粉塵飛散防止剤『出光コールクリーンWA-500』|実施試験
濡れ性試験 ~水、水溶液への粒子の落下試験~
目的
『出光コールクリーンWA-500』水溶液と粉体との濡れ性(相性)を簡便に測定します。これにより、防止剤の石炭表面への親和性の目安とします。
評価手法および評価結果例
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水または粉塵飛散防止剤水溶液(0.5wt%)を入れたビーカーに、75μm以下の粉体試料(0.2g)を液面に静かに落とし、液面の粉体試料全量が水または溶液中に落下する時間を測定します。
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落下時間が短いほど濡れ性が良好で、粉塵飛散防止効果は大きいと評価されます。
濡れ性試験結果(落下時間測定)(単位:秒)
水 | 某市販品 | WA-500 | |
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石炭 A | 落下せず | 21 | 15 |
石油コークス B | 落下せず | 109 | 18 |
石油コークスBにおける20秒後の状況

風洞試験
目的
屋外での風のある状況を実験室内で再現し、風速および『出光コールクリーンWA-500』の散布量ごとの粉塵飛散率を測定します。
評価手法および評価結果例
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金型で成形した模擬パイルを風洞内にセットし、一定時間送風したときの粉塵飛散率を測定します。
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粉塵飛散率は以下の計算式により算出します。


