2022年3月7日

その他

ボイラ制御最適化システム「ULTY-V plus」木質ペレット混焼率対応型で1%超の燃料削減を達成

出光興産株式会社
郵船出光グリーンソリューションズ株式会社

郵船出光グリーンソリューションズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:土屋恵嗣、出資:出光興産株式会社、郵船商事株式会社、日本郵船株式会社)は、中国電力株式会社 新小野田発電所向けに販売したボイラ制御最適化システム「ULTY-V plus」(アルティ ヴイ プラス)での木質ペレット混焼運転の試験において、1%を超える燃料削減効果を達成しました。これにより、年間で約3万トンのCO2排出量が削減となる見込みです。

中国電力株式会社は脱炭素に対する取り組みを推進するため、同社の新小野田発電所ではホワイトペレットを石炭に8%(熱量比)混焼していますが、ホワイトペレットは、石炭と熱量が異なるなどの理由から、石炭と混焼した場合の発電効率低下が懸念されています。
この課題を解決するため、このたび、新小野田発電所にボイラ制御最適化システム「ULTY-V plus」(アルティ ヴイ プラス)のバイオマス混焼率対応型を導入いただきました。導入後の効果検証試験の結果、安定的かつ効率的な運転データを確認し、1%を超える燃料使用量の削減効果を実証しました。

「ULTY-V plus」は、発電所や工場で使用されるボイラに装備することでボイラ効率を向上させ、最適な運転へ導く装置です。AI(人工知能)を組み込んだ学習機能により、燃料使用量の削減による経済性向上とCO2排出量の低減に貢献します。

今後も郵船出光グリーンソリューションズ株式会社は、最先端のAI制御テクノロジーやバイオマス燃料にも対応した効率的な燃焼技術などを通して持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

  1. 木質ペレットとは木質系素材を原料とし、カーボンニュートラルの性質を有するバイオマス燃料です。ホワイトペレット、ブラックペレットがその代表的な燃料となります。

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