出光ビジネスエキスパート健康宣言

「健康・安全」こそが、当社のミッション実現の源泉、そして持続的成長の基盤であり、ひいては出光グループの発展や社会への貢献に繋がると考えています。

行動方針に掲げた「『心身の健康・安全』を第一に考えて仕事をしよう!」を体現するため、会社と従業員が一体となり、当社の事業活動に関わる全ての人の健康と安全の確保に資する活動に取り組むことを宣言します。

代表取締役社長 田家 尚志

「健康経営優良法人2025」に認定されました

当社は、2022年度から健康経営に取り組んで参りました。この度、2023年度より引き続き経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「健康経営優良法人2025」(大規模法人部門)に認定されました。

健康経営優良法人2025

健康経営推進体制

当社では、代表取締役社長を健康経営推進責任者としてトップに置き、現場の声を拾い上げ健康経営の取り組み改善を促すことを目的に、各部門から健康推進委員を任命しています。定期的に意見交換会を開催し、改善が必要な事項について検討するなど、会社一体となって健康経営を推進しています。

健康経営推進体制

健康経営の取り組み方針

「健康的な生活習慣」と「最適な環境の中、仕事を楽しみながら、全従業員のワークモチベーション向上を目指す」ことを経営課題に掲げ、「仕組み」、「環境」、「人」の3つの枠組みから健康経営を推進しています。各種施策に取り組むことで、従業員の高いパフォーマンスの発揮、サービス品質・コストメリットの向上などに繋げていきます。

健康意識を高める制度

心身の健康に意識を向け、従業員一人ひとりが自身の健康状態を把握できる制度を導入しています。

■定期健康診断受診の促進

法定健診以外に全従業員を対象にドック関連項目も追加受診できる体制を整えています。その他、35歳以下でも希望により胃部X線や腹部超音波等の検査が受けられる体制を整えています。さらに、30歳以下の希望した女性従業員と35歳以上の女性従業員に対し子宮頸がん検診と乳がん検診を、50歳以上の男性に対し前立腺がん検診を会社負担で実施するなど、病気の早期発見・早期治療を推進しています。また、定期健康診断結果のうち、生活習慣病に係る項目について出光興産グループ独自の「健康管理区分」を設定しています。受診後は、産業医に加え、保健師が全従業員の診断結果を確認し、二次検査が必要な社員に対し受診勧奨を行っています。

〈取り組み状況〉

推移 目標
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2032年度
定期健康診断受診率※1 100% 100% 100% 100% 100%
適正体重維持者の割合※2 75.2% 72.7% 73.2% 72.9% 80.0%
二次健診受診率※3 90.0% 93.6% 84.6% 85.4% 100%
特定保健指導実施率 - 22.2% 75.0% 40.0% 75.0%
ハイリスク者への面談実施率 - 100% 100% 100% 100%
有所見者率※4 61.7% 58.9% 60.0% 61.7% 60.0%

集計元:「健康スコアリングレポート」、定期健康診断結果報告書、産業医・産業保健師による「定期健康診断結果報告」
※1 定期健康診断受診率の集計母数は、直接雇用社員(グループ会社への出向者を含む)の総人数から算出。(2024年度受診者数:102名)
※2 適正体重は、出光興産グループ健康管理区分判定基準「K1:健康群」(生活習慣病になりにくいとされるBMI 25%未満)のデータ。健康的な生活習慣の定着(運動、栄養、睡眠、メンタルヘルスケア)を重点課題としており、K2:管理不良予備軍(BMI 25%以上30%未満)18名のうち10名の改善(K2区分からK1区分に10%推移)を目標値に設定。
健康区分判定は、上記2つに加えK3:管理不良群の3区分で管理しています。
※3 二次検診対象は、法定外項目を含む。二次検診受診率は、受診報告があった者の数。
※4 測定方法:(所見のあった者の人数÷受診従業員数)× 100

■「やりがい」調査アンケートの実施

従業員の「やりがい・相互信頼・一体感」を定量的かつ継続的に分析し、当社の強み及び弱みを把握するアンケートを実施しています。職場でのやりがいなどの向上に向けた主体的なPDCAサイクルの定着を支援し、よりよい会社づくりにつなげることを目的とし、経営強化の一助として取り組んでいます。
当アンケートより抽出した課題に全社で取り組んでおります。取り組んだ効果から年々良好な状態に近づき、現在は問題のない状態(やりがいスコア:65~74)を維持しています。さらによい職場環境を目指すべく、「良い状態」とされるやりがいスコア75以上を目標値として掲げ、タウンホールミーティングや座談会などその年の課題に応じた施策を実施しています。

