労働安全

考え方

出光グループでは「人の安全を最優先に確保するよう、経営資源の適切な配分、設備・プロセス・仕事のしくみの維持管理と改善を通してリスクの低減・排除を行い、事故・災害の撲滅を図るとともに、安全文化の醸成に努める」を安全確保の理念としています。この理念に基づく安全の確保は経営努力の結果であり、事故・災害ゼロはこの分野の最大の成果です。この認識に立ち、生産・物流・販売・研究開発などの全ての事業活動、全ての業務、全ての行動の各場面・段階における様々な価値判断の基準において、安全の確保をもっとも重要かつ優先すべき基準とし、社内規定「安全衛生環境基本要綱」にて以下の具体的な方針を定め、当社に関係する全ての人々の健康と安全・安心に努めています。

方針

安全確保の基本方針

1.人の安全の確保
2.設備・プロセスの保安
3.仕事のしくみ・進め方における安全の確保
4.経営資源の適正な配分・活用
5.安全文化の醸成と安全マネジメントの推進

また、「安全確保の基本方針」の実行を確かなものとするために、「労働安全衛生管理規程」を策定しており、これに基づき、安全及び労働衛生の確保に関する体制、計画の策定、実施、評価及び継続的な改善の手順(労働安全衛生マネジメントシステム)を定め、従業員及び協力会社員含む全ての就業者の安全を確保すると共に、安全水準の維持向上に努めています。

ガバナンス

安全衛生環境への取り組みの推進体制

当社グループでは、従来から「安全・衛生・環境」を経営の基盤と位置付けており、これらの確保・保全の取り組みを推進するため「安全環境本部」を設置しています。安全環境本部は、安全環境本部長、副本部長、関係する部室長および主要関係会社の社長、ならびにその他安全環境本部長が指名する者と事務局で構成されています。
保安・環境担当役員(取締役)が代表取締役社長から委任を受け、本部長として安全衛生環境に関わる最高責任者として本部を統括し、安全環境・品質保証部が事務局を務めています。
安全環境本部は、安全衛生環境に係る中期経営計画や年度基本方針、重点課題を決定した上で、安全環境監査による実績の把握・評価、及び安全・衛生・環境マネジメントシステムの維持、見直し、改善状況の確認を行います。是正、見直しとして、本部長が安全環境本部会議にてマネジメントレビューを行い、次年度の基本方針等へ反映します。
これら体制の中で、常に人の安全を最優先とすることを、経営トップから各事業所が、一貫して追求し活動しています。
また、事業所の大規模災害防止のために社外有識者を含む安全保安諮問委員会を設置し、より有効な安全保安対策の構築を図っています。

●コーポレートガバナンス体制の中の安全環境本部の位置付けと安全・環境マネジメント体制

コーポレートガバナンス体制の中の安全環境本部の位置付けと安全・環境マネジメント体制

2023年度安全環境監査の実績(単位:件)

監査実施数 11
指摘総件数 125
重大な不適合 0
軽微な不適合 10

リスク管理

安全及び環境に関するリスクアセスメント

全社的な安全および環境の確保を目的として、「安全及び環境に関するリスクアセスメント要領」を制定し、危険源の特定およびリスクアセスメントの手順などに関する基本的な考え方を定めています。
本要領に基づき、プロセス・設備を含めた網羅的な潜在危険源の発掘やリスクアセスメントを行い、その結果に基づいて適切な対策を講じることにより、リスクの低減・排除に取り組んでいます。
また、リスクの高い案件については、安全環境本部事務局が管理状況を確認して、経営委員会に共有することで、実行計画の進捗を担保しています。

安全・衛生マネジメントシステム

当社グループは、これまでの経験から培われた安全・衛生に関するノウハウを生かすとともに、労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格(ISO45001)や高圧ガス保安法の認定基準も踏まえた独自のマネジメントシステムを構築し、運用しています。
また内部監査やマネジメントレビューを通じて継続的な改善を行っています。
海外では、2024年6月までに10件のISO45001認証を取得しています。

