出光タンカーの歩み

出光グループは1911年(明治44年)創業以来、つねに“生産者から消費者へ”という社是のもとに、石油を社会のすみずみまで供給する重大な使命を果すべく努力しています。
油田の開発、大型タンカーの建造、製油所、石油化学工場の運営など、採掘、輸送、精製、加工、販売まで一貫した体制を整えて、安定供給の実現を目指しています。

当社は出光グループの外航輸送部門を担当しています。出光外航部門の歴史は、1938年の第一世日章丸(1.4万t)建造にはじまり、1951年には第二世日章丸(1.8万t)を建造しました。本船は1953年イランからの石油積取りで世界を沸かせました。
1962年には当時世界最大の第三世日章丸を、さらに、1966年には世界ではじめて20万tの壁を破る出光丸を建造し、マンモスタンカー時代の幕開けを演じました。

また近年では、安全監督の派遣やSIREメンバーとして各種タンカーの検船を積極的に進めるなど、石油輸送における安全運航の追求を日々進めております。

1962(昭和37年) 8月 出光興産の船舶部から独立し、出光タンカー株式会社を設立
10月 日章丸(三世、139,328重量t、当時世界最大)就航(竣工時は132,334t)
1963(昭和38年) 9月 事務所をパレスビル(東京都千代田区)より出光館(現 日章興産ビル、東京都中央区銀座)に移転
1966(昭和41年) 12月 世界初の20万t級タンカー出光丸(一世、209,413重量t)就航
(竣工時は209,302t)
1970(昭和45年) 8月 沖ノ嶋丸(一世、254,772重量t、当時日本最大)就航
1971(昭和46年) 12月 大嶋丸(222,401重量t)就航(国際条約に先駆けてイナートガス装置を設置)
1980(昭和55年) 11月 出光タンカー初のLPG船 玄海丸(49,985重量t)就航
1981(昭和56年) 2月 日章丸(四世、257,865重量t)就航
1983(昭和58年) 3月 LPG船として始めて玄海丸が船員制度近代化に参画
※後に、日章丸(四世)が16名体制、出光丸(二世)、松寿丸(二世)が14名体制を実施
1985(昭和60年) 10月 超省力化船 出光丸(二世、258,090重量t)就航
1986(昭和61年) 8月 事務所を品川不動産ビル(東京都中央区日本橋浜町)に移転
12月 超省力化船 松寿丸(二世、258,034重量t)就航
1987(昭和62年) 7月 APOLLO SUN(旧 日田丸)が混乗開始
1989(平成元年) 11月 事務所を出光三田ビル(東京都港区芝)に移転
1993(平成5年) 8月 省エネ二重反転プロペラ採用の沖ノ嶋丸(二世、258,079重量t)就航
10月 出光VETTING業務開始
1994(平成6年) 10月 コスト競争力のある会社を目指し、船内自主保全(OBM: ON BOARD MAINTENANCE)を全船一斉に開始
1995(平成7年) 1月 品質マネジメントシステム(ISO9001)取得
3月 事務所を出光新宿ビル(東京都新宿区大久保)に移転
9月 日本の石油会社初のダブルハルタンカーSUPER ZEARTH(265,353重量t)就航
2002(平成14年) 11月 環境マネジメントシステム(ISO14001)取得
2004(平成16年) 5月 日章丸(五世、300,544重量t)就航
2007(平成19年) 11月 IDEMITSU MARU(300,433重量t)就航
2014(平成26年) 11月 APOLLO DREAM(312,073重量t)就航
2015(平成27年) 9月 事務所を神保町三井ビルディング(東京都千代田区神田神保町)に移転
2019(平成31年) 4月 APOLLO ENERGY(312,513重量t)就航
2020(令和2年) 1月 吸収合併により昭和シェル船舶株式会社と経営統合
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