CALP PPS 標準射出成形条件表

予備乾燥 ■120~140℃×5~2hr
  • CALP PPSは、低吸水性の樹脂ですが、安定して成形品を得るためには、ペレットの予備乾燥が必要です。
シリンダ温度 ■(ホッパー下) 280–300–320-320℃(ノズル)
  • 上限温度は340℃にして下さい。
  • 設定温度が高すぎますと、劣化が進み、本来保有している機能が発現出来ない場合があります。
  • 設定温度が高すぎますと、ドローリングやガスが発生しやすくなることがあります。
  • 成形機がオープンタイプでドローリングが問題になる場合は、ノズル温度を若干(10~20℃)下げてください。
  • 供給部(後部)の設定温度を低くしすぎますと、スクリューやシリンダの磨耗が促進される恐れがあります。
金型温度 ■130~160℃(推奨)
  • 金型温度により成形品の結晶化度が変化し、寸法安定性、機械的強度、外観などに影響をおよぼします。また、金型温度を安定させるために、断熱板の使用をお勧めします。
  • 低温金型成形する場合には、60~80℃に設定して下さい。ただし結晶化が不十分のため、後収縮による寸法変化や、強度・耐熱性が低下する場合があります。
その他
  • 成形機内に10分以上滞留させないで下さい。また、成形再開時には、パージを充分に行って下さい(焼けやシルバー等の外観不良が発生することがあります)。
  • パージには、低MIのPEや市販のパージ材をご使用下さい(パージ開始時は、シリンダ温度を成形温度のままにして下さい)。
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