営業中のガソリンスタンドの土壌汚染調査によりベンゼン、油分による土壌・地下水の汚染が発覚。
汚染土量は705m3。
土壌・地下水の浄化対策 施工事例
微生物注入法のケース
浄化工法
工法として微生物浄化(営業中原位置浄化)を採用。
国内の土壌から採取した油分の分解能力に優れた微生物を注入。
浄化結果
土壌ベンゼン | 0.23mg/ℓ → 0.001mg/ℓ未満 |
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地下水ベンゼン | 0.52mg/ℓ → 0.001mg/ℓ未満 |
地下水油分 | 14mg/ℓ → 5mg/ℓ未満 |
工期は8ヶ月。
土壌洗浄のケース
ガソリンスタンド跡地の土壌汚染調査により油分による土壌・地下水の汚染が発覚。
【汚染の状況】
上層部:高濃度の油分を含む粘土(最大濃度:72,000 mg/kg)
下層部:油分で汚染した地下水(最大濃度:460 mg/ℓ)、砂(最大濃度:8,700 mg/kg)
浄化工法
1. ウェルポイントによる揚水(4ヶ月) | 敷地外からの汚染の流入を確認するため揚水を実施 →流入汚染無し |
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2. 掘削除去(1ヶ月) | 上層部は掘削除去のため、汚染範囲絞り込み調査により掘削土量を極力減少 |
3. 洗浄法(4ヶ月) |
土壌が砂層であり、油分が軽油であったため洗浄法を採用 地下水位以下の土壌をバックホーにて 攪拌 ⇒ 静置 ⇒ 揚水 ⇒ 油水分離 上記操作を繰り返すことで土壌・地下水の油分の浄化を完了 |
浄化結果
土壌油分 | 72,000mg/kg → 1,000mg/kg以下 |
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地下水油分 | 460mg/ℓ → 5mg/ℓ未満 |
浄化費用は、全量を掘削除去とした場合の半額以下。
工期は9ヶ月。