自然災害リスクマネジメント指針

安全保安諮問委員会のもと、2005年度以降実施してきた設備構造強化などの地震対策について、新たな考え方を反映し、2021年度には地震対策に高潮や台風などの対策も加えた「自然災害リスクマネジメント指針」へと見直しました。以降、この指針に基づいて、巨大台風への対策や想定地震に対するBCPの観点からの耐震評価・対策など、具体的な課題の検討を進めています。

リスクマネジメント

指標と目標

ESGデータ>社会>安全に係る事故件数

取り組み

当社グループの安全衛生環境実績

●2023年出光グループの安全衛生環境実績単位:件

重大事故※1
0件(協力会社0件を含む)
死亡事故※2
当社0件、協力会社1件
休業事故※2
当社16件、協力会社21件
環境異常
2件
  • 火災・爆発など、保安上の事故

  • 当社グループが安全管理する協力会社による請負工事での事故を含む

●労働災害度数率

社員
0.6
協力会社員
0.98
事業所規模100人以上全産業平均値
2.14
  • 100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数

●強度率

社員
0.01
協力会社
0.04
事業所規模100人以上全産業平均値
0.09
  • 1,000延べ実労働時間当たりの労働損失日数

●労働災害度数率の推移(災害発生の頻度)・強度率の推移(災害の重さの程度)

労働災害度数率の推移(災害発生の頻度)

労働災害度数率の推移(災害発生の頻度)

強度率の推移(災害の重さの程度)

強度率の推移(災害の重さの程度)

  • 【集計対象】
    北海道製油所、千葉事業所((株)プライムポリマー姉崎工場)、愛知事業所、徳山事業所、東亜石油(株)京浜製油所、東亜石油(株)水江発電所、昭和四日市石油(株)四日市製油所、西部石油(株)山口製油所(2021年までは千葉事業所にBASF出光(株)を含む)
    社員:上記集計対象拠点に勤務する、出光興産(株)、東亜石油(株)、昭和四日市石油(株)、西部石油(株)、(株)プライムポリマーの社員
    協力会社員:(株)出光プランテック北海道、(株)出光プランテック千葉、(株)出光プランテック愛知、(株)出光プランテック徳山の社員、および上記集計対象拠点が業務を委託する協力会社の社員
    【集計対象期間】1月~12月

  • 事業所規模100人以上全産業平均値は、厚生労働省「令和5年労働災害動向調査」から引用しています

●Trends in occupational accident frequency rate (frequency of accidents) and intensity rate (degree of severity of accidents)

Trends in Occupational Accident Frequency Rates (Frequency of Accidents)

Trends in Occupational Accident Frequency Rates (Frequency of Accidents)

Changes in intensity rate (degree of severity of disaster)

Changes in intensity rate (degree of severity of disaster)

  • Hokkaido Refinery, Chiba Complex (Including Prime Polymer Co., Ltd.
    Anesaki Plant), Aichi Complex, Tokuyama Complex, TOA Oil Co., Ltd., Showa Yokkaichi Sekiyu Co., Ltd., Seibu Oil Co., Ltd. Employees: Including employee of group refinery companies listed above
    Employees of partner companies: Including employees of Idemitsu Plantec Group.
    [Period] January-December

  • The average for all industries with 100 or more employees is taken from the 2023 Survey of Occupational Accident Trends by the Ministry of Health, Labour and Welfare.

ESGデータ>社会>労働災害実績

無事故への取り組み

2024年度も引き続き、「無事故への挑戦」を継続し、「命を守るためのルール」の徹底と決めたことを守り・守らせる風土の定着を図っていきます。
「命を守るためのルール」は、重篤な人身事故を引き起こすリスクが著しく高い5つの行為を禁止することを定めたものです。
近年、協力会社による事故が多いことから、協力会社を含めた全ての就業者が仲間であることを再認識すると共に、自身や一緒に働く仲間の命を守るため、「命を守るためのルール」の徹底を図っています。
また、重篤な人身事故、もしくは重篤な人身事故に至る可能性のあった事例を対象に全社事例検討会を開催し、重篤な人身事故の再発防止に取り組んでいます。

