
私のキャリア MY CAREER
- 入社
1年目 - 新入社員研修で、サービスステーション(SS)実習や潤滑油の外販実習などを経験。
- 入社
2年目 - 販売部東北第一販売支店に配属。福島県と山形県の特約販売店を担当し、経営改善やSSでの販売促進企画などを担当。
- 入社
4年目 - 出光リテール販売へ出向。販売部に所属し、販売施策の立案やSSの新規会員制度の構築、担当拠点の収支管理などを担当。
- 入社
6年目 - 販売部中国第一販売支店に配属。広島県内の特約販売店担当として、経営改善やSSの一部改造・セルフ化を実施。
- 入社
10年目 - 地域創生事業室に配属。自治体を切り口とした新規事業創出がミッション。空港を切り口とした事業検討を担当。
キャリアインタビュー INTERVIEW
相手の懐に飛び込み、信頼関係を構築。
これまで私は、主に販売部門を中心にキャリアを重ねてきました。販売部門と一口に言っても、販売促進企画、建設業務、与信管理、特約販売店の経営改善提案など、業務範囲は多岐にわたります。とくに思い出に残っているのは、仙台勤務時代に、ある特約販売店の中期ビジョンを一緒に作成して実行に繋げたことです。毎晩遅くまで経営幹部と地域における存在意義を話し合い、将来の「ありたい姿」を決めていきました。そこから活動具体策を作成し、各年度の数値目標へ落とし込みを行いました。作成したビジョンを発表した時、特約販売店の社員の方々が目を輝かせて聞いてくれたことは今も忘れられません。この体験を通して、私は特約販売店との信頼関係構築に不可欠な「懐に飛び込む」スキルを獲得したと感じています。
また、あるSSでは、大手スーパー裏の駐車場に位置することから「知ってはいるが利用されない」問題を抱えていました。書籍などで必死にマーケティングの知識を学び、現地に何度も足を運んで周辺を徹底的に調査しました。そこで私が出したのは、お客様を誘導する最後の一押しが足りないという結論でした。試したことがなかったチラシ配布を敢行すると、それがうまく顧客誘引につながり、数量目標を大幅に達成することができました。
関係者全員にメリットのある施策を。
入社4年目には、全国に販売拠点がある出光リテール販売に出向し、全国のSS販売施策の企画立案や新規会員制度の構築、担当拠点の収支管理などを担当しました。全国400カ所近い拠点に施策を落とし込まなければならず、非常に苦労しました。
思い出深いのはタイヤの販売促進を行った時のこと。タイヤはSSの中でも収益性が高く、一度購入してもらえるとリピートに繋がりやすい重要な商材です。販売促進にあたっては、全国の選抜SSとタイヤメーカー各社の社員を交えて会議を行い、課題や好事例を共有しながら目標に向けて活動を重ねました。また現地のフォローは各タイヤメーカーの現地スタッフにお願いをすることで補強を行い、その結果、前年対比で大幅な増販・増収となりました。ここで痛感したのは、Win-Winの関係を構築することこそがビジネスを成功に導くカギだということです。全国のSSはもちろん、タイヤメーカーにもメリットがある施策だからこそ協力しあい、同じ目標に向かって団結できたのです。Win-Winの関係構築は、私が仕事をする上でもっとも大切にしているものです。
地域の交通ハブ・空港を起点に新規事業を検討。
現在所属する地域創生事業室では、全国の自治体にある課題を解決する新規事業の検討を進めています。ユニークなのはエネルギー分野だけでなく、交通や観光、福祉などあらゆる側面から検討するところ。私はその中でも、地域の交通ハブとなる空港を起点とした事業検討を進めています。プロジェクトはまだスタートしたばかりで、現在は空港関係者や行政、自治体、民間企業などと関係性を構築しながらニーズを収集し、新規事業の検討を行っている段階です。
たとえばひとつの方向性として、当社子会社で開発している超小型EVや太陽光パネルなどの再生可能エネルギーをうまく組み合わせて、空港のニーズに合致した新たな事業を構想しています。また新たな試みとして、カーボンクレジットなどの活用についても積極的にリサーチを行い、事業の可能性を模索しています。ステークホルダーも多く、事業化にはいくつもの壁が予想されますが、これまで通りWin-Winの関係を構築し、地域に貢献するビジネスモデルをつくりあげたいと考えています。
挑戦することが成長を後押し。
今、次代を見据えた新規事業の開発に挑む。
仕事をする上で大切にしていること
- SKILL-1
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調整力
どのような仕事も一人ではできない。社内外の関係者と協働することで仕事は前進する。そのための調整力・折衝力は必須。
- SKILL-2
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実行力
