2020年10月28日

その他

「シェル美術賞2020」グランプリに今西真也氏「Story - Where are we going ?」を選出 受賞:8作品・入選作品:46作品、計54点を決定

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区)は、「シェル美術賞2020」のグランプリに今西真也氏『Story - Where are we going ?』を選出、グランプリを含む8点の受賞作品と46点の入選作品を決定しました。

次世代を担う若手作家を対象とする「シェル美術賞」は、1956年の創設から64年目(49回目)を迎えました。本年は597名の作家から昨年を超える846点の作品応募(昨年の応募作品数:765点)があり、木村 絵理子氏(横浜美術館主任学芸員)、角 奈緒子氏(広島市現代美術館学芸員)、中井 康之氏(国立国際美術館研究員)、鷲田 めるろ氏(画家、十和田市現代美術館館長)、大庭 大介氏(シェル美術賞2003入選)の5名が審査員を務めました。

グランプリ受賞作品 今西真也氏「Story - Where are we going ?」

グランプリ受賞作品
今西真也氏「Story - Where are we going ?」

受賞作品8点に入選作品46点を加えた計54点を、12月9日より国立新美術館で開催する「シェル美術賞展2020」にて展示し、会期中に表彰式を行います。各受賞作品の詳細は4頁以降の別添資料を参照ください。

■「シェル美術賞展2020」概要

本年の受賞・入選作品を展示する「シェル美術賞展2020」を12月9日(水)から国立新美術館で開催します。
展覧会場では、今後の活躍が期待される過去の受賞・入選作家を応援する企画として、前年度の審査員により選出された作家4名の新作・近作を「シェル美術賞 アーティスト・セレクション(略称:SAS)2020」として展示します。また併せて、「レジデンス支援プログラム2019」展を開催します。SAS出展作家のプロフィール、推薦者コメントについてはシェル美術賞公式ウェブサイト(https://www.idss.co.jp/enjoy/culture_art/art/index.html)をご覧ください。

※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点により、今年の表彰式は受賞者及び関係者のみで実施します。また、例年行っている講評会・オープニングレセプションは実施しません。

展覧会名
「シェル美術賞展2020」
会期
12月9日(水)~12月21日(月) 
※15日(火)休館
時間
10時00分~18時00分(入場締切17時30分)
  • ※最終日21日(月)は、16時00分(入場締切15時30分)まで開館
会場
国立新美術館 1階展示室1B
(東京都港区六本木7-22-2)
TEL:03-6812-9921 ※会期中のみ
入場料
一般400円
  • ※学生、70歳以上の方、障がい者手帳等持参の方および付添者1名まで無料
  • ※会場にて、シェル美術賞公式ウェブサイトトップページのスマホ画像をご提示いただくと、入場料が100円引きとなります。
  • シェル美術賞公式ウェブサイトはこちら
展覧内容
■「シェル美術賞2020」受賞・入選作品 計54点
■「シェル美術賞 アーティスト・セレクション2020」展
  • ・池谷 保 (シェル美術賞2015 入選)
  • ・熊谷 亜莉沙 (シェル美術賞2013 入選)
  • ・チョン・ダウン (シェル美術賞2016 入選)
  • ・成山 亜衣 (シェル美術賞2017 入選)
■「レジデンス支援プログラム2019」展
  • ・武田 竜真 (シェル美術賞2011、2012 入選)

