現在の
仕事内容について

特約販売店の経営改善とリテールサポート。
自らの提案によって経営強化を実現する。

関東第一支店販売一課では、東京都内でサービスステーション(SS)を運営する特約販売店のリテールサポート(販売促進)や経営力強化に取り組んでいます。その中で私の担当先は、エリアの中核を担っており当社と半世紀以上の取引がある特約販売店です。私たち担当者は、価格折衝などの取引業務全般の窓口となることに加えて、「経営改善」の提案や「リテールサポート」など特約販売店に対するコンサルティング機能を発揮することも求められています。
「経営改善」では決算分析によって経営実態・収支状況を把握し、先方の経営ビジョンを踏まえた提案を行います。経営者の方に耳を傾けてもらえるような提案をすることは難しいですが、日々の積み重ねで信頼関係を構築しながら、会社経営の目線に立ってサポートできることは、この仕事の大きな魅力の一つです。次に「リテールサポート」とは、燃料油やカーケア商品など、SSで取り扱っている商品サービスの販売強化を目的とした仕事です。脱炭素のトレンドの中で燃料油需要は漸減、SSへの顧客来店頻度も減少傾向にあります。その中で、担当SSにおける足元商圏のシェアやお客様の再来店状況などを分析し、SS毎の課題に応じて、出光が提供する集客固定化施策や各種イベント・キャンペーン、来店特典を付与できるアプリなどのデジタル施策の導入提案を実施します。たとえば、お客様の固定化に課題があるSSに対してはクレジットカード戦略の強化を提案。割引特典を付与することでカード会員を獲得し、顧客の固定化に結び付くため、出光クレジットなどの関係会社をコーディネートしながらフォローしていきます。その他には、車検やマイカーリースの提供、さらには新規事業の提案等によって、SSが燃料油提供に留まらない、生活者の新たな拠点となる取り組みも進めています。

私の
挑戦と失敗

SSの現場を動かすために何が必要か。
新規事業を目指した社内起業塾への参加。

私たちは特約販売店に向けて様々な提案を行い、経営改善を推進していきますが、そのためには特約販売店との強力な連携・協働が不可欠です。どんなに良い販売の仕組みを作っても、取り組む現場スタッフのモチベーションを向上させないことには、施策の効果は期待できません。まずは、自分自身が自社のサービスを深く理解し、特約販売店の幹部に取り組む意義を感じてもらうこと。そしてSSの店頭に立つ現場スタッフまで浸透させていくことが重要です。販売力の強化に向けて、スタッフの皆さんの知識・オペレーションをアップデートし続けるために人材育成は重要な課題の一つであり、日常のコミュニケーションを通じて相互理解を深め、時には自身が講師役となって勉強会を開催しながら、現場を変えていきたいと考えています。
特約販売店の持続的な発展のために、現在私が挑戦しているのは、新たなビジネスチャンスを見出すことです。変革が求められる時代で活躍するには、DXリテラシーと起業家マインドが不可欠です。社内の起業家塾である「スマートよろずや塾」を自発的に受講し、新規事業アイデアの創出方法について体系的に理解を深めました。燃料油領域に留まらない新規事業の検討を行いながら、「そのアイデアに誰がいくら払ってくれるのか」を常に自問自答する日々でした。
現在は、考案したビジネスアイデアを実証に繋げるプロジェクトに取り組んでいます。こうした塾での取り組みは、固定観念にとらわれず「誰」の「どのような」悩み事を解決するかに重点を置くイノベーションの思考法を身に付けるきっかけになりました。今後、塾で得た知見を支店メンバーに還元し、特約販売店が新規事業などで新たな収益源を見出す手助けをしていきたいと考えています。