死亡事故の再発防止

当社では「無事故への挑戦」を掲げ、「重篤な人身事故“ゼロ”」を目標に取り組んでいますが、2023年度はグループ会社の管下事業所である太陽光発電所の工事において、死亡事故が1件発生しました。
この事故では、運搬車を運転していた協力会社の方が、操作を誤り架台と運転席に挟まりお亡くなりになりました。当社は発注者として、元請け会社と共に原因究明を行い再発防止対策を取ると共に、当社グループ内での類似事故防止を図るため、事例の周知を図りました。 

2024年度の安全衛生環境基本方針

「無事故への挑戦」を継続し、次の2つを最優先課題として推進する。
■ 仲間※1への思いやりと働きかけによって、「命を守るためのルール」を始めとした決めたことを守り・守らせる風土を定着させる。
■ 安全環境のしくみのPDCAを自律的、かつ確実に廻すことを、本社※2と事業所が一体となって取り組む。

その結果として、次の3つを必達する。
「重大事故“ゼロ”」、「重篤な人身事故※3“ゼロ”」、「環境異常“ゼロ”」

※1 仲間:協力会社を含めた就業者
※2 本社:主管部室及び安全環境品質保証部
※3 重篤な人身事故:死亡および身体に永久障害が残る事故

安全・衛生に関する取り組み

既存設備の耐震性強化

当社グループは、2003年の十勝沖地震を契機に安全保安諮問委員会を設置すると共に、製油所・事業所を対象にした設備構造強化検討会による活動などを通して、法令の基準を上回る想定地震強度に対しても評価・対策を実施してきました。
また2020年度以降、国の強靭化補助事業を活用し、BCPの観点から製油所・事業所に加えて、油槽所にも想定地震に対する耐震評価・対策を実施し、設備の補強に取り組んでいます。今後も当社グループは、更なる耐震性強化を検討・実施していきます。

  • BCPとは、災害時などの緊急事態に損害を最小限に抑え、業務継続や早期復旧を図るために作成する事業継続計画(Business Continuity Planning)のことです。

LPGタンク支持構造強靭化(徳山事業所)

LPGタンク支持構造強靭化(徳山事業所)

災害時受け入れ能力強化を見据えた海上桟橋強化(昭和四日市石油(株)四日市製油所)

災害時受け入れ能力強化を見据えた海上桟橋強化(昭和四日市石油(株)四日市製油所)

LPGタンク支持構造強靭化(徳山事業所)

LPGタンク支持構造強靭化(徳山事業所)

災害時受け入れ能力強化を見据えた海上桟橋強化(昭和四日市石油(株)四日市製油所)

災害時受け入れ能力強化を見据えた海上桟橋強化(昭和四日市石油(株)四日市製油所)

LPGタンク支持構造強靭化(徳山事業所)

LPGタンク支持構造強靭化(徳山事業所)

災害時受け入れ能力強化を見据えた海上桟橋強化(昭和四日市石油(株)四日市製油所)

災害時受け入れ能力強化を見据えた海上桟橋強化(昭和四日市石油(株)四日市製油所)

スーパー認定事業所

当社グループの製油所・事業所では、保安技術の高度化を踏まえた保安力の向上策として、先進的な技術の活用、高度なリスクアセスメント、高度な教育・訓練などに取り組んでいます。その結果、高圧ガス保安法にて高度な保安の取り組みを行っている「スーパー認定事業所」として以下の製油所・事業所が認定されています。

認定事務所のロゴ

 ・徳山事業所(2019年9月5日認定)
 ・千葉事業所(2020年3月17日認定)
 ・北海道製油所(2021年6月29日認定)
 ・愛知事業所 南浜地区(2024年2月5日認定)
 ・愛知事業所 北浜地区(2024年2月5日認定)
 ・昭和四日市石油(株)四日市製油所(2022年6月14日認定)

プラントの高経年化、熟練従業員の減少などに対応するため、 IoT・ビッグデータの活用などの高度な保安の取り組みを行っている事業所が「スーパー認定事業所」として認定されており、産業界全体の保安力向上にも資することが期待されています。認定を受けた事業所に対しては、自主保安の規制合理化が適用され、国際的な競争力の強化につながります。

