デジタル変革
戦略
当社を支えるDX
当社は「変革をカタチに」を合言葉に、データ活用とデジタル技術の活用により、生産性向上とビジネスモデルの変革に取り組んでいます。
DX推進の土台である、データを利活用しやすいデータ基盤の整備とデジタル技術を活用できる人財育成を推進しながら、3ステップでDXを推進しています。STEP1、2では、日常業務の効率化や業務プロセス変革に取り組み生産性向上を図っており、STEP3では、新たな価値創出を目指しています。
データの一元化・標準化を実現し、AI の適用効果を拡大させるとともに、これらのデジタル技術を駆使して変革を推し進めることができるDX人財の育成を推進することで、さらなる顧客価値の創出を目指していきます。
●DX推進ステップ
取り組み
DX推進ステップ毎の取り組み
戦略のステップに基づき、以下の取り組みを進め、DX推進を継続しています。
| STEP3 |
CN燃料の最適燃焼を提案するAIシミュレーター 有望材料の絞りこみをMIで高速化 AIによる外面腐食評価(AI画像診断) |
|---|---|
| STEP2 |
AIによる人財マッチング 生産設備のデータ統合・分析基盤構築 市民開発による業務改善、生成AI活用PoCの実施 BI活用による最適商品計画 |
| STEP1 |
SFA活用レベル向上 業務プロセスの電子化、契約書の電子化 |
| STEP0 |
|
STEP0:データ基盤整備・DX人財育成
業務システムのクラウド化を完了させ、データやAIを自在に活用すべく、データ基盤の整備に取り組んでいます。
全従業員が自律的にデジタル技術を活用できるよう、習熟度に合わせて育成プログラムを展開しています。ベーシック(基礎的な知識・思考方法を理解できる)」、「コア(課題に対してDXの実装をリードできる)」、「エキスパート(戦略が策定できる)」の3つの熟達レベルに分けられており、2025年10月1日時点で、それぞれ、4914名、618名、187名に達しています。また、生成AIに関するセミナーや勉強会にも5,000名以上が参加しています。
STEP1:日常業務の効率化
現在、1万名以上の従業員が生成AIとAI搭載オフィスツールを活用しています。市民開発によるローコードアプリ(657個)も充実してきており、文書の要約や議事録作成の省力化などに加え、社内の問合せ業務や情報検索など、日常業務の効率化が進んでいます。
STEP2:業務プロセス変革
AIの活用を前提とした業務プロセスの最適化や効率化を推進しています。燃料油の配船業務では、独自に配船最適化モデルを開発し、配船業務の効率化を実現しました。また、製造部門では統合情報プラットフォームを活用して現場作業を改善するなど、業務プロセス変革の取り組みも活発化しています。
STEP3:新たな価値創出
Drive On(SS会員向けデジタルプラットフォーム)の顧客接点の強化、MI/DXを活用した研究開発の高度化、CN燃料の利用比率向上ソリューション、製造設備のAIによる外面腐食評価システムなどに取り組んでいます。