〈取り組み状況〉

推移 目標
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2032年度
「やりがい」調査アンケート回答率※5 91.2% 91.9% 98.0% 95.0% 96.0%
やりがいスコア※6 64 64 72 74 75
やりがいスコア

集計元:「やりがい」調査アンケート(委託先:タワーズ・ワトソン株式会社)
※5 アンケートは、全従業員(短期雇用・派遣社員・休務休職者除く)を対象として毎年実施。(2024年度の対象者は97名、回答者97名)
※6 好意的回答の合計に基づいた「やりがい・相互信頼・一体感」のスコア
50%未満:要注意水準、65%以上:問題のない状態、75%以上:良好な状態

■ストレスチェック実施の促進

50名未満の事業場を含めた全社で、ストレスチェックを実施しています。従業員自身のストレスへの気づきを促すことで、「うつ」などのメンタルヘルス不調を未然に防止することに役立てています。ストレス状態によっては、医師の面接を受けて助言をもらえる仕組みを整えています。また、標準的な調査票に加え、年代/勤務状況(2問)、東大式プレゼンティーズム(1問)、その要因(1問)を追加し、職場の一定規模の集団ごとに集計・分析することで、問題や傾向を把握し、職場環境の改善に繋げています。

〈取り組み状況〉

推移 目標
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2032年度
ストレスチェック受検率 85.3% 95.5% 99.0% 94.6% 100%
高ストレス者率 12.3% 9.5% 11.5% 4.8% 8.2%以下
ワーク・エンゲージメント※7 49.2 49.5 50.0 50.3 50.0

集計元:厚生労働省推奨「新職業性ストレス簡易調査票+コーピング(100問)」に年代/勤務状況(2問)、東大式プレゼンティーズム(1問)、その要因(1問)を追加
※7 ワーク・エンゲージメントは、基準値=全国平均値を50.0とした場合の偏差値(2024年度対象者:111名、回答者:105名)

■健康施策に関するES(Employee Satisfaction)アンケートの実施

定期的に従業員向けアンケート調査を実施することで、従業員の声を労働環境の改善に役立てています。さまざまな施策の実施前に検討を行ったり、施策実行後に効果検証を行なったりすることで、各種施策のPDCAの精度向上にも繋げています。

■インフルエンザ予防接種の促進

健康保険被保険者ならびに被扶養家族を対象に、ワクチン費用の一部を健康保険組合負担で実施し、接種を促進しています。

〈取り組み状況〉

推移 目標
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 -
健康保険被保険者の接種率※8 41.9% 53.3% 63.4% 69.4% -

※8 接種率は、接種費用補助を利用して接種した者の割合を集計(被扶養家族を除く)
測定方法:接種補助利用被保険者数÷補助期間(1月時点)の被保険者数×100

働きやすい職場環境づくり

従業員のモチベーションをあげ、最大限の能力を引き出す職場環境づくりを目指しています。

■DTKプロジェクト(全社横断活動)の推進

”信頼される会社への変革”を目指し、「品質向上」、「個人の成長機会創出」、「コミュニケーション強化」を主軸とした「DTK(だったらこうしよう!)プロジェクト」を発足しました。従業員一人ひとりが自分らしくワクワクし、みんなが楽しく『頑張れる会社』へ施策を提案・実行しています。

■オフィス環境の整備

「働きやすく、生産性とワーク・エンゲージメントを上げる場へ」をコンセプトに様々な工夫をしています。

  • 多種多様なデスクとフリーアドレス
    その日の業務や気分により「働き方(場所)」の選択肢が選べるように、一般的なデスクに加え、ブーメランデスクやWebブース、ハイデスクを採用し、フリーアドレスで部署の垣根を超えた円滑なコミュニケーションが取れる環境をつくっています。
  • 個人集中スペース
    「今日は集中したい!」という社員の意向を尊重し、パーテーションで区切られた一人分の作業スペースをいくつか設置しています。従業員の生産性のサポートに役立っています。
  • フレッシュスルーム従業員のリフレッシュを目的としたカフェスペースを設置しています。会社負担でコーヒーや紅茶を用意しており、好きな飲み物を片手に従業員同士のコミュニケーション活性化にも資するスペースになっています。
    昨今は食生活改善の一助として導入した青汁が野菜摂取の補助に好評です。
  • ぶら下がり健康器
    リフレッシュルームに肩こりの緩和、姿勢の改善、腰痛の予防など、日常の不調をやわらげる効果が期待できるぶら下がり健康器を設置しています。日常生活ではなかなか伸ばせない上半身の背面の筋肉を伸ばすことができ、運動が苦手な方や毎日忙しい方でも取り入れやすいのが魅力です。