経済産業省認定事業所

●保安に関する事業所の区分

項目
通常事業所
認定事業所
スーパー認定事業所
連続運転期
1年間
(1年に一度運転を停止し検査)
4年間など
(大臣に認められた期間)
8年以下
(事業者が自由に設定した期間)
完成・保安検査
都道府県が検査
事業者自らが検査
事業者自らが検査
検査方法
告示に定められた方法
大臣に認められた方法
事業者が自由に設定した方法
設置・変更工事
軽微な変更を除き、都道府県の許可
許可不要な軽微変更範囲の拡大
許可不要な軽微変更範囲の更なる拡大
認定期間
-
5年間
7年間
保安力の見える化(マーク)
-
認定マーク
スーパー認定マーク

安全確保における先進技術の活用

当社では、全社横断的に先進技術の検証・導入を進めています。一例としてはAIを活用した設備診断技術の開発やボイラー燃焼制御へのAI活用による装置変動の抑制、サイバーセキュリティ対策、VRによる危険体感教育や実践的なシミュレータなど、種々の技術を各所の状況に合わせて導入しています。

全国安全週間の取り組み

「人の安全を最優先に確保する」ことを安全確保の理念とする当社にとって、労働災害防止を目的に展開される全国安全週間は、職場の安全を点検する貴重な機会です。この機会をとらえて、代表取締役社長から当社グループ社員宛にメッセージを発信して安全に向けての決意を表明すると共に、当社で定める「命を守るためのルール」の遵守の徹底を図っています。

パートナーシップ

社内安全表彰

●2023年度

表彰対象 表彰・受賞名 達成記録 表彰日 記録達成日 主催
出光電子材料韓国(株) 無事故無災害記録
金賞
3,000日 2023年10月16日 2023年6月17日 安全環境本部
成田水素ステーション 無事故無災害記録
銅賞
3,000日 2023年9月25日 2023年6月17日 安全環境本部
永瀬産業(株) 無事故無災害記録
銅賞
3,000日 2023年9月26日 2023年6月17日 安全環境本部
沖縄油槽所 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2023年11月30日 2023年7月24日 安全環境本部
出光大分地熱(株)滝上事業所 無事故無災害記録
銅賞
3,000日 2023年11月16日 2023年6月17日 安全環境本部
石炭・環境研究所 無事故無災害記録
銅賞
3,000日 2023年10月25日 2023年8月12日 安全環境本部
(株)出光プランテック千葉 無事故無災害記録
銅賞
280万時間 2023年11月16日 2023年8月7日 安全環境本部
出光ルブ・インド パタルガンガ工場 無事故無災害記録
銀賞
460万時間 2023年10月5日 2023年8月23日 安全環境本部
出光タンカー(株)APOLLO ENERGY 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2024年1月26日 2023年9月2日 安全環境本部
岸和田油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2023年12月7日 2023年10月15日 安全環境本部
出光潤滑油(中国)有限公司 天津工場 無事故無災害記録
銅賞
230万時間 2024年1月16日 2022年8月16日 安全環境本部
出光ベトナムガス開発(株) 無事故無災害記録
銅賞
150万時間 2024年3月28日 2023年10月6日 安全環境本部
出光電子材料(中国)有限公司 成都工場 無事故無災害記録
銅賞
1,400日 2024年2月1日 2023年10月25日 安全環境本部

