シリカゲルPSA法VOC回収技術

概要

VOC(不揮発性有機化合物)回収とは、ガソリン積込み、出荷時に発生するガソリンベーパー、備蓄タンクや工場から発生したベントガス、プロセスガス等からVOCを回収する技術となります。

特徴

当社が有するシリカゲルPSA法によるVOC回収技術は、吸着剤にシリカゲルを採用し、真空引きによる脱着を行うため、蒸気を使用しません。そのため排水が発生せず、VOCが水溶性の場合でも回収溶剤が希釈されることはありません。またシリカゲル自体が不燃性のため活性炭と異なり着火の危険性もなく、吸着熱の発生量が少ないため急激な温度上昇もありません。またシリカゲルは劣化が緩やかなため長寿命が期待できます。

適用事例

ベンゼン、トルエン、メタノール、ジクロロメタン、アセトン、シクロヘキサン、二硫化炭素
粗軽油ベーパー(ベンゼン70~75%のほかC4~C10炭化水素混合物、重質分を含む)、ガソリン、混合VOC(アセトン、THF、ヘキサン等)
他に、クロロフォルム、EDC、ジオキサン等をテストし回収条件を把握しています。
標準仕様で適用可能な沸点範囲は40~150℃程度と考えています。

処理風量とVOC濃度を示します。

IDESORB実績(風量、濃度)

最大風量:500~1000m3/hr
高回収率(99%以上)且つ、経済的に実現可能な装置規模としての限界値と考えています。技術上の制約ではありません。

最大濃度:制約ありません。
温度が高く、高濃度である場合は冷却して、常温での飽和濃度とします。

適用手順

能力決定方法(例)

ガス排出が非定常的である場合の設計風量は、実測と工程の組み合わせから設計値を設定します。バッチの真空引き溶剤留去、常圧蒸留に伴うガス排出パターンを把握していますので、系の容量と組み合わせの想定により、設計風量を決めることができます。

  • 減圧留去排気風量(一例)
  • 蒸留昇温排気風量(一例)

貯蔵タンクの呼吸に伴う排出風量とVOC濃度については実験値、経験値から精度の高い予測が可能です。

VOCを取り扱う上での安全確保、圧力スイングに伴う上流系の圧力変動防止、負荷の高低による省エネルギー等で、排出系の特性に応じた種々のノウハウを有しています。

豊富な実装置経験によって、適切な設計前提の設定と最適設計を行うことができます。是非、ご相談ください。

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