到達すべき目標を描き、それを実現する道筋を未来から現在へと遡る、「バックキャスティング」の手法によって物事を進めていくことが大切。
- MIND-1
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現場主義
課題に対して、机上で考えていても何も生まれない。特約販売店担当であれば、ビジネスの現場であるサービスステーション(SS)に足繫く通うこと。答えは現場にこそある。
- MIND-2
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有言実行
約束は守り、最後までやり切ることを心がけている。自分ごととして、責任感を持って取り組むこと。その際に周囲への感謝も大切にしている。
私のキャリア MY CAREER
- 入社
2年目 - 入社後1年間の研修を経て、出光スーパーバイジング(株)西日本販売部東海北陸販売課へ出向。スーパーバイザーとしてセルフSSの増収増販に向けた企画や店舗経営をサポート。
- 入社
4年目 - 販売部九州支店販売一課配属。特約販売店担当。経営改善と運営するSSの競争力強化に向けた施策を実施。
- 入社
7年目 - リテールマーケティング部リテール政策課配属。全国のSSのプロモーションや自動車用潤滑油の販売促進・収支管理を担当。
同年、販売部ビジネスセンター配属。新規事業のプロジェクトリーダーとして、「洗濯代行サービス」の開発に着手。実証店舗の立ち上げと運営を担当。 - 入社
10年目~
現在 - 販売部リテール政策課配属。前部署の担当業務を継続しながら、新規事業開発担当として、事業開発ならびに全国の特約販売店へ事業提案を担当。
キャリアインタビュー INTERVIEW
SSの新店立ち上げで学んだ「現場目線」の大切さ。
最初の配属先で実感したのが、「現場目線」の大切さです。SSという現場がどのような仕組みで動いているのか、どのように販売が行われているのか、消費者のニーズ、オペレーションの課題など、実際に製品を売ることで実感することができました。この経験から、SSをはじめとする現場の方への感謝の気持ちを忘れないことを心がけるようになりました。
この時期に担当したのが、2店舗の新店立ち上げです。オープンイベントを企画するなど、新店の集客に全力で取り組みました。分からないことばかりでしたが、上司・先輩の力を借りながら無事オープンすることができ、大きな達成感を味わいました。この立ち上げでも、実際にSSを運営するスタッフとの関係性構築や現場理解のために、足繁く現場に通いました。また、新店立ち上げという目標の実現に向かって、今何をしなければならないか、タスク整理と実行力も身に付いたと感じています。
特約販売店の経営状況を2年で改善に導く。
次に配属となった九州支店での印象深い取り組みは、危機的な経営状況にあった特約販売店の経営改善です。決算分析を進め、SSのストアプロデュースをはじめ効果的な対策を実施するなど、経営に深く関わったことで、2年で経営改善に導くことができました。この際に重要だったのは、特約販売店の話を聞いて理解することと、自身を知ってもらうことでした。その過程で生まれた信頼関係が、経営改善を進める原動力になったと思っています。相手との約束を守り、自分ごととして最後までやり抜く。「有言実行」の大切さを学んだ経験でもありました。
入社7年目にはプロジェクトリーダーとして、新規事業である「洗濯代行サービス」の開発と、実証店舗の立ち上げ、運営を担当しました。チームメンバーのそれぞれの良さを最大限活かせるように業務分担を心がけるなど、自分らしいリーダーシップを模索し、手応えを得ることができました。
特約販売店・SSの新規事業開発に取り組む。
現在所属しているリテール政策課では、特約販売店・SS向けの新規事業の開発に取り組んでいます。当社のリソースを最大限に活かすために、社内外のネットワークをより深めていきたいと考えています。また、当社は全国約6,200のSSネットワークを活かして、地域のお客様に多彩なサービスを提供する「スマートよろずや構想」を打ち出していますが、その一環としてデジタルツールを駆使し、特約販売店・SSのDX推進にも取り組みたいです。一方、「洗濯代行サービス」の開発を進める中で、女性のお客様から「家庭と仕事の両立ができず、自身の思い描くライフプランやキャリアを歩めなかった」という声を多く聞きました。将来は、そういった女性の悩みが少しでも解消できるような仕事に取り組みたいと思い、現在、副業でフェムテック領域のスタートアップでサービス開発のサポートを行っています。スタートアップのスピード感やプロジェクトの運営方法は、さすがに目を見張るものがあります。そこから得た知見を現業の新規事業開発にも活かしていきたいですね。