~お問い合わせ先~

出光興産株式会社 広報部広報課

https://www.idss.co.jp/contact/advertising_flow/index.html

「シェル美術賞2020」受賞作家8名の作品情報・プロフィール・コメント

「シェル美術賞2020」受賞作家8名の作品情報・プロフィール・コメントを紹介します。

  • ※画像データ、作家への取材などは、前掲の『お問い合わせ先』までお願いします。

■グランプリ
 今西真也

グランプリ 今西真也
【作家名】
今西真也(Shinya Imanishi)
【作品名】
Story - Where are we going ?
【制作年】
2020
【サイズ】
162 × 130cm
【技 法】
油彩・キャンバス・パネル
<プロフィール>
1990年生まれ
奈良県在住
2015年
京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻ペインティング領域修了
<受賞歴・その他>
2015年
京都造形芸術大学大学院修了制作展 大学院賞
3331 Art Fair 2015 田中英雄賞、小松準也賞 (3331 Arts千代田)
2016年
第31回ホルベインスカラシップ 奨学生
2017年
個展「ISANATORI」(nichido contemportary art)
日台文化交流展覧会マイ・コレクション展 感性の寄港地 (T-ART GALLERY)
群馬青年ビエンナーレ2017 入選 (群馬県立近代美術館)
2018年
個展「Wind, Rain, and your Words」(Art Delight)
2019年
Kyoto Art Tomorrow 2019 京都府新鋭選抜展 大賞 (京都文化博物館本館)
2020年
個展「Light Exposed」(galerie nichido Taipei)
<受賞の言葉>
このような歴史ある大きな賞に選んでいただき、本当にありがとうございます。とても嬉しく、日々作品を作るなかで今回の賞は今までの自分への自信と今後の誉れになります。しかし、このような賞をいただけたのもこんな自分を支え応援して下さる方々のおかげだと思います。皆様方にこの場を借り厚く御礼申し上げます。自分の作品は写真では伝わらない事が多く、この機会にたくさんの方々に作品を知って実際に観ていただければ幸いです。絵画、アートを楽しまれる方が一人でも増えていただけるお手伝いができればと思います。
<シェル美術賞応募動機>
絵画を描く日本人で「シェル美術賞」を知らない方も少ないかと思います。自分も学生のときから知り、学生時に1、2度挑戦し失敗しました。今、再度出品をと考えたのは新型コロナが蔓延していく社会の中で、何かに挑戦することを忘れたくないと思い、今回の出品を決めました。
<創作テーマ>
キャンバスに絵具を厚く塗り重ね、筆致の跡を力強く残しながら削っていく行為を繰り返すことで描いています。視点と距離、視覚と認識、素材とイメージとの関係性、「見えるものと見えないもの」を探りながら、私たちが共通認識している事柄のあいまいさ不確かさを絵画で提示できないかと制作を行っています。
<受賞作品について>
今回の作品は、これまで「絵画」を考えるときに避けられない「物語」という概念を暗示させていましたが、もう少し表面化した作品を描けないかと思い考えていた折に、新型コロナが社会に蔓延し、人が消えた街角を私はただ眺めていました。すると、今まで気に掛けなかった宙高く飛び行く鳥たちが目に入りました、その力強く羽搏く(はばたく)姿が私たちの行き先を知っているかのように見え、ふと古事記に登場する一羽の烏を思い出しました。
<今後の目標>
今後も今の時代に描くべき、そしてなにより良い絵画を描きたいと思うし、一枚でも多く描き、長い時間を絵画に費やせればうれしいと考えています。大きな絵画制作、作品の進化、新たな表現の開発、美術館で展示、ニューヨーク、ロンドンなどのまだやっていない海外での展示、やりたいことは尽きることはないです。何より、応援していただいている皆様方の期待に応えられるよう、挑戦を続けていきたいと思います。
<今後の活動拠点>
奈良から拠点を移動することは今後ないことかと考えています。