■年次有給休暇の取得促進

従業員のワーク・ライフ・バランスの実現のため、年次有給休暇80%取得を目標として掲げ、年次有給休暇を取得しやすい環境づくりを推進しています。

〈取り組み状況〉

推移 目標
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2032年度
年次有給休暇取得率※9 99.5% 99.6% 95.3% 93.8% 80.0%以上

※9 年次有給休暇取得率は、当年付与分に対する取得率の平均を算出。

■リフレッシュ休暇制度の導入

年次有給休暇とは別に、勤続10年、20年、30年の節目を迎えた従業員に対し、リフレッシュを目的とした特別有給休暇を付与しています。仕事とプライベート、両方の充実により従業員が心身共に健康でいることを目指しています。

■労働安全衛生管理・リスクマネジメントに関する取り組み

労働安全衛生法に基づき、衛生委員会を毎月実施しています。当社の委員会は、法令に基づいた構成員(総括安全衛生管理者、衛生管理者、産業医、衛生に関する経験を有する労働者、一般従業員)に加え、保健師、看護師も参加し、全ての従業員が快適な職場で安心して働けるよう、より良い職場環境づくりを推進しています。
防災対策として、システムを活用した従業員の安否確認訓練や避難訓練の定期的な実施により、防災意識の向上に努めています。
また、リスクマネジメントとして、コンプライアンス委員会を設置し、「法令・内規学習機会」による共通した知識向上および全社員を対象としたコンプライアンス懸念事例検討(意見交換)によるコンプライアンス理解の深耕を図っています。それに加え、定期的な「e-Learning」受講を必須としています。
その他、ラインケア研修の実施などによりリスクマネジメント意識の強化を促しています。

〈取り組み状況〉

推移 目標
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2032年度
労働災害件数 2件 0件 0件 1件 0件

■所定外労働時間の削減促進

生産性向上、従業員のよりよい生活リズムづくりを目的とし、所定外労働時間の削減を促進しています。フレックスタイム勤務制度や在宅勤務制度の導入に加え、業務効率改善の一環として、従業員が各部門にて改善された事例や他部門でも有効活用できそうな事例を紹介し合えるWEB掲示板を開設し、一人ひとりが気付き、応用して改善、向上へ繋げられる仕組みなどを整えています。
過重労働による心身の不調を予防・早期発見するため、産業医面接の対象となる基準を「1ケ月の時間外・休日勤務の合計が所定労働時間(1日7.5時間)換算で55時間を超える者」と設定しています。55時間を超える者には、産業医面接の希望を確認し、70時間を超える者には全員に産業医面接を実施しています。

〈取り組み状況〉

推移 目標
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 -
残業状況※10 19.6時間/月 16.3時間/月 14.9時間/月 13.5時間/月 -

※10 一人当たりの平均残業時間(派遣社員を除く全従業員が対象)
測定方法:所定外労働時間の総時間÷該当月の総従業員数

従業員の「健康」促進

従業員一人ひとりのコンディションに合った生活リズム、ライフスタイルを作り、楽しみながら働くことができるための健康改善に向けた取り組みを実施しています。

■メンタルケアセミナー

自分の心と身体の健康維持やメンテナンスのきっかけづくりとして、レジリエンス(困難をしなやかに乗り越え回復する力)やACT(認知行動療法の中の1つの心理療法)の概念を理解し、ある程度のストレスを自ら対処できる方法を学ぶセミナーを定期的に実施しています。

〈取り組み状況〉

実施時期 セミナー内容 参加者 参加者満足度※11
2023年6月 セルフケア~ACTによるストレスマネジメント~ 70名 100%
2024年7月 セルフケア~コミュニケーションストレスへの対処~ 48名 68.7%
2025年5月 セルフケアと適応力 76名 65.8%

