燃料油の低炭素化

出光興産は、エネルギートランジションの実現に向け、多様で地球環境に優しい低炭素エネルギーの安定供給に取り組んでいます。

SAF(持続可能な航空燃料)

SAF

気候変動対策としてICAO(国際民間航空機関)が定めた「2021年以降のCO2排出量を、2019年のCO2排出量までに抑える」という目標の達成に向け、国際航空輸送業界において、具体的な対策が検討されています。その手段の一つとしてSAF(Sustainable Aviation Fuel)は導入・活用が強く期待されています。
当社は2030年に年間50万KLの国内供給体制を構築すべく、原料や輸送経路の確保に取り組んでいます。

  • 2024年4月11日時点

合成燃料

合成燃料

合成燃料は、CO₂フリー水素とCO₂を合成することで生成される液体燃料です。燃料として使用したときにCO₂を排出しますが、CO₂そのものを原料とするため、大気中のCO₂をほとんど増やさないと考えることのできる次世代エネルギーです。当社は合成燃料の海外調達に向けた検討を進めるとともに、2030年までに国内における合成燃料の生産・供給体制を確立することを目指しています。

当社は、合成燃料の一つである「e₋メタノール」の供給体制の構築に取り組んでいます。e-メタノールは船舶燃料としてそのまま使えるだけでなく、e-メタノールを原料としてジェット燃料やガソリン、化学原料を製造することができ、多くのセクターの脱炭素化に寄与することができます。

  • 2024年11月18日時点

SAF、合成燃料をはじめとした当社の取り組みはこちら

バイオ燃料

IRD B5軽油

バイオ燃料は、植物、食品廃棄物、農業廃棄物、廃材などから製造される再生可能エネルギーの一つです。これらの原料となる植物等が、成長過程で大気中のCO₂を吸収することから、カーボンニュートラルな燃料とみなされます。
当社は、軽油の代替燃料として期待される「リニューアブルディーゼル(RD)」や軽油に5%以下の割合でバイオディーゼル燃料を混合した「B5軽油」、同じくバイオディーゼルを混合した船舶用のバイオ重油の社会実装に取り組んでいます。

カーボンオフセット燃料

ICOF

企業が森林の保護や植林、省エネルギー機器導入などを行うことで生まれたCO₂などの削減効果を、権利として発行したものをカーボンクレジットといいます。当社は、脱炭素化への移行期において、お客様が削減困難なCO₂排出量に対してはカーボンクレジットを付与した燃料を供給することでお客様のカーボンオフセットに貢献します。
その一環として、燃料油にボランタリーカーボンクレジット(民間セクター・NGOなどによって発行されるクレジット)を付与した「出光カーボンオフセットfuel」、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく、温室効果ガス排出量の算定・報告・公表制度に活用できるJ-クレジット(国が認証するクレジット)を付与した「出光カーボンオフセットfuel J」の2種類を準備しています。特に「出光カーボンオフセットfuel J」はGXリーグなど脱炭素への取り組みが加速する中、Jクレジット付き燃料油の価値が一層高まっており、環境対策と企業価値向上を同時に実現し、脱炭素経営を支えるエネルギーソリューションとなります。それぞれの用途に応じて使い分けていただき、燃料油をご使用になる需要家の脱炭素への取り組みや企業価値の向上を支援します。