ご挨拶

代表取締役社長 稲垣 富生

当社は、出光グループの外航輸送部門として1962年に創立されて以来、60年以上にわたり原油をはじめとするエネルギー資源の輸送を担い、グループの成長とともに歩んでまいりました。

創立当初より、タンカーの大型化を先駆けて推進し、業界の進歩に貢献してきました。1962年には世界最大(当時)の13万トンタンカー「日章丸」を建造し、続く1966年には世界初(当時)となる20万トンを超える大型タンカー(VLCC)「出光丸」を就航させるなど、VLCCの建造・運航分野で海運業界をリードしてきました。また、高度なタンカー運航技術を持つ日本人船員およびフィリピン人船員の育成にも尽力してまいりました。

こうした長年の経験と技術を結集し、2025年3月には最新鋭の環境対応型VLCC2隻の建造を決定しております。竣工は2028年および2029年を予定しており、これにより、大型タンカーのパイオニアとしての役割をさらに強化し、海運業界の脱炭素化に寄与していく所存です。

さらに、原油輸送を通じて培った知見を活かし、LPG、石油製品、化学品、潤滑油、石炭など多様な輸送ニーズに応えるべく、事業領域を拡大してまいりました。

今後も「安全・安定・効率的な外航輸送」を実現することを使命とし、地球環境問題への取り組みを積極的に進めてまいります。また、出光グループが推し進める低炭素・脱炭素事業に関連する外航輸送を担うことで、グループ全体の低炭素化・脱炭素化への貢献を果たしていきます。

代表取締役社長 稲垣 富生

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