2022年8月29日
その他
業界初、商用ディーゼルエンジン車のDPFを超寿命※1化する無リン無灰オイル「idemitsu AshFree」を新開発
出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤 俊一、以下「当社」)は、業界初となる無リン無灰のディーゼルエンジンオイル「idemitsu AshFree」(イデミツアッシュフリー、粘度グレード:10W-30、荷姿:200Lドラムまたは20L缶)を、9月1日から発売します。「idemitsu AshFree」は、ディーゼルトラックやバスに搭載される排ガス浄化処理装置DPF※2(Diesel Particulate Filter、ディーゼル微粒子捕集フィルター、以下「DPF」)の目詰まりの要因となる灰を出さないオイルで、DPFの寿命延長によるメンテナンス費用の削減やDPF再生※3時間短縮による労務時間・燃料使用量の削減を実現します。本製品は当社の特約販売店を通じて販売します。
トラックやバスのエンジンに使用されている従来のディーゼルエンジンオイルには清浄性や耐摩耗性を向上させるため、添加剤として金属添加剤が含まれています。一方、これらの金属添加剤は灰となり、DPFを詰まらせ、トラブルの要因となることが長年の課題となっていました。
この課題を根本的に解決するため、当社は灰を減らすのではなく、出さないというコンセプトのもと、独自の添加剤処方技術により、灰となる金属添加剤を使用しないディーゼルエンジンオイルの開発に取り組み、成功しました※4。
【idemitsu AshFree特長(期待効果)】
- 1. DPFの寿命延長
- DPFに灰が溜まらず、DPFの寿命延長(DPFの交換、洗浄などのメンテナンスコスト削減)が可能です。
- 2. 労務時間の改善
- DPFの手動再生に費やしていた労務時間を削減し、負担を軽減します。
- 3. 燃料消費量の削減
- DPFの再生回数増加を抑制するため再生に使用する燃料を削減します。
- 4. 優れた高温清浄性
- 優れた高温清浄性と低い蒸発性を有しており(当社DH-2オイル対比)デポジット抑制(EGR等)も期待出来ます。
- 5. 環境への貢献
- DPFの再生回数抑制などによりCO2排出量の削減につながります。また、リンを使用しないことにより、触媒の被毒を抑え、触媒の交換を減らすことが期待できます。
1911年の創業以来、当社は超緻密な設計にこだわり続け、潤滑油の技術力を磨いてきました。当社は今後も、この技術力を通じ、労務環境の改善やCO2排出量の削減など、社会課題の解決に貢献していきます。
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出光興産株式会社 広報部広報課 https://www.idemitsu.com/jp/contact/newsrelease_flow/index.html
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