2022年9月15日

その他

千葉県市原市でコミュニティファームの実証運用を開始 ~人々が集い、つながりを育み、「農」と「食」の未来を考える場に~

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤 俊一、以下「当社」)は、プランティオ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:芹澤 孝悦、以下「プランティオ」)と共同で、気軽に「農」と「食」を楽しむ施設として、千葉県市原市に「apollo cultivatepark」を開設し、このたびコミュニティファーム※1としての運営の実証を開始しました。

  • コミュニティファーム:仲間と共同で農作物を栽培する体験活動そのものに価値をおく農場。

  • apollo cultivatepark ロゴ

    apollo cultivatepark ロゴ

  • apollo cultivatepark ファーム空間「Kronosfarm」

    apollo cultivatepark ファーム空間「Kronosfarm」

日本では、農業従事者の高齢化等を背景に、農業の担い手がこの20年余りで急速に減少しています。担い手の減少は、食糧の国内自給率の低下だけでなく、耕作放棄地の増加による周辺環境や景観などへの悪影響、地域の活力低下にもつながることが危惧されています。
当社は「デジタル栽培プラットフォームを通じ、みんなで楽しく育てるカルチャーを創る」をミッションに掲げるプランティオと共同で、千葉県市原市の当社所有の遊休地(約3,620平方メートル)にIoTセンサーや栽培ナビゲーションシステムを備えた「apollo cultivatepark」を開設し、当該施設の「コミュニティファーム」としての運用の実証を開始します。この実証では、会員登録をされたお客様が、共同で野菜栽培を楽しむことで、人々が集い、つながりを育む場を形成するとともに、「農」や「食」への関心を醸成します。またプランティオの提供するシステムにより、この活動を通したCO2削減量や堆肥化による生ごみの削減量など環境貢献度も可視化していきます。これらを通じ、コミュニティファーム運営のオペレーションや事業性を検証し、今後のサービス改善につなげます。
当社は、デジタル技術・データを活用した業態変革・新規ビジネスモデルの創出を目指し、全国約6,200か所のサービスステーションを基点とした次世代モビリティ&コミュニティに関するサービス・ソリューションの提供を進めています。この取り組みは、サービスステーションを「地域固有の課題に対して様々なサービスを必要な時、必要な場所に機動的に提供できる」拠点、すなわち「スマートよろずや」とすることをコンセプトとし、各種サービス展開に知見を持つ他社や地方自治体との協働などを通じ、展開してまいりました。当該コンセプトのもと、当社は本事業を通し、全国で増加する耕作放棄地をコミュニティファームとして活用する可能性を検討していくと共に、既存の農業という産業だけに頼らない、もう1つの新しい食料生産システムである「グリーン・フード・インフラ※2」の構築可能性を検証していきます。

  • グリーン・フード・インフラ:既存の農業だけに頼るのではなく、市民自らが安心・安全な食糧生産に携わる次世代の食のインフラ。

1. 実証概要

(1)期間 2022年8月~
(2)場所 千葉県市原市青葉台1-15-2
「apollo cultivatepark」
(3)内容
  • 「apollo cultivatepark」内に設置した「Kronosfarm」にて野菜栽培を楽しむ会員を募集し、共同で野菜栽培を行っていただきます。
    応募方法はこちらのページをご参照ください。https://apollocultivatepark.com/
    (会員費用:初回参加後3か月間無料。その後は980円/月(税込1,078円/月))
  • AIとIoTを活用したナビゲーションシステム「grow」がタイムリーに野菜栽培をナビゲートするため、初心者でも安心して参加できます。
  • 収穫した野菜を、近隣のレストランに持ちこみ、会員の皆さんで楽しみながら食べるプログラム「Farm to Table」を企画し、地域とのつながりを提供します。

2. 「apollo cultivatepark」について

(1)apollo cultivateparkとは
  • 地域のつながりを支える存在でありたい。
    そう願う出光興産が新たに手掛ける「apollo cultivatepark」。
    人々が楽しく集い、コミュニティを醸成する。人が集まる“水辺”のような空間をみんなで創りたい。このような想いからapollo cultivateparkが生まれました。
(2)apollo cultivateparkでの過ごし方
  • IoTを活用してみんなで楽しく野菜を育てることができます。
    みんなで育てて、みんなで食べて、自由に遊ぶ。
    自分に合ったスタイルで楽しむことができる場所です。
(3)開園時間 毎日5:00~19:00
(土日・祝日も開園)
(4)apollo cultivatepark内「Kronosfarm」
への入園は、会員の方に限らせていただきます。

以上

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出光興産株式会社 広報部広報課

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