現在の
仕事内容について

特約販売店は、欠かせないパートナー企業。
最適な販売方法を見出し、収益最大化にチャレンジ。

出光興産は、全国約1,190店の特約販売店、約6,200のサービステーション(SS)を通じて強力なネットワークを形成し、燃料油販売をはじめとした各種事業を展開しています。特約販売店は当社と契約を結んでガソリンや軽油などの石油製品を仕入れ、自ら経営するSSを通じて消費者に販売するほか、工場や物流企業等への販売も行います。国内燃料油販売事業において、特約販売店は欠かすことができない大切なパートナー企業です。
本社の販売部は、国内燃料油販売を統括する部署です。私が所属する特約販売店課の業務は、全国の特約販売店に共通する政策の立案、関係会社の政策・経営管理、M&A案件対応、与信管理・契約管理等、多岐にわたります。たとえば、地域や市場の動向を見据え、燃料油をどのようなチャネルで販売することが収益の確保に繋がるか、他部署とも連携して、最適な販売方法を見出していきます。
その中で私が主に担当しているのが「関係会社」です。関係会社とは出光興産が出資している販売子会社であるため、関係会社が運営するSSは、出光興産グループの直営的な位置づけとなります。施策をダイレクトに展開できる重要なチャネルであり、事業推進の模範となるフラッグシップともいえます。私はその収支を見極めつつ、新たな施策の立案や経営管理を行っています。大きな画を描いて関係会社の戦略を立て、各特約販売店の施策に反映していくことで目に見える成果が生まれたとき、仕事の醍醐味を実感します。

私の
挑戦と失敗

東日本大震災で痛感した使命感。
M&A案件への挑戦で成し遂げた喜び。

私にとって、一つのターニングポイントになったのが、東北支店で特約販売店を担当したことです。前任者からの引継挨拶時に東日本大震災が発生したのです。担当する特約販売店の本社は被災したものの、SSは奇跡的に被災を免れました。しかし現場はパニック状態。その大混乱の中で、SSにいかに燃料油を供給するかが問われました。被災地へのエネルギー供給は、救援・復旧の原動力となるため、出光興産本社も暖房用灯油、ガソリン、軽油などの供給体制を整え、すぐに被災地への配送を開始しました。しかし、特約販売店からのオーダーすべてに応えることは困難な状況でした。限られた燃料油を、いつ、どのSSに、どれだけの量を供給するのが最適なのか、綿密な配送計画を立てて取り組んだ結果、かろうじて安定供給を維持できたことは、私にとって貴重な経験でした。特約販売店の立場に立つことの大切さを再認識すると同時に、自分たちの仕事が社会を支えているという責任の重さを痛感しました。
これまでのキャリアを振り返り、手応えを感じたのは、M&A案件を完遂させた経験です。関東エリアで展開する大型ホームセンターから、自社で運営しているSS約20カ所を売却したいという打診があったのです。買収の契約から買収後の運営スキームの立案など、さまざまな交渉を通じて先方と案件をまとめ上げたことは、私にとって新たなチャレンジとなる仕事でした。M&Aでは、売り手・買い手双方の考えや想いがあり、その着地点を見出していくことが非常に重要です。私は双方がwin-winとなるM&Aを目指し、相手の立場、目線に立った交渉を続けたことで、最適な地点に着地できたと感じています。

将来の目標・
キャリアビジョン

統合シナジー効果を創出し加速させる。
「スマートよろずや」への進化を見据えて。

関係会社担当としてのミッションの一つが、今まで以上の統合シナジーの創出です。関係会社ではまだまだ取り組み余地があると考えており、各社の良さや強みを十全に発揮するための具体的な施策を、これから検討していくところです。
また、当社は「スマートよろずや構想」を掲げています。これは、全国のSSのネットワークを活用して、その地域の課題を解決するサービスを提供しようというもので、カーケア関連のサービスだけでなく、ヘルスケアやドローン基地としての活用、介護サービスなど、SSが地域の人々へ多彩なサービスを提供していく拠点となることを目指しています。今後は、次代のSSの姿を模索していく中で、地域創生や再生可能エネルギーなど、新たな取り組みにも挑戦していきたいと考えています。

質問・回答 Q&A

Q 学生時代に学んだこと、注力したことは?

学生時代は総合政策学部で、経営・国際・公共・環境に関わるさまざまな問題解決に資する政策立案について学びました。特に環境に興味があり、企業の経営戦略と環境問題の関わりについて知見を深めました。

Q 出光の志望理由と入社の決め手は?

働くにあたっては、漠然とながらも社会の基盤を支える、社会の役に立てる仕事に就きたいと考えていました。そこで着目したのが、社会活動を根底から支えている石油業界でした。当社は面接を進めていく中で、社員の方が一番親身になってアドバイスしてくれたこと、良い面も悪い面もざっくばらんに話していただいたことなどから、その社風や人柄に惹かれて入社を決めました。

Q OFFの過ごし方は?

私は現在3児の父親で、休日はもっぱら子どもたちと一緒に遊ぶことが多いですね。子どもの成長は仕事の励みになりますし、一緒に過ごす時間は楽しく、一番のリフレッシュタイムです。

同僚からの声

いつも笑顔で前向きに通り組んでいます!

先輩:D.S

KITAさんとは3年間一緒に仕事をしていますが、忙しい時でもいつも爽やかな笑顔で前向きに取り組んでいる姿、とても感心しています。また、高い対応力や要領の良さも見習うべきところが多く、日々刺激を受けています。仕事と家庭も上手く両立されていますよね。
今、KITAさんが抱えている大きなプロジェクト、大変だとは思いますが、販売部門にとって非常に重要な位置付けの仕事です。関係者をリードして、早期実現に向けて頑張ってください!
引き続き、昼も夜もよろしくお願いします。

1日のスケジュール例 SCHEDULE

08:00
子どもの登園・登校
娘二人を幼稚園・小学校に送る。
08:45
出社
 
09:00
事務作業
TODOの確認、メールチェック。
10:00
チームミーティング
関係会社の収支状況を確認。
12:00
昼食
 
13:00
打ち合わせ
関係部署や関係会社、支店と打ち合わせ。
14:00
外出
関係会社の収支報告会に出席。
16:00
帰社
資料や決裁申請書を作成。
17:00
事務作業
メール・申請書の確認、明日のTODOリストを作成。
17:30
退社
帰宅後は家族団らん。同僚・上司と会食することも。