タグボート

タンカーのような大型船は港湾内で速度を落とすと舵が効きづらくなり、自力では簡単に方向が変えられない為、タグボートの力を借りて離着桟します。

タグボートは湾の入り口からパイロット(水先人)の指示により大型船をエスコートし、着岸時には船の手足となって舵取りの補助や速度制御をしてくれる曳き船です。
大型船の船側(着岸舷の反対側)に数隻並び、タグボートの船首から出されたロープ、いわゆる“タグライン”で大型船を曳いたり、タグボートの船首を大型船に押し付けて押したりします。
タグボートの船首には大型船を押す際に船体を傷つけないように多くのタイヤが取り付けてあります。
VLCCでは、着桟時に5~6隻、離桟時には3~4隻程度のタグボートが船側に並びます。

  • 3,000馬力の力でタンカーの舵を手助け

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  • タンカーを曳くタグボート

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