水置換洗浄と防錆性を両立、手直し工程を大幅削減する防錆油

ダフニースーパーコートRSの用途

あらゆる分野での金属部品の洗浄+防錆にご利用いただけます。
自動車/二輪/航空機/建機/農機/船舶/鉄鋼/ロボット/その他金属加工
特にクーラントや水系洗浄剤使用後の水置換洗浄(金属表面から水分を除去する工程)・防錆で効果を発揮します。

オイル交換による改善事例

従来はクーラント(水系加工液)で加工されたギヤ部品の洗浄を行い、次の加工ラインに移るまでの保管を行っていた。しかし、雨季/土日/長期連休中などに保管中の部品が錆びてしまうことから手直しにかかる労力削減に向けて保管前に防錆工程を追加するようにした。一方で、防錆タンクの追加、工場レイアウトの圧迫、生産性の低下、消耗品使用量の増加など1部品製造にかかる各種コストの増加に繋がっていた。
水置換洗浄と防錆を兼ねたダフニースーパーコートRSの紹介を受け、早速トライアルを開始。強力な水置換洗浄工程を有することから洗浄工程を削減出来たことに加えて、優れた防錆力を有することから洗浄・防錆の2工程を1工程に集約することが出来た。これにより消耗品使用量と現場での手間の削減に繋がり、生産性の向上に繋がっている。

オイル交換による改善事例

ダフニースーパーコートRSの製品特長

防錆工程が必要とされる現場では、水溶性加工液や水溶性洗浄剤を使用した後の防錆処理工程で品質不良の課題が多く発生しております。そのほとんどが防錆工程で製品の表面から水分や加工液の成分が除去し切れていないことが原因です。対策として防錆処理前に水置換洗浄が行われることが多いですが、工程が1つ増えることにより生産性の低下、コストの増加に繋がります。そのような現場のお悩みを解決するべく開発されたのが「スーパーコートRS」です。

■水置換性と防錆性の両立が、手直し工程を大幅削減します

水置換性は従来の水置換型洗浄油と同等、防錆性は従来の防錆油と同等の性能を有します。
従来の水置換型防錆油では、防錆性が低いため製品に錆が発生しやすくなり、手直し工程が増え、生産性が低下します。水置換性も防錆性も高い「スーパーコートRS」なら仕上がり品質が安定するため、手直し工程を削減できます。

【なぜ水置換性と防錆性を両立できるのか?】

なぜ水置換性と防錆性を両立できるのか?
なぜ水置換性と防錆性を両立できるのか?

Ca系防錆添加剤より先に水置換防錆添加剤が界面に吸着。水置換防錆添加剤が素早く水置換。Ca系防錆添加剤が金属表面に吸着し水置換防錆添加剤が離れることで強力な水置換と優れた防錆性を発揮します。

■臭い低減、高引火点への引き上げなどで、労務環境を向上させます

防錆油特有の甘ったるい臭いを低減。加えて低粘度のため製造ラインや製品のべたつきを抑えることができます。またオイルの危険物区分を第三石油類に引き上げたことで、火災リスクの低減はもちろん、消防法の定めにより指定数量が増えるなど、全体として労務環境が向上します。脱バリウム系添加剤を使用し、環境配慮も同時に実現しています。

■水分離性が高いため、廃・給油量を抑えてコストカットに繋がります

水系加工後の防錆では、水系加工液などの水分がタンクに入り込みます。このとき防錆油の水分離性が低いと、水分が防錆油と混ざって乳化した状態に。このまま水をドレインアウトしようとすると余分な防錆油分も捨てることになり、使用量が増えてしまいます。水分離性が高いスーパーコートRSなら、分離した水のみを破棄することが可能であるため、廃・給油量を削減出来ます。上記手直し工程の削減とともに、コスト面でも大きく貢献します。

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