-
高校・高等専門学校部門 金賞
リサイクル / 仲間 美伶
撮影者コメント
この写真は、お盆で曽祖母の家に行く途中、今帰仁村中央公民館で行われていた風鈴まつりの様子を撮ったものです。よく見ると、風鈴は使用済みのペットボトルで作られていて、本来ゴミとして捨てられるはずの物が素敵に生まれ変わっているのが良いなと思い写真を撮りました。一人一人が正しいゴミの分別を心がけて、ポイ捨てなど環境に思いやりの無い行動が少なくなってほしいと思います。
カメラマン講評
ペットボトルもこのように生まれ変わるとは思っていなかったことでしょう。これを作るためには蓋やラベルも分別する必要がありますし、中身も洗って乾かしますよね。よく見ると奥のほうまで大量にあるのでかなりの量を分別できたのではないでしょうか。役目を終えたあともきちんと分別して廃棄されていることを願います。
審査員総評
○の写真は、廃材を使って作った美しい装飾で、廃材再利用の可能性を示し、環境への配慮を表現しています。×の写真は、廃棄物の増加やリサイクルの重要性をイメージさせています。この対比が、廃材処理・再利用をアートに考えるヒントになるかもしれません。
-
高校・高等専門学校部門 銀賞
水を大切に / 李 始言
撮影者コメント
水は、私たちの飲み水や風呂、洗濯、トイレ、炊事などの日常生活で使われるほか、工業、農業、水力発電などの幅広い分野の産業で使われており、私たちの暮らしを支えている。しかし、近年水源が枯渇する危機に陥っている。私たちの今の生活のためにも未来の後継者の生活のためにも大切にするべきではないだろうか。水を出しっぱなしにしないように気をつけることから始めてみてはどうだろうか。
カメラマン講評
どちらも夏休みの一コマを思い浮かべるような涼しげな写真です。構図や明暗のバランスも良いと思います。蛇口をひねれば簡単に手に入る飲み水も、自然の滝から流れる水も、どちらも限りある水資源ということを忘れずに、大切にするという意識を持ち、さらに皆にも広めていって欲しいです。
審査員総評
○の写真は、滝の流れは力強く、自然の美しさと力を感じさせます。×の写真は、人工的な蛇口から流れ出る軽やかな水で、日常生活の一部としての水の利用を表現しています。水の流れをテーマに、自然の力強さと人工的な美しさの対比が、異なる水の表現を通じて、水資源の重要性を考える多様な視点を提供しています。
-
高校・高等専門学校部門 銅賞
2つの海辺 / 山谷 颯汰
撮影者コメント
この2つの写真は、海水浴場で海にカメラを向けたものと、砂浜にカメラを向けたものです。この2つの写真から分かるのは、同じ場所でも、目を向ける場所によって全然印象が異なるということです。そして右の写真のように、流木や流れてきたゴミをなくし、きれいにするには、人の力が必要です。なのでボランティア活動があれば、多くの人が参加しなければならないと思いました。
カメラマン講評
○は海辺に歩く人の姿が雰囲気を出しています。雲の模様もとてもきれいです。×も同じく雲がきれいですが、砂浜の漂流物がやはり邪魔をしているように感じてしまいます。1人の力では解決が難しい課題かもしれませんが、本受賞をきっかけに、清掃ボランティアなど地域の景観を保つアイディアが集まることを願っています。
審査員総評
同じ場所でも向ける方向によって印象が変わることは、私たちが普段何を見過ごしているのかを考えさせます。自然の美しさだけでなく、その背後にある問題にも目を向ける必要があるというメッセージが伝わっています。○と×の対比が思慮深く、人々に環境保護の重要性を伝える良いスタートとなるでしょう。
-
高校・高等専門学校部門 審査員特別賞
氾濫の涙 / 小野 心和
撮影者コメント
○写真は雄物川を秋田大橋から撮影したもので、×写真は支流の猿田川が大雨で氾濫した時に家の近所が浸水した時のものです。私の家は雄物川も猿田川も近くにあるのですが、猿田川が氾濫しただけでこのような浸水の被害が生じてしまうのはとても恐ろしいなと思い、注意喚起としてこの写真を選びました。×の写真を変えるためには温暖化による異常気象が原因だと思うので、変化させるのは難しいけど自分でできる事をやりたいです。
審査員総評
○の写真で川が持つ静かな美しさ、×の写真で大雨時の危険性、対比することで、自然の二面性を感じさせます。温暖化が引き起こす異常気象について触れていることは、重要な環境課題を考えているでしょう。この思考を深め、行動に移すことで、より良い環境づくりに貢献できることを期待しています。
-
高校・高等専門学校部門 だったらこうしよう賞
古を今へ / 桒野 孔志
撮影者コメント
どちらも古い建物なのですが、○側はもともと人の入りが悪くなってしまった銭湯だったのですが、改装しておしゃれな喫茶店になっています。内装も銭湯の名残があり、行ったことのない私でもどこか懐かしさを感じました。×の写真のようなただの廃墟ではなく、みんなが楽しめるような、それであってどこか懐かしいそんな古い建物にして増えていくとうれしいなと私自身思いました。
審査員総評
古い建物をただの廃墟にせず、再利用することで新たな価値を生むことができるという観点が、環境保護の面で、リサイクルや再利用という重要なテーマを提起しています。この○と× の対比が、地域の文化と環境に対する意識を高める良いきっかけになるでしょう。このような視点を持ち続け、地域社会に貢献できたらいいですね。
-
高校・高等専門学校部門 優秀賞
お米と私たちの生活 / 尾﨑 心美