将来の目標・
キャリアビジョン

「スマートよろずや構想」を最前線で推進。
将来は、最上流の原油調達に挑戦したい。

「スマートよろずや塾」の背景には、当社が打ち出した「スマートよろずや構想」があります。これは、全国6200カ所のSSと地域とのつながりを活かして、地域住民の生活を豊かにする新しい時代の「よろずや」を作っていくというもので、SSを生活者の新たな拠点とすることを目指しています。現在の特約販売店、SSは、すでに燃料油だけではない「よろずや」として色々な事業に取り組まれています。それを、出光がデジタルを活用してサポートしつつ、新たな商材・サービスを開発・提供すべく取り組んでいきます。当社においても、すでに超小型EVのオートシェア、移動式MRI検診サービス、再生可能エネルギー発電と電力小売り、リハビリ型デイサービス、野菜の直売、洗濯代行サービスなど実証事業が始まっています。私自身、販売の最前線に立つものとして、持続性のある新たなビジネスの種を提供していきたいと思っています。
将来、挑戦したい仕事は原油調達です。入社時から、生活のあらゆる面に影響をもたらす原油のダイナミズムに惹かれ、調達に関わる仕事をしたいと思っていました。石油はこの先も、産業や経済活動において必要不可欠な資源であり続けると考えています。燃料油販売への理解を深めたうえで、原油調達という最上流領域において世界情勢や地政学の視点からエネルギーを取り巻く問題を見つめ直すことで、得られるものが多くあると思います。生活の根底を支えるエネルギーの安定供給を通じ、社会に貢献したいと思っています。

質問・回答 Q&A

Q 学生時代に学んだこと、注力したことは?

学生時代はマクロ経済・ミクロ経済を中心に学び、国際金融系のゼミでは企業価値の分析手法などを学習しました。中学生の頃、フィリピンに滞在した際、インフラ未整備の環境を経験して衝撃を受けたことから、インフラ関連業界など、日本を縁の下から支えるような仕事に携わりたいと考え、勉学に取り組んでいました。

Q 出光の志望理由と入社の決め手は?

社員座談会に参加した際に、「人間尊重」の価値観が強く印象に残りました。この座談会を通じて、人を大切にする会社であることを実感。また、事業を通じて社員の成長を促し、隣人が困っていたら見捨てずに面倒を見る、自分が担当の仕事は(周囲のサポートを受けながらも)自らが決めて進める気概を持つ独立自治の社風にも大きな魅力を感じ、入社を決めました。

Q OFFの過ごし方は?

大学時代は、登山サークルに所属し、北アルプスを一週間かけて縦走するなど、難所高所の登山にチャレンジしていました。現在は時間を見つけて図書館に通うなど、今後の仕事のために見聞を広めることに力を注いでいます。

同僚からの声

社内外で信頼される頼りになる先輩です。

後輩:Y.I

SHIBASAKIさんは、非常に頼りになりチームに欠かせない先輩です。ご自身の担当業務に限らず、チーム全体が力を発揮できるよう、先輩・上司に対しても業務効率化等の提案・主張をされる姿勢は私も身に着けていかなければいけないと思っています。
また、経験が浅い私が行き詰って相談した時はいつも親身になってアドバイスをくださり、本当に有難く思っています。そのような姿を振り返ると、社内外で信頼されているのも大変納得がいきます。
私もSHIBASAKIさんのような社員になれるよう頑張ります。これからも頼りにさせて頂きます! 引き続きご指導のほど、よろしくお願いいたします!

1日のスケジュール例 SCHEDULE

08:45
在宅勤務開始
メールチェック・1日のスケジュールとTODOを整理。
09:00
訪問準備
打合せ資料の最終チェックを済ませ、自宅を出発。
10:00
特約販売店訪問
特約販売店とミーティング。販促活動について打合せ。
12:00
昼食
オフィスまでの帰り道、特約販売店の方から教えていただいたおすすめのお店でランチ。
13:00
帰社・事務処理
担当店からの依頼対応や、報告書作成。
15:00
社内打合せ
 
17:00
事務処理
翌日の訪問用資料を作成。
18:30
退社