CALP 標準射出成形条件表

予備乾燥 ■難燃グレード(フィラー添加) 110~120℃×2~4hr
■難燃グレード(フィラー未添加) 80~90℃×2~4hr
■非難燃グレード 110~120℃×2~4hr
  • 成形前にペレットの予備乾燥が必要です。乾燥が十分でないとシルバーストリークなどの不良現象が出ることがあります。
  • 乾燥には金庫型もしくはホッパードライヤーをご使用願います。
シリンダ温度 ■難燃グレード(フィラー添加) 170~230℃
■難燃グレード(フィラー未添加) 170~210℃
■非難燃グレード 180~240℃
  • 射出成形機は一般的な成形機で問題有りませんが、ヘッド部での滞留が少ないシリンダやスクリュウを持つ機種を選定することをお薦めします。
  • 難燃グレードへのシャットオフノズルの使用は、せん断発熱による樹脂の焼け、ガスの発生が考えられますので使用は避けて下さい。
金型温度 ■20~60℃(推奨)
  • 金型温度により成形品の結晶化度が変化し、寸法安定性、機械的強度、外観などに影響をおよぼします。また、金型温度を安定させるために、断熱板の使用をお勧めします。
その他
  • 成形を一時中断する場合、シリンダ温度を160~180℃に下げてください。また、再スタート時は2~5ショット分、廃棄して下さい。
  • 成形終了時及び長時間中断する場合、PPまたはPEでシリンダ内を置換して下さい。
  • 成形終了後の金型には、布拭き、防錆材塗布などの防錆処置を実施して下さい。
  • 難燃グレードは、樹脂の焼けやガスの発生が懸念されますので、30分以上の滞留やホットランナーの使用は避けてください。
注意事項
1. 本資料に記載されたデータは、特定の条件下で得られた測定値の代表例です。
2. 医療器具、医療品用途および食品器具・包装用途には使用できません。
3. 弊社製品を原料として、お客様にて加工された製品の各種法令への適合性は、お客様自身の責任において確認していただくようお願いいたします。
4. 弊社製品を購入される場合は、納入仕様書を取り交わしていただきますようお願いします。
5. 本資料の内容は、改良のため予告なく変更されることがありますので、ご了承下さい。
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