撮影者コメント
私はこの夏、初めて米不足を体験しました。スーパーに行くと、お米が並んであった棚は空で、とてもびっくりしました。私のお家の裏は田んぼになっていて、毎年稲が成長する様子が見れます。お米を育てるということは長く、大きな手間がかかっていると感じる中の米不足で、農家さんへのフォローや、日々、食品ロスになったり、買い占めたりすることがないよう、意識してお米を買い、責任をもって食べなければならないと思いました。
-
高校・高等専門学校部門 優秀賞
家庭菜園をしよう! / 白石 桃子
撮影者コメント
私は今年から家で簡単にできる家庭菜園を家族といっしょにはじめました。近年では日本の食料自給率が年々減少傾向にあります。食料自給率が減少すると、食料安全保障の脆弱化、農業・農村・食文化の衰退などが起こり、日本の特色のある食文化が衰えてしまうことにつながります。それを少しでも食い止めるためにこの写真を撮影しました。少しでも自分と同じように食物を育てる人が増えたらいいなと思います。
-
高校・高等専門学校部門 優秀賞
美郷町のいいところ / 森元 苺衣
撮影者コメント
この写真はどちらも美郷町で撮った写真です。丸の写真は地域の人が協力して植えている花です。町の外観を美しくするために植えられています。バツの写真は電柱にカラスが集まっている写真です。夕方になると毎日集まっていてとても迷惑しています。これを改善するためには、鳥の置き物を置いたり、そもそも道に捨てられているゴミをなくすことが大事だと思いました。よりよい環境になるように自分でできることを考えたいです。
-
高校・高等専門学校部門 優秀賞
普段の景色の中に潜む問題 / 大西 広晃
撮影者コメント
ジャンボタニシの被害には、ジャンボタニシの大量発生により、農薬や化学肥料の使用量が増加し、その結果周辺の水質汚染が進行したり、稲の成長が阻害され、収穫量の減少に繋がっています。これらの問題は、自然敵の導入や農薬を適正な量と使用時期を守ることで改善されていくと考えました。僕の家の周りの田んぼは、ジャンボタニシの被害に毎年悩まされているので、このようなことを実践し改善していきたいです。
-
高校・高等専門学校部門 優秀賞
静けさの美からはみ出して / 松尾 衣織
撮影者コメント
一見すると、どちらも美しい風景写真かもしれない。深く、澄み渡った空に、少しレトロな長い橋。木々の合間から差し込む木漏れ日が、川を彩る午後。私の街にも、こんな景色があっただなんて。でも……川は澱んでいるし、手入れが入らないがゆえに生い茂る草木は、まるでジャングルだし。川底には、たくさんのゴミが眠っていて、うっかり踏んで驚いた。美しさの裏からはみ出した草木たち。私たちは一体、どうしたらいいのだろう。
-
高校・高等専門学校部門 優秀賞
失われる木材と住処 / 植杉 賢太郎
撮影者コメント
森に住んでいる生物達には、木を含む森全体が彼らの住処です。しかし、木材を必要としている人間は森が彼らの大事な場所ということも知らずに木を奪っていきます。生物を失わないためにも人間が必要以上の木を取らないことが大事だと思います。「×」では余った木材がたくさんあります。この木材はどこからやってきたのでしょうか。それは生物達の大事な住処、森です。森と共存するための初めの一歩は、森を想うことです。
-
高校・高等専門学校部門 優秀賞
湧き水の先には / 峰島 愛佳
撮影者コメント
○の写真は善福寺川の湧き水、×の写真はその湧き水に続く神田川だ。この2つの川の水を比べると湧き水は透明だが、神田川は底が見えない緑色の水で、下水処理水の放流用水の役割を持っているため悪臭が漂っていた。その悪臭の原因は水の出しっ放しや食べ残しなど、私たちの生活に関わる事が川の水質を悪くさせてしまう。水質を悪くさせないためにも環境問題を悪化させないためにも一人一人の意識が大切だ。
-
高校・高等専門学校部門 優秀賞
お米の研ぎ汁 / 恒安 隆之介
撮影者コメント
お米の研ぎ汁には、アミノ酸、カリウム、リン、窒素、ビタミンB₁、B₂、Eなどといった栄養素が多く含まれており、そのような栄養素が多く含まれているものを捨てるのは、持続可能な社会において適切ではない。このお米の研ぎ汁を植物に与えることで土壌の健康を維持し、微生物の活動を促進させることができる。よって、お米の研ぎ汁をそのまま捨てるのではなく、植物に与えることで×から○へと変えることができる。
-
高校・高等専門学校部門 優秀賞
この景色をいつまでも / 平湯 智悠
撮影者コメント
海水浴のできる前浜は毎年多くの海水浴客で賑わっています。しかし一方で、すぐ近くの防砂林にはレジ袋などのゴミが散乱していました。せっかくの美しい浜が台なしになっていると感じ、とても残念な気分になりました。前浜は町の観光スポットであり、長年地域の方々が大事にしてきた場所です。これからもこの綺麗な景観を維持するためには一人ひとりがマナーを意識することが大切だと思います。
-
高校・高等専門学校部門 優秀賞
未来の大気 / 菅﨑 杏実
撮影者コメント
◯の写真は京都の嵐山竹林に行ったときに凛と伸びている竹林に惹かれて撮影したものです。×の写真はガスを出している工場を撮影したものです。この工場のおかげで福山の経済が発展しているといっても過言ではないと思います。また、最近は環境にも最大限配慮しながら製造を行っています。そのため、これから福山の経済を支えながらも環境に対してどんどん良くなっていくことの両立を待ち望んでいます。