■木村絵理子審査員賞
 山内太陽

新藤淳審査員賞 山内太陽
【作家名】
山内太陽(Taiyo Yamauchi)
【作品名】
つまりは、そういうこと。
【制作年】
2020
【サイズ】
162 × 130cm
【技 法】
油彩・キャンバス
<プロフィール>
1987年生まれ 北海道在住
<受賞の言葉>
今回、木村絵理子審査員賞に選出いただき、大変嬉しく思っています。通知をいただいたときは、まさかと驚きました。このような評価をいただけることは、これまでの研究成果が認められたようにも思いますし、作品制作を続ける上で大きな励みになります。また、この展覧会で多くの方に作品を見ていただければ幸いです。この度はありがとうございました。
<創作テーマ>
平面、立体、時間、個人、世界、情報、視点、存在等がテーマです。また、言葉では不完全になってしまうような、五感で捉えたものや、無意識でも確かに経験していることを平面上で表現することです。絵画は現実世界では捉えにくいことを浮き上がらせて実感することができると思います。
<受賞作品について>
モチーフを見ながら絵を描くとき、立体を平面に変換するために片目をつむりながら描くのは古くからのスタンダードではありますが、なぜ立体として存在するものを平面用に修正して描くのでしょうか。それに私たちにはたまたま2つの眼がついていますが、もし眼が3つ、4つ、5つあったら、そこにどう描くべきでしょうか。さらに、他人と視点が同期されていたら?時間軸の外から眺めるとしたら?そんなことを考えていたらこのような絵ができました。
<今後の活動拠点>
北海道札幌市(なえぼのアートスタジオ)

■角奈緒子審査員賞
 佐東ヒロキ

角奈緒子審査員賞 佐東ヒロキ
【作家名】
佐東ヒロキ(Hiroki Satoh)
【作品名】
Sunlight
【制作年】
2020
【サイズ】
130.3 × 162cm
【技 法】
油彩・キャンバス
<プロフィール>
1985年生まれ 京都府在住
京都芸術大学通信教育部美術科洋画コース在籍
<受賞の言葉>
今回シェル美術賞で受賞できたことを大変嬉しく思います。30歳を超えてから絵画制作を始めた自分にとってシェル美術賞受賞は遠い目標でした。ようやくここまでこられたといった気持ちです。今回の作品については、発送の3週間前には完成しているスケジュールで進めていましたが、結局納得いかずに発送の当日まで手を加えていました。受賞できたことでその努力も報われた気がします。今後も妥協することなく自分自身の表現を追及していきたいと思います。
<創作テーマ>
「シンプル・スマート・エフェクティブ」をキーワードに制作を行っています。ビルなどのたてものをモチーフに選ぶことが多いですが、これは無機質で直線的にも関わらず、どこか情緒的なところが自分の作品に合っていると感じるからです。
同時に制作上大切にしていることは、物理的な存在感や物質感です。目の前にあるものの存在や現実をどのように表現したら理想に近づくか、毎回試行錯誤の連続です。
<受賞作品について>
絵を描く傍ら薬剤師として勤務しているのですが、医療現場ということもあり、今年はコロナウイルスの影響で大きく環境が変わりました。社会全体としても、今まで当然のようにできていたことができなくなり、身体的にも精神的にも落ち着かない日々が続いていたように感じます。そんな先行きの見えない日々に光をさすような作品を、自分なりの感覚で表現したいと思い今回の作品を作りました。多くの人にみていただけたら幸いです。
<今後の活動拠点>
京都

