水際の安全監視チーム「出光ベッティング」 Vol.2 2/2

SIRE 検船員

検船員は、OCIMFメンバー会社が推薦し、かつSIREの資格条件を満たしたスペシャリストです。出光では、社内検船員の他、国内・海外に専属の検船員を配置し、全世界をカバーしています。

検船で得られたデータは蓄積されていく
検船で得られたデータは蓄積されていく

バースマスター

タンカー経験者であるバースマスターは、グループ各製油所、工場に配属されていて、

  1. 受入れ可否判断(ハード面)
  2. 気象予測や製油所事情を考慮した着桟、離桟の判断
  3. 着桟、離桟時の桟橋側作業および作業の指示
  4. 荷役に関する安全作業の遂行
  5. 受入業務に関する書類の作成、承認および授受
  6. 着離桟作業を含む係留中に発生したトラブルへの対応、処理

などの任に当たります。

安全監督

着桟中におけるタンカーの安全性と荷役効率の向上を図るとともに、船橋、甲板、カーゴスペース、ポンプルームの状態や航海計器、防火設備、係留設備などの重要設備点検、また必要に応じて荷役指導を行うなどして、安全を確保するための監督業務を行っています。

ある論文に、「事故をゼロにすることができないことは誰でも知っている。しかし事故が起こる可能性は、最小にしなくてはならない」という意味のことが書かれていました。事故を最小限にするためには、船主・管理会社だけの努力だけではなく、第三者の立場で客観的に安全を評価する目が必要です。今後も “第三の目”として、出光ベッティングチームは、すべてのネットワークを駆使し、今後も出光ターミナルに入港するすべての船舶の事故を水際で阻止するため、たゆまぬ監視を行っていきます。

安全監督による荷役立会い
安全監督による荷役立会い

ページトップへ遷移