●2022年度

表彰対象 表彰・受賞名 達成記録 表彰日 記録達成日 主催
マッセルブルック鉱山(オーストラリア) 無事故無災害記録
銀賞
2,400日 2022年4月1日 2021年12月7日 安全環境本部
出光バルクターミナル(株) 無事故無災害記録
銅賞
1,200日 2022年7月27日 2022年3月19日 安全環境本部
高松アスファルト基地 2022年度安全活動優良事業所 2022年9月30日 安全環境本部
出光ルブテクノインドネシア カラワン工場 無事故無災害記録
銀賞
460万時間 2022年10月24日 2022年4月22日 安全環境本部
(株)出光プランテック徳山 無事故無災害記録
銅賞
280万時間 2022年12月21日 2022年8月19日 安全環境本部
(株)エス・ディー・エス バイオテック つくば研究所 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2022年12月23日 2022年8月12日 安全環境本部
出光リテール販売(株) 関西カンパニー 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2022年10月1日 安全環境本部
出光エンジニアリングベトナム 無事故無災害記録
銅賞
150万時間 2023年1月20日 2022年6月30日 安全環境本部
函館油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2023年2月3日 2022年12月5日 安全環境本部
徳山事業所 無事故無災害記録
金賞
570万時間 2023年2月9日 2022年11月12日 安全環境本部
福岡油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2023年2月10日 2022年10月2日 安全環境本部
材料開発センター、生産技術開発センター 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2023年3月1日 2022年11月16日 安全環境本部
出光ユニテック(株) 商品開発センター 無事故無災害記録
銀賞
2,800日 2023年3月1日 2022年1月29日 安全環境本部
プラロックアジア(タイランド) 無事故無災害記録
銀賞
2,400日 2023年3月29日 2022年12月16日 安全環境本部

●2021年度

表彰対象 表彰・受賞名 達成記録 表彰日 記録達成日 主催
高松アスファルト基地 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年4月8日 2021年4月8日 安全環境本部
三重プラント 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年4月8日 2021年4月8日 安全環境本部
昭石化工(株)瀝青袖ヶ浦事業所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年4月8日 2021年4月8日 安全環境本部
広島小屋浦油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年4月26日 2021年4月8日 安全環境本部
日本グリース(株)神戸工場 無事故無災害記録
銅賞
1,200日 2021年10月1日 2020年11月19日 安全環境本部
日本グリース(株)技術研究所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年10月1日 2021年4月8日 安全環境本部
碧南LPG基地 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年10月14日 2021年4月8日 安全環境本部
釧路油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年11月25日 2021年4月8日 安全環境本部
釧路西港油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年11月25日 2021年4月8日 安全環境本部
八戸油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年11月25日 2021年4月8日 安全環境本部
秋田油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年11月25日 2021年4月8日 安全環境本部
(株)昭友 秋田共同油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年11月25日 2021年4月8日 安全環境本部
広島油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年11月29日 2021年4月8日 安全環境本部
高松油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年11月29日 2021年4月8日 安全環境本部
高知油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年11月29日 2021年4月8日 安全環境本部
長崎油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年11月29日 2021年4月8日 安全環境本部
唐津油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年11月29日 2021年4月8日 安全環境本部
ジャパンオイルネットワーク(株)苫小牧油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月13日 2021年4月8日 安全環境本部
ジャパンオイルネットワーク(株)青森油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月13日 2021年4月8日 安全環境本部
ジャパンオイルネットワーク(株)八戸油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月13日 2021年4月8日 安全環境本部
ジャパンオイルネットワーク(株)松本油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月13日 2021年4月8日 安全環境本部
ジャパンオイルネットワーク(株)清水油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月13日 2021年4月8日 安全環境本部
ジャパンオイルネットワーク(株)小倉油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月13日 2021年4月8日 安全環境本部
ジャパンオイルネットワーク(株)福岡油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月13日 2021年4月8日 安全環境本部
ジャパンオイルネットワーク(株)八代油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月13日 2021年4月8日 安全環境本部
塩釜油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月20日 2021年4月8日 安全環境本部
貞山塩釜油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月20日 2021年4月8日 安全環境本部
高崎油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月20日 2021年4月8日 安全環境本部
日立油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月20日 2021年4月8日 安全環境本部
東京油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月20日 2021年4月8日 安全環境本部
八丈島油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月20日 2021年4月8日 安全環境本部
大井川油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月20日 2021年4月8日 安全環境本部
新潟油槽所 無事故無災害記録
銅賞
2,200日 2021年12月20日 2021年4月8日 安全環境本部
出光エンジニアリング(株)国内工事グループ 無事故無災害記録
銅賞
150万時間 2021年12月23日 2021年8月31日 安全環境本部

