三等航海士

出光タンカーで30万tタンカーを操船してみませんか?

世界最大級の船の1つに、通称VLCCと呼ばれる原油タンカーがあります。
VLCCとは、Very Large Crude Oil Carrierの略で、直訳すれば「とても大きな原油輸送船」です。全長は333m、幅60m、船底からの高さ29mもあります。333mといえば東京タワーの高さと同じなのです。そんな大きな船で仕事ができるならと思いこの会社を選びました。

初めて船の操船を任された時は、責任の重圧で緊張しました。特に、小型船がたくさんいる海域を航行する時は、コースラインを外さないよう、どのように小型 船を避けるか難しい判断の連続で、相手船の動向を監視しながらの避航操船は難しく、まだまだ最良の判断ができるまでには至らないことが多いです。そんなときには船長の厳しく優しい指導があります。
自分の考えたとおり上手く操船できた時は嬉しく、常にこの様な操船ができるよう努力の毎日です。

着桟後には荷役があり、航海士は航海中と同様、4時間の荷役当直に入ります。
一等航海士の指揮の下、安全に荷役を行う為、事前ミーティングを行い、カーゴコントロールルームでタンクコンディション調整のためのポンプ運転やバルブ開閉操作を行います。
船というのは航海が終わった瞬間に次の航海が始まるので、24時間、365日、休日も盆も正月も無く動き続けます。そのため乗船中は安全に気を配り、緊張の連続です。その代わり、下船時には、無事仕事をやり遂げた満足感とこれから待つ休暇中の予定のことで、頭がいっぱいになります。
先にも書きましたが、タンカーは自分たちで荷物を運び、荷役する忙しい船ですが、それだけにやり甲斐があります。それに私の志望動機でもあった30万tタンカーの操船は感動ものです。 皆さんも入社して出光タンカーで30万tタンカーを操船してみませんか?

ある1日の行動

無事荷役終了し、満足感一杯の本人

無事荷役終了し、満足感一杯の本人

7:00 起床&朝食
7:30 登橋、入直準備
7:45 引継ぎ開始
8:00 当直開始
11:45 引継ぎ開始
12:00 当直終了、当直記事記録
12:15 昼食
13:00~17:00 自由時間
(航海計器、荷役設備の勉強など) 
18:00 夕食
19:30 登橋、入直準備
19:45 引継ぎ開始
20:00 当直開始
23:45 引継ぎ開始
0:00 当直終了、当直記事記録、船内巡視。本日の残務整理
0:30 就寝
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