千葉事業所|安全への取り組み
当社では、環境保全とともに安全対策を生産活動に優先して取り組んでいます。千葉事業所では、「安全最優先」の基本方針の下、トラブルの未然防止を図る活動を展開しています。
また、万が一の火災や油漏洩に備え、防災設備を有しており、自衛防災隊を編成して日頃から防災訓練を徹底して実施しています。
労働安全衛生方針
千葉事業所

保安管理方針
千葉事業所

高圧ガス特定認定事業者

千葉事業所は、経済産業省が制定している特定認定事業者制度における特定認定事業者(通称:スーパー認定事業所)に、千葉県で初めて2020年3月17日付けで認定されました(認定事業者としては2000年8月の認定より更新継続中)。
当所はこの認定を誇りに自主保安の更なる高度化に取り組み、安全操業およびエネルギーの安定供給に取り組んでまいります。
第三者による保安力強化
2018年6月に千葉事業所は特定非営利活動法人保安力向上センターによる「保安力(安全基盤および安全文化)評価」を受審しました。その結果、弊社が従来から取り組んでいる「リスクアセスメント(RA)」や「全社人材育成に関する教育体系」などを始めとする多くの指標で高評価をいただきました。一方で、「安全基盤・安全文化」の評価において、いくつかの指標で改善機会が見いだされ、(1)安全専門家の育成(2)組織・体制変更時の変更管理(3)日常工事の安全管理等の分野において助言をいただき、さらなる保安レベルの向上を目指して改善に取り組んでいます。
防災設備
防災設備 | 保有数・設置数 | ||
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消防車両 | 千葉事業所 |
大型化学高所放水車:3台 大型化学消防車:2台 普通泡放水砲:1台 原液搬送車:3台 |
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消火用ポンプ | 千葉事業所 |
1,700t/h:3台 1,000t/h:2台 600t/h:2台 550t/h:1台 500t/h:1台 400t/h:1台 200t/h:1台 |
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屋外消火栓 | 千葉事業所 | 1,075基 | |
固定泡消火設備 | 千葉事業所 |
ヤード地区泡固定消火設備:54基 タンク用泡消火設備:5基 |
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固定散水設備 | 危険物、高圧ガスを扱う全ての機器 | ||
オイルフェンス | 固定浮沈式 | 停泊船周囲 | 1,940m |
可搬式 | 千葉事業所 | 2,032m | |
防災指揮車 | 2台 | ||
作業船 | 3隻 |

消防車

防災指揮車
地震発生時の装置自動停止システム
当事業所で地震が発生した場合、運転課に設置した感震器3台中の2台が基準値を検知すると感震遮断システムが作動し、自動的に製造装置が停止するようになっています。
基準値は精製・製造地区が150ガル、用役(自家発電・ボイラー)供給地区が200ガルです。

敷地概要
フレアースタック

フレアースタック
石油精製・石油化学製造装置のスタート・停止時、運転調整時などに発生する余剰の燃料ガス、可燃性ガスを燃焼させて安全に排出する為の設備がフレアースタックです。当事業所では危険物・高圧ガスを多量に扱っています。余剰になる可燃性ガスをそのまま大気に放出すると、火災・爆発事故や環境汚染を引き起こす恐れがあります。設備にとっては重要な安全設備になります。
昔は赤々と燃えているのが製油所のシンボルでしたが、近年はフレアースタックに流していたガスを、燃料ガスとして回収し、有効利用しています。
CO2の発生を抑え、地球温暖化防止にも貢献しています。