※11 セミナーは、全従業員を対象(派遣社員含む)。参加者数および満足度は、参加者のうちアンケートに回答した者のデータ。

~従業員からのコメント(抜粋)~

  • ストレスを感じても業務中に切り替えの時間を持つことが難しいが、呼吸に集中しながら脳をリフレッシュする時間を設けたいと思った。
  • 業務に追われているとつい余裕が無くなりがちですが、マインドフルネスを活用し一呼吸置くことで、状況を客観的に捉えることができるという点が大変興味深かったです。
  • 普段ストレスについてあえて考える機会がなかったため、有意義な時間だった。
  • わかっているようで出来ていなかったコミュニケーションストレスの対処法を改めて意識することができました。

■野菜摂取量測定イベント開催

生活習慣病予防を重点課題としており、食生活改善を目的とした「皮膚のカロテノイド量を測定するイベント」を実施しました。野菜不足を意識してもらうだけでなく、その場で数値結果が表示されるため、コミュニケーションにも繋がる機会を提供しています。

~従業員からのコメント(抜粋)~

  • 思っていたより数値が低くてショックだったが、野菜を取ろうという意識に繋がった。
  • 普段から野菜を食べているのに数値が低く出て疑問に思ったが、緑黄色野菜とそれ以外をバランスよく取ることが大事だと知ることができてよかった。

  • 野菜摂取量測定イベント1
  • 野菜摂取量測定イベント2
  • 野菜摂取量測定イベント3

■介護セミナー

誰にでも起こり得る将来の「介護」について学ぶセミナーを実施しました。仕事と介護を両立し、より良いライフスタイルを築くきっかけとなる機会を提供しています。

〈取り組み状況〉

実施時期 セミナー内容 参加者 参加者満足度※12
2023年9月 仕事と介護の両立(基礎知識編) 40名 100%
2024年8月 仕事と介護の両立(遠距離介護編) 76名 100%
2025年8月 仕事と介護の両立(認知症介護編) 48名 100%

※12 セミナーは、全従業員(派遣社員含む)を対象。満足度は、参加者のうちアンケートに回答した者のデータ。

~従業員からのコメント(抜粋)~

  • これから来るかもしれない親の介護について、介護休業の活用例、地域包括支援センターの活用、介護費用の備え等、解りやすく説明して頂きとても参考になりました。親がどんな風に介護を受けたいか話合いたいと思います。
  • 介護のために仕事との両立が難しく退職されていく方が過去にいらっしゃったので、介護休暇は自分で介護するために取得するものではなく、仕事と両立させるためにとることで仕事を継続できる環境を作ることは可能であるというのは勉強になりました。
  • 支援制度や地域ごとに介護に関わる無料相談窓口があることを知ることができました。これから数年後に実際に介護に関わることになると思いますが、前知識として良かったです。

■ランニング&ウォーキングイベント

職場の健康促進と社員の交流、職場の雰囲気づくりを目的に定期的にランニング&ウォーキングイベントを実施しています。従業員の健康意識や健康活動の維持・向上のきっかけとなる機会を提供しています。

<直近の取り組み状況>
(定期)社内での歩数(実施期間中の平均値)を競う個人戦およびチーム対抗戦イベントを開催しています

実施時期 参加者
2022年10月1日~10月31日 51名
2023年11月1日~11月30日 86名
2024年10月1日~10月31日 80名
2025年11月1日~11月30日(予定)

(スポット)

実施時期 内容 参加者
2024年2月 皇居ラン&ウォーキング大会with出光愛知事業所陸上部 38名
2024年6月 皇居ウォーキングイベント 15名
  • ウォーキングイベント1
  • ウォーキングイベント2
  • ウォーキングイベント3

■スポGOMIイベントの開催

従来型のごみ拾いに、「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥の全く新しいスポーツ「スポGOMI」の社内大会を開催しました(※13)。「スポGOMI」は、チーム対抗で定められたエリア内のごみを拾い、量と質でポイントを競います。健康増進を主目的として開催しましたが、環境美化にもつながり、気軽に楽しく参加できる社会貢献活動となりました。

〈取り組み状況〉

~従業員からのコメント(抜粋)~

  • 運動になり、環境美化にもつながる良いイベントだったと思います。また開催してほしいです。
  • きれいに見える街でも意外とたくさんのごみがあるのを知ることができ、またチームで楽しみながらごみ拾いできたのが楽しかったです。
  • 普段業務で関わらない方と同じチームになり、コミュニケーションの場にもなりました。適度な運動と、街もきれいになったので、よいイベントだと思いました。