■中井康之審査員賞
 庄司裕佳

中井康之審査員賞 庄司裕佳
【作家名】
庄司裕佳(Yuka Shoji)
【作品名】
お別れの言葉
【制作年】
2020
【サイズ】
130.3 × 162cm
【技 法】
アクリル・ポスターカラーマーカー・オイルパステル・キャンバス
<プロフィール>
1983年生まれ 東京都在住
<受賞の言葉>
この度はこのような素晴らしい賞と、作品を大勢の方に見ていただく機会を賜り本当にありがとうございます。育児の山が過ぎ制作を再開してからの作品と向き合う時間は、自分は何者であるかを問うような問答を伴い、今までになく孤独なものでした。それだけにこのように評価していただけた事は大変ありがたく、涙が出ました。作品を評価下さった先生方、シェル美術賞に関わる皆様、制作活動を支えてくれている家族に厚く感謝申し上げます。
<創作テーマ>
“世界はいったい何で出来ているか”私達は実は何も知らないのかもしれない。当たり前のもの、身近なものでさえよくわからないもので、言葉にすることも難しかったり曖昧であったりします。私にとって制作とは、世界を理解し解釈する為の手段であり、言葉に足りない何かを補い証明しきれないものを伝え共有する力が芸術の魅力だと感じます。世界中に散らばったピースを集める作業をしているような感覚です。
<受賞作品について>
皆さんは、生と死をどのように理解していますか?一瞬を隔てた前後にあるのに、天と地程も違う。それを漠然と受け入れる事は大変困難でした。制作中、描く程に悶々とした執着と迷いが現れ、作品を澱ませました。画面としてそれは美しくなかったかもしれませんが、心を映す鏡のように感じ、結果しっくりと落ち着きました。また、この作品と向き合っている間、コロナ禍で会えない家族と、亡くなった父の愛と力強さをすぐ傍に感じられ心強くもありました。
<今後の目標>
しばらくの間は日本国内が拠点になると思います。できればこのまま東京を拠点に制作を続けていきたいです。

■鷲田めるろ審査員賞
 堺 大輝

鷲田めるろ審査員賞 堺大輝
【作家名】
堺 大輝(Hiroki Sakai)
【作品名】
Self-Portrait
【制作年】
2020
【サイズ】
162 × 130cm
【技 法】
油彩・キャンバス
<プロフィール>
1996年生まれ 東京都在住
多摩美術大学絵画学科油画専攻3年在籍
<受賞の言葉>
今回、受賞をさせていただき大変嬉しく、光栄に思います。この経験を励みにこれからも一層、制作に力を入れていきたいと思います。
<創作テーマ>
私は、自分自身がここに在るのだという実感を得る為に制作活動をしています。選ぶモチーフは自身や周りにいる近しい友人、自分の住まいにあるものや近所の風景など、最近は物理的にも精神的にも自身との距離が近いと私自身が感じるものを選んでいます。私という存在がどういう在り様であるのか、私がキャンバスに向きあい、その逃げ場の様な場所で独りぼっちで、ただただ描くという事が、私という存在を私自身が強く実感できる事なのだと感じています。
<受賞作品について>
モチーフにしたのは、自身のself portrait です。このシリーズは一年半ほど前から続けている画題です。ある日、自分自身の存在というものを何かフワついた様な、あるのか無いのかわからない、不明瞭で実感の無いものであるという事に気付き、その時私はこの状態に強い不安を感じました。そして私は、私自身が感じることのできない、私という存在についてself portraitを描くということを通じてどうにか実感したいと考える様になりました。
<今後の活動拠点>
卒業するまでは、通っている大学が活動拠点となると思います。

■大庭大介審査員賞
 小西梨絵

大庭大介審査員賞 小西梨絵
【作家名】
小西梨絵(Rie Konishi)
【作品名】
Polarization. Or
【制作年】
2020
【サイズ】
162 × 162cm
【技 法】
アクリル・色鉛筆・パステル・キャンバス
<プロフィール>
1989年生まれ 神奈川県在住
<受賞の言葉>
この度は、大庭大介審査員賞に選出していただきまして誠にありがとうございます。このような機会をいただけたこと、とても嬉しく感じております。作品に向かい合う日々は、音楽を大事に紡いでいくような感覚で、とても尊いものに思えます。そのような行為の痕跡が、みなさまの目に触れることで生まれるコミュニケーションを楽しみにしています。いつもお世話になっているみなさま、シェル美術賞関係者のみなさまに、心より感謝申し上げます。
<創作テーマ>
土地には特有の神話があり、その神話は現地の住民の風景に関する表象として現れます。このような表象はある特定の土地から生まれたにもかかわらず、様々な文化圏に共通する要素を含みます。人類に共通の普遍的な要素からなる風景とはどのようなものなのかを考えることで、我々の存在の理由および、他者との相互理解の可能性を提示できるのではないかと期待しています。
<受賞作品について>
絵画を構成するものについて見つめなおすような作品でした。地の反転・ずれ・ノイズ・視線の誘導・メディウムなど、絵画が内包しているものと素直に向き合ってみました。ぱっとみて弱い素材に思えるようなものも、複数のレイヤーを持っています。静寂の中だからこそ聞こえる音もあるのだと、何かをしないといけないという不安感から解放されますように。
<今後の活動拠点>
横浜など

