2023年9月28日

多様な省資源・資源循環

宮崎県国富町役場でのEV・蓄電池の充放電と空調出力の連携制御による電力利用の最適化実証実験を開始 ~電力需要の変動に柔軟に対応する電力需要制御システムの構築~

出光興産株式会社(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤 俊一、以下「当社」)は、国富町(宮崎県東諸県郡、町長:中別府 尚文)と国富町役場でのEV・蓄電池の充放電と空調出力の連携制御による電力利用の最適化実証実験を開始しました。
本実証実験で得た知見をもとに、2022年8月に開始した「idemitsu CN(カーボンニュートラル)支援サービス 」の新たなメニューとして、EV・蓄電池の充放電と連携可能な空調制御システムの提供を目指します。

(左)空調制御機器を取り付けた空調室外機(右)蓄電池・EVの充放電と空調の連携制御のイメージ

国富町役場における実証実験
(左)空調制御機器を取り付けた空調室外機(右)蓄電池・EVの充放電と空調の連携制御のイメージ

(左)空調制御機器を取り付けた空調室外機(右)蓄電池・EVの充放電と空調の連携制御のイメージ

国富町役場における実証実験
(左)空調制御機器を取り付けた空調室外機(右)蓄電池・EVの充放電と空調の連携制御のイメージ

(左)空調制御機器を取り付けた空調室外機(右)蓄電池・EVの充放電と空調の連携制御のイメージ

国富町役場における実証実験
(左)空調制御機器を取り付けた空調室外機(右)蓄電池・EVの充放電と空調の連携制御のイメージ

現在、国富町役場では、電力需要がピークとなるタイミングで、EV充電を停止するとともにEVと蓄電池からの放電を行っています。これに加えて、今回の連携制御では、施設の電力需要に占める割合が大きい空調の室外機の消費電力を抑制することで、契約電力をより大きく低減します。また、電力需要のひっ迫時に小売電気事業者から発せられる節電(デマンドレスポンス)要請を想定した制御についても検証します。

出光興産は本実証を通して、EV・蓄電池の充放電と連携した空調制御による消費電力低減サービスの構築を行い、自治体・企業が利用するエネルギーの脱炭素化に貢献します。

  • 2022年4月に日本ユニシス株式会社より商号変更

蓄電池・EVの放電と空調消費電力低減によるピークカット、デマンドレスポンスのイメージ

蓄電池・EVの放電と空調消費電力低減によるピークカット、デマンドレスポンスのイメージ

蓄電池・EVの放電と空調消費電力低減によるピークカット、デマンドレスポンスのイメージ

蓄電池・EVの放電と空調消費電力低減によるピークカット、デマンドレスポンスのイメージ

蓄電池・EVの放電と空調消費電力低減によるピークカット、デマンドレスポンスのイメージ

蓄電池・EVの放電と空調消費電力低減によるピークカット、デマンドレスポンスのイメージ

【実証の概要】

実証内容
① EV及び蓄電池の充放電と空調出力の連携制御による電力のピークカット
② デマンドレスポンス対応を想定したEV及び蓄電池の充放電と空調出力の連携制御
実証期間
2023年8月~2024年3月(予定)
実証場所
国富町役場(宮崎県東諸県郡国富町大字本庄4800番地)
実証機器
ソーラーカーポート1式、EV充放電器2台、EV充電器1台、蓄電池2台、公用車EV3台、
エネルギーマネジメント用Gateway機器1式、空調制御機器1式(制御対象空調約20台)

当社は2022年11月に発表した「中期経営計画(2023~2025年度)」において、下記3つの事業領域の社会実装を通じ、事業ポートフォリオ転換を推進することを表明しました。

出光興産 事業ポートフォリオ転換に向けた3つの事業領域 出光興産 事業ポートフォリオ転換に向けた3つの事業領域

出光興産 事業ポートフォリオ転換に向けた3つの事業領域

本取り組みは上記3つの事業領域のうち「多彩な省資源・資源循環ソリューション」の開発と社会実装に向けた取り組みと位置付けています。

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出光興産株式会社 広報部広報課

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