一等航海士

タンカー専門の海技士として、原油・LPG安全安定輸送に貢献します!

出光タンカーは、原油船(VLCC)とLPG船(VLGC)の運航・管理を行うタンカー専門の会社です。従って、私たち海技士が乗船勤務するのは、必然的にタンカーのみとなります。VLCCは主に中東から日本への原油輸送に、VLGCは主に米国から日本・韓国等へのLPG輸送に従事しており、各船でタンカーを熟知した航海士・機関士が日々活躍しています。そして、タンカーに特化した運航ノウハウと整備技術を駆使して、エネルギー資源の安全且つ安定的な輸送と長期保船に取り組んでいます。
タンカーは荷役作業(船舶への貨物の積み込みや、貨物の揚げおろし)も本船側で行うので、入港~荷役~出港が航海の中で一番慌ただしく、緊張する場面です。しかし、ここが我々の腕の見せ所でもあります。出光タンカーの海技者達は、どんな状況であろうと一丸となって、安全第一で業務をこなしていきます。もちろん無事に出港した後の自由時間に仲間とのねぎらい(乾杯)も忘れません。この様な風土が確立されているのが、出光タンカーの特徴でもあります。

一等航海士の職務

一等航海士の業務を簡単に紹介致しますと、当社の一等航海士は航海直には入らず、船体・各設備・機器(機関部以外のもの)の整備と貨物管理に専念します。入港中は荷役責任者として、荷役作業の指揮監督を行います。その他にも、保安管理・労働時間管理・乗組員健康管理・書類管理・ゴミ管理・トラブル対応等多岐にわたります。また、LPGタンカーでは、パナマ運河通峡というイベントもあり、その際は現場責任者として甲板上を慌ただしく動き回る事もあります。
日々の業務は大変ですが、大過なく乗船勤務を終え下船する時は、言葉では言い表せない程の達成感を感じる事ができます。船員を目指されている皆さんも、我々と一緒に良い汗をかいてみませんか。

  • パナマ運河へのアプローチ

    パナマ運河へのアプローチ

  • パナマ閘門でタグボートをとるところ

    パナマ閘門でタグボートをとるところ

パナマ運河通峡時のスケジュール

0:30 起床 (船橋よりパイロット乗船時刻の連絡を受ける)
1:00 パイロット(水門通過担当)乗船
1:00~2:00 通峡前最終準備確認
2:30~4:30 アグアクララ水門(大西洋側)通過
5:30 ガツン湖に錨泊
5:45~9:00 休息時間(含 朝食)
9:15 パイロット(運河航行担当)乗船
10:00 抜錨
10:30~14:00 運河航行中、休息時間(含 昼食)
14:15 パイロット(水門通過担当)乗船
14:30~16:15 ココリ水門(太平洋側)通過
17:00 パイロット下船、パナマ運河通過完了
17:45 甲板上片付け・固縛完了、作業終了
18:00 夕食
18:30~20:00 自由時間(ビールで疲れを癒す)
20:00 いつもより早めの就寝
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