■学生特別賞
 陳 強

学生特別賞 陳 強
【作家名】
陳 強(Qiang Chen)
【作品名】
軌跡
【制作年】
2020
【サイズ】
130 × 162cm
【技 法】
油彩・アクリル・ひも・キャンバス
<プロフィール>
1994年生まれ 東京都在住
日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻在籍
<受賞の言葉>
この度は学生特別賞にて表彰をしていただき、とても光栄です。私たち若手作家に素晴らしいプラットフォームを提供していただき、誠にありがとうございます。留学生として、日本の若手作家と交流するうちに、多くのことを学びました。日本で勉強している間、専門知識から生活までいつも先生たちや友達にお世話になりました、本当にありがとうございます。
<創作テーマ>
私の創作テーマは「シンプル」な形と色を用いて物の本質を表現することです。モチーフを、単純化した最小限の表現で最大限の豊かな効果を生み出すことを目指しています。「少ない方が豊かである(Less is More)」という考えから、できるだけ引き算をして、これ以上削れない状態まで研ぎ澄ました完璧を求めています。現在、研究しているシンプルさというのは、芸術的でありながらも素朴で、人間味に溢れたものなのです。完璧を求めることは制作の中でもずっと探求し続けています。
<受賞作品について>
2020年に開催されるはずだった東京オリンピックをきっかけに、スポーツを題材として何か作品を描いてみたいと思いました。純色の表現方式について、色彩の三原色だけで一枚の作品を表現したいと考えました。この考えは3年前に日本に留学してからずっと念頭にありました。今、やっと作品の中で実現することができました。また、オリンピックが順調に開催されるようにお祈り申し上げます。
<今後の活動拠点>
今後の活動拠点は中国に帰って制作するつもりです。

■学生特別賞
 松岡柚歩

学生特別賞 松岡柚歩
【作家名】
松岡柚歩(Yuzuho Matsuoka)
【作品名】
sharp(check #02)
【制作年】
2020
【サイズ】
162 × 162cm
【技 法】
アクリル・顔料・メディウム・パネル
<プロフィール>
1996年生まれ 京都府在住
京都芸術大学大学院修士課程芸術研究科美術工芸領域油画専攻在籍
<受賞の言葉>
今回、学生特別賞という賞をいただくことができ、とても光栄です。大学院の修了制作や修了後の制作活動に向けての励みになります。
<創作テーマ>
時間がなんとなく流れる事に不安を感じるように、目の前に映っているものが本当なのか不安に感じます。当たり前のようにそこにあるけれど、見れば見るほどどうなっているのかが分からなくなってきます。現在は自分が見たことがある柄の要素を分解して、絵の具に置き換える作業をしています。柄から絵の具、絵の具から絵画という物質の移り変わりに違和感を覚えますが、その揺れ動くものの移り変わりに魅力を感じながら制作しています。
<受賞作品について>
この作品は今年から描き始めたシリーズのうちの一つです。絵の具を一層ずつ流し込んで、柄を作り出しています。昔からわからないと感じるものをパーツごとに分けてバラバラにすることが好きでした。一つ一つのパーツを自分の手で確かめることでやっと自分にインプットできたように感じます。絵具を重ねることは時間を蓄積することです。絵具を混ぜ、流し、乾燥を待つ。だんだんと色が重なっていく。時間が形に変わっていく中で、やっと自分を取り巻く物事の整理ができていくのです。
<今後の活動拠点>
京都府京都市を中心に活動予定。

シェル美術賞2020ポスター

シェル美術賞2020ポスター

以上

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