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中学校部門 金賞
ハグロトンボとゴミ / 田代