キャリアモデル紹介 - 複合材料研究所 CALP開発グループリーダー

複合材料研究所 CALP開発グループリーダー T.U
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キャリアパス
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研究開発の楽しみと社会人ドクターへの挑戦
研究開発の楽しみと社会人ドクターへの挑戦

入社後、私は複合材料研究所で、研究開発に従事しました。新入社員の頃、当社初となるバイオマスプラスチックの共同開発に取り組みました。お客様と共に苦労して立ち上げ、新製品となって発売された瞬間は非常にうれしく、今でも鮮明に記憶に残っています。この経験を通じて、開発から社内外を含めた様々な段階を経て、製品が世に出るまでをモデルケースとして体験しました。

その後、自ら希望して市場創出プロジェクトに3年間取り組み、大学研究室との共同研究を通じての新商品を作り出すための基礎研究や、用途の開拓に挑戦し、当初の想定を超える性能を出したり、想定していなかった使い方を提案することもできました。この時期は非常に面白かったです。

この繋がりを活かし、会社の社外修学制度を利用して、共同研究先の大学へ社会人ドクターとして3年間通いました。通常業務と学業の両立は大変でしたが周囲のサポートがあったからこそ乗り越えられたと感謝しています。学生の頃は研究が社会でどのように役立っているのか実感できませんでしたが、社会人経験を踏まえて、研究をさらに深堀することができました。基礎研究を世の中に役立てることに結び付ける幅広い考え方も身に付けました。

また、忙しい中で学位を取得する過程は、交渉力やマネジメント能力の向上にも繋がりました。後輩たちにもぜひこの挑戦を経験してもらいたいと思っています。

ニーズに応える研究
ニーズに応える研究

私は長い間研究開発に携わってきましたが、2023年4月から1年あまり、営業部の営業企画課で営業支援活動に取り組みました。主な業務は、製品プロモーションや展示会、販促活動です。営業からの情報を集め、ネットやニュース、専門誌を読んで市場の動向を把握することに努めました。

この経験を通じて、当社のプラスチック製品が、どのようなお客様に、どのような製品や部品として、どれくらいの量をご使用頂いているのか、理解できるようになりました。

営業企画課での経験を経て、研究所に戻ることになりました。この期間に得た知識やスキルは、研究所のリーダーとして非常に役立つと感じています。特に、市場トレンドや営業活動から得たデータを分析することで、社外の動きと関連した研究・開発計画を考える力がつきました。研究所の成果が世に出るためには、顧客の潜在的なニーズにも応えることが重要です。

今後は、研究所のリーダーとして、これまでの学びを活かし、私たちの生活に役立つ製品を世に出すために引き続き努力していきます。

研究で社会に貢献する
研究で社会に貢献する

私が仕事をするうえで大切にしていることは、自分なりに楽しむことです。新しい発見や実験の結果に対するつじつまの合う考察、技術が商売と結びつきそうなアイデアを思いついた瞬間は、とてもワクワクします。

当社を選んだ理由は、素材が世の中のさまざまな場所で役立つ可能性を感じたからです。入社後も素材メーカーとしての役割を果たし、社会に貢献できることに魅力を感じています。研究所のリーダーとしてチームを引っ張り、後輩研究員の育成にも力を入れていきます。

今後は技術面で当社の名を広めたいと考えています。特に、当社の得意分野である難燃性材料の強さを名実共に示していきたいです。具体的には、学会発表や論文、特許といった成果を出し、最終的には売上の向上につなげたいと思っています。

また、環境配慮やリサイクルといった社会で重要なテーマにも取り組んでいきます。私たちの研究が社会に貢献できることを示すことが目標です。

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