●2020年度

表彰対象 表彰・受賞名 達成記録 表彰日 記録達成日 主催
出光ユニテック(株)兵庫工場 無事故無災害記録
銅賞
1,000日 2020年7月30日 2020年2月19日 安全環境本部
株式会社ペトロスター関西 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2020年9月15日 2020年9月15日 安全環境本部
永瀬石油株式会社 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2020年10月29日 2020年6月29日 安全環境本部
石油輸送サービス株式会社 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2020年10月29日 2020年6月29日 安全環境本部
プラロックアジア(タイ) 無事故無災害記録
銅賞
1,400日 2020年11月16日 2020年3月21日 安全環境本部
御前崎製造所 無事故無災害記録
銅賞
2,000日 2020年11月20日 2020年9月20日 安全環境本部
徳山事業所 無事故無災害記録
銀賞
380万時間 2021年2月25日 2020年12月15日 安全環境本部
出光電子材料韓国 工場 無事故無災害記録
銀賞
2,000日 2021年3月8日 2020年9月20日 安全環境本部
出光ユニテック(株)三重工場 無事故無災害記録
銀賞
2,000日 2021年3月25日 2020年9月20日 安全環境本部

●2019年度

表彰対象 表彰・受賞名 達成記録 表彰日 記録達成日 主催
徳山事業所 無事故無災害記録
銅賞
190万時間 2019年4月18日 2019年1月11日 安全環境本部
優秀乗務員(137名) 優秀乗務員表彰 無事故・無違反の継続 2019年5月24日 光運会
出光ルブインド パタルガンガ工場 無事故無災害記録
銅賞
230万時間 2019年7月12日 2019年2月28日 安全環境本部
生産技術センター 無事故無災害記録
銅賞
1,500日 2019年8月1日 2019年5月9日 安全環境本部
出光タンカー(株)’’NISSHO MARU’’ 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2019年9月21日 2019年8月17日 安全環境本部
出光タンカー(株)’’IDEMITSU MARU’’ 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2019年9月21日 2019年8月17日 安全環境本部
出光タンカー(株)’’APOLLO DREAM’’ 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2019年9月21日 2019年8月17日 安全環境本部
出光タンカー(株)’’ASTOMOS EARTH’’ 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2019年9月21日 2019年8月17日 安全環境本部
出光ルブテクノインドネシア(ILTI) 2019年度安全活動優良事業所 2019年9月26日 安全環境本部
出光ルブテクノ(株)門司事業所 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2019年10月31日 2019年8月17日 安全環境本部
機能材料研究所 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2019年12月6日 2019年8月17日 安全環境本部
(株)出光プランテック北海道 無事故無災害記録
銅賞
1,600日 2020年1月16日 2019年8月17日 安全環境本部

安全教育

全社教育

新入社員教育研修の中で、当社の過去の重大事故の映像などを用いて安全の啓発を行っています。安全第一が当社の経営の基盤であり、そのことを常に自覚するよう、意識付けを行っています。

安全環境本部主催の教育

安全環境本部事務局である安全環境・品質保証部は、自律的に自部室・自所の安全環境管理のPDCAを推進するための指導力を培う教育研修を実施しています。各部室のキーパーソンを対象に、社内規程に基づく役割と安全環境管理の基本を教育するための基礎研修や、安全環境管理能力を向上させるための研修(下表参照)を実施しています(2023年度は計11回実施)。

●2023年度 安全環境・品質保証部管轄 実施研修一覧(安全分野)

教育研修名称
延べ参加人数(人)
延べ研修時間(時間)
安全および環境新任担当役職業務推進基礎研修
173
692
安全および環境担当役職レベルアップ研修
127
889
安全環境監査技能向上研修
91
364
安全および環境リスクアセスメント研修
(1部:講義)100
(2部:演習)25
(1部:講義)300
(2部:演習)100
事故故障解析力向上研修
10
110
環境管理能力向上研修
167
1,002
合計
693
3,457