  • スポGOMIイベント1
  • スポGOMIイベント2
  • スポGOMIイベント3

※13 協力:一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ

■ストレッチ・軽運動の促進

運動習慣の定着や長時間座ったままによる健康リスク回避のため、仕事の合間に気軽に取り組める軽運動を各部門にて実施しています。実施した感想を従業員にフィードバックしてもらい、無理なく楽しく参加できる運動機会を提供できるよう改善しながら取り組んでいます。

〈取り組み状況〉

~従業員からのコメント(抜粋)~

  • 自分だけだと体を動かそうと中々思わないので、体を動かす機会があるのは良いと思う。
  • 在宅勤務時は特に動かないので、仕事の合間に意識的に取り入れたいと思う。
  • 座っての仕事が殆どなので、立って運動することは有効。脳への血流も良くなり、効率も上がると思う。

  • ストレッチ1
  • ストレッチ2
  • ストレッチ3
推移 目標
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2032年度
運動習慣者率※14 19.2% 25.7% 26.6% 21.7% 35.0%

※14 運動習慣率は、定期健康診断の問診「1回30分以上の運動を週2回以上実施していますか」の回答から集計 健康的な生活習慣の定着(運動、栄養、睡眠、メンタルヘルスケア)を重点課題としており、運動習慣率は、厚生労働省の調査による現状値31.5.7%(令和元年度 男女平均)に対し低い傾向にあります。まずは全国平均を目指すべく、目標値を35.0%に設定し、様々な運動イベントを企画・実行しています。

■病気の治療と仕事の両立支援

傷病休職や治療と仕事の両立を目指す従業員への支援体制を整備しています。産業医面談・人事面談を実施し、コミュニケーションを深めながら、安心して復職できる支援をしています。

〈取り組み状況〉

推移 目標
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2032年度
アブセンティーズム※15 2.6日 1.6日 0.4日 1.4日 2.6日
プレゼンティーズム - 75.4% 77.9% 79.0% 85%以上
プレゼンティーズム損失割合※16 - 24.6% 22.1% 21.0% 30%以下
離職率※17 3.3% 8.3% 1.3% 7.5% 10%以下

※15 アブセンティーズム3か月以内の欠勤日数(10日以上)を対象に集計した「一人当たりの傷病による休務日数」
測定方法: 年間の総休務日数÷年度末の正社員の人数
※16 プレゼンティーズム
 測定方法:厚生労働省推奨「新職業性ストレス簡易調査票(100問)」に東大式プレゼンティーズム(1問)、その要因(1問)を追加設問し、算出。
 [設問] 病気やけががないときに発揮できる仕事の出来を100%として、過去4週間の自身の仕事を評価してください。
(2024年度の測定人数:105、回答率:94.6%)
計算方法:100%-(上記設問の平均値)
※17 離職率は、雇用期間の定めのない社員のみを対象に算出(定年退職除く)
測定方法:(離職者数÷平均従業員数) × 100

■女性の健康課題に関する取り組み

女性の健康をテーマにしたセミナーは、「職場・家庭において互いが気持ちよく過ごす」、「女性自身が健康に向き合う」、「正しい対処法を知り、快適な生活を送る」を目的とし、女性だけでなく、「男性にこそ知ってほしい」といった声を受け、役職者をはじめすべての従業員を対象としています。

〈取り組み状況〉

実施時期 内容 参加者 参加者満足度※18
2023年7月 女性も男性も知っておきたい 女性のヘルスケアへの向き合い方 41名 -
2024年8月 マネジメントスキルとして知っておきたい 女性特有の健康課題 14名 92.8%
2024年10月 男女ともに知っておきたい~更年期への向き合い方~ 24名 100%

※18 セミナーは、全従業員(派遣社員含む)を対象。参加者数および満足度は、参加者のうちアンケートに回答した者のデータ。

■禁煙サポート

健康保険組合が費用を全額負担し、「短期間の禁煙チャレンジを通じて成功体験を経験することで禁煙継続を目指すプログラム(ノンスモプログラム)」のサポートを実施しています。
また、「ノンスモプログラム」終了後の希望者には、自宅に居ながら禁煙外来と同等の禁煙治療が受けられる「オンライン禁煙プログラム(卒煙プログラム)」を実施し、禁煙をサポートしています。

〈取り組み状況〉

推移 目標
2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 -
喫煙率 15.2% 16.2% 14.7% 14.4% -
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