自然発熱性評価

石炭をパイルやサイロで長期間貯蔵しておくと、空気中の酸素と石炭中の炭素などが反応して発熱する現象が起こり、これを放置しておくと、最悪の場合には発火に至ることもあります。特に、亜瀝青炭のように石炭化度が低い炭種は、-OHや-COOHのような含酸素官能基を多く含んでいるため、酸素が吸着するサイトが沢山存在し、発熱し易い性質があります。

自然発熱性試験装置

自然発熱性試験装置

自然発熱性試験装置

-0.25mmに粉砕した試料を約1g採取し、石英製の試料セルに充填し、断熱状態に保った自然発熱性試験装置にセットします。試料を窒素100%の不活性ガス気流中で110℃まで昇温させ、装置および試料温度が安定したのち、ガスを窒素から酸素100%に切り替えます。そして、断熱状態で200℃まで温度上昇する間の時間を測定します。

自然発熱性試験による温度上昇プロファイル

自然発熱性試験による温度上昇プロファイル