製造技術部門 技術研修センター主催の教育

【製造設備の運転員の育成】

技術研修センターでは、全ての運転員をプロダクションエンジニア(PE)として育成するための教育を行っています。PEは、プロセス、設備およびシステムを論理的に理解し、またそれらの相互関連を把握して総合的な判断を行い、安全かつ高効率な製油所・事業所操業の最適運転を実行できる運転部門の技術者であり、当社グループの製油所・事業所の安全を担保しています。

【保安教育の強化】

保安研修の様子

保安研修の様子

技術研修センターでは、保安教育の強化を図っています。たとえば、直長または代行者(直長補佐)を対象に、指揮者としての緊急時・非常時の措置判断力向上を目的とした直長級研修を実施しています。この研修は、実際に徳山事業所で運転していた脱硫装置を改造した訓練プラントを使用し、受講者が運転チームを編成して実施する、自社開発による国内唯一の高度な訓練です。受講者は、夜間・休日に異常が発生し、事象が進展する中での通報、初期活動、緊急停止、防災活動など、現実に即した内容の訓練を実施しています。また、製油所・事業所の新任技術系課長などを対象に、保安管理マネジメント研修を実施しています。この研修は2回に分けて実施され、各受講者は、基礎研修で保安管理上のポイントを再確認し、フォローアップ研修で保安強化に向けた問題認識と行動計画を明確にします。これらの研修は、関係精製会社にも門戸を広げています。その他、行政、団体向けの体験研修や、地域と連携した人材育成の一環として、社外研修センターとの共催で当社の危険体感設備・VRを活用した安全感性向上講座を開催しており、社外からも高い評価を受けています。

実践的な消火活動訓練

【製油所・事業所での防災要員の訓練】

万が一、火災・爆発などが発生した場合、製油所・事業所内外への被害を最小限に抑えるために、初期消火活動や拡大防止措置の実施が非常に重要です。そこで、防消火基礎理論に基づいた実践的訓練の積み重ねが重要との認識の下、防災要員の訓練に力を注いでいます。たとえば、防災活動の基礎を座学で学び、実機での資機材取り扱いやホース展張訓練を計画に沿って実施しています。特に北海道製油所、千葉事業所、愛知事業所では、実火訓練場を使用した接炎訓練も実施しています。

千葉事業所における総合防災訓練(2019年9月)

千葉事業所における総合防災訓練(2019年9月)

愛知事業所における大型タンカー緊急離桟訓練(2019年9月)

愛知事業所における大型タンカー緊急離桟訓練(2019年9月)

千葉事業所における総合防災訓練(2019年9月)

千葉事業所における総合防災訓練(2019年9月)

愛知事業所における大型タンカー緊急離桟訓練(2019年9月)

愛知事業所における大型タンカー緊急離桟訓練(2019年9月)

千葉事業所における総合防災訓練(2019年9月)

千葉事業所における総合防災訓練(2019年9月)

愛知事業所における大型タンカー緊急離桟訓練(2019年9月)

愛知事業所における大型タンカー緊急離桟訓練(2019年9月)

【新潟防災訓練所での実火訓練】

安全環境・品質保証部は新潟防災訓練所を有しており、社内はもとより業界各社などから毎年多数の受講生を継続的に受け入れています。訓練は、事業所で発生する設備別の火災を想定しており、理論(座学)と実践(実火訓練)により油火災の性質に適した初期消火法を習得することで、事業所の初期消火体制の強化を図っています。

社外教育の活用

【トップ層向け研修】

重大な産業事故災害を防止するためには、製油所長・事業所長などの現場の経営トップが保安に対する強い意識を持ち、その強いリーダーシップの下、事故防止対策を推進することが非常に重要です。そこで、石油業界・化学業界の関係団体と当社を含めた関係企業が、社外の研修センターに経営トップの保安意識醸成の重要性を訴えました。それが発端となり、同センター主催によるスペシャル講座「これからの安全とトップ層の役割」が2016年3月から定期的に開催されています。当社では、現場の製油所長・事業所長や本社製造技術部のトップ層がこの講座を毎年受講し、同センター周辺の企業を中心とした他社の製油所長や工場長と共に産業保安のリーダーシップ強化を図っています。