2024年1月22日

一歩先のエネルギー 多様な省資源・資源循環

西部石油株式会社 山口製油所における新規事業構想を策定 ~地産地消型のカーボンフリーエネルギー供給・資源循環を担う地域産業ハブ拠点へ事業転換~

出光興産株式会社
西部石油株式会社

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤 俊一、以下「出光興産」)は、100%子会社の西部石油株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:飯田 聡、以下「西部石油」)山口製油所(所在地:山口県山陽小野田市)を、2030年代までに「地産地消型のカーボンフリーエネルギー供給および資源循環、ならびに技術開発・実証に取り組む拠点」へと事業転換します。コンセプトは「グリーントランスフォーメーション西部(GX西部)」です。山陽小野田市、山口県および地元企業・大学等とも連携し、脱炭素や地域創生など、地域の持続可能な発展への貢献を目指します。

地産地消型のカーボンフリーエネルギー供給・資源循環を担い、社会に貢献する地域産業ハブ拠点
地産地消型のカーボンフリーエネルギー供給・資源循環を担い、社会に貢献する地域産業ハブ拠点
地産地消型のカーボンフリーエネルギー供給・資源循環を担い、社会に貢献する地域産業ハブ拠点

出光興産は、将来的な国内外の石油製品需要の減少および世界的な脱炭素への潮流等を踏まえた当社グループの製造・供給体制の見直しにより、2024年3月に山口製油所の精製機能(原油処理能力:日量12万バレル)を停止します。精製機能停止後も継続する石油製品の入出荷基地機能や備蓄基地としての機能、ソーラーパネル発電事業に加え、西部石油が持つ技術やインフラを活用しながら、その価値を最大限に発揮する新規事業を推進します。

■新規事業構想の概要

  • 1.

    “新”西部石油の目指す姿
    2030年代までに、地産地消型のカーボンフリーエネルギー供給・資源循環を担い、地域社会に貢献する地域産業ハブ拠点となることを目指します。

  • 2.

    コンセプト:「グリーントランスフォーメーション西部(GX西部)」
    石油精製事業を通し蓄積した炭化水素のハンドリング技術をベースに、「カーボンフリー電力供給センター」、「技術開発・実証試験センター」、「バイオマス・資源循環センター」を三本柱とする「地産地消型のカーボンフリーエネルギー供給および資源循環、ならびに技術開発・実証に取り組む拠点」へ事業転換します。

「カーボンフリー電力供給センター」:ソーラーパネル発電事業の拡充やカーボンフリーエネルギーによる発電等により、近隣のお客様等への電力供給を行います。
「技術開発・実証試験センター」:カーボンフリーエネルギーの製造、量産化に向けた技術開発や最先端の技術検証の場として、産官学で連携し研究を行います。
「バイオマス・資源循環センター」:地域で発生する廃棄物や未利用資源等を活用し、燃料や化学品等に変換することで、循環型社会の実現を図ります。

■事業転換スケジュール

  • 製油所設備の撤去等を計画的に2030年頃までに順次完了し、新規事業用地を確保

  • 2020年代後半からまずは「カーボンフリー電力供給センター」、「技術開発・実証試験センター」の事業導入・拡大を進め、確保した事業用地を活用し、「バイオマス・資源循環センター」を含む事業転換を推進

出光興産と、創業以来約60年に渡り西日本地域における石油製品の安定供給に寄与してきた西部石油は、「GX西部」の実現を通し、今後はカーボンフリーエネルギー供給・資源循環という責任を果たすことで、地域社会に貢献します。

【参考】

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出光興産株式会社 広報部広報課

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