オイルロード超大型タンカー12,000kmの旅「一航海の軌跡」Vol.2 インド洋~ペルシャ湾 2/4

美味しい食事は元気の源!食事メニューご紹介

船内の仕事の多くは体力を要するものが多く、そのため乗組員は皆、食欲が旺盛です。また、単調な生活が何ヶ月も続く海上勤務では美味しい食事は重要で、船内生活の楽しみの一つです!

日本人とフィリピン人は食の文化が違うため、別メニューとなっており、食堂も別れています。メニューはチーフコックが決めますが、もちろんリクエストも可能です。日本人向けのメニューとして、朝食は、ご飯、味噌汁、干物、玉子焼き、納豆等、日々それほど変わりませんが、昼食は、醤油ラーメンと焼き魚(虹鱒)、ドライカレーと焼き魚(さんま)、天丼とポテトコロッケなど割合ボリュームがあります。

夕食は、とんかつ定食とえび料理、味噌煮込み鍋とこんにゃく刺身、しゃぶしゃぶ、うどん、稲荷ずしなど日々異なるメニューで楽しませてくれ、陸上と遜色のない食事を海上でもいただけるのです。たまに3時頃おやつでドーナツやケーキが出ることもあり、皆笑顔で頬張りながら、ひとときの休憩を楽しみます。

朝食と入港中以外は日本人乗組員全員一緒に30分から40分かけてゆっくり食事を摂り、食事中は、船内のでき事等色々な雑談をしながら過ごしますが、毎日同じメンバーであることと情報社会から離れた船内なので、話題がないときもあります。そんな環境にいる船員はちょっとしたでき事でも話題にでき、笑い合える能力が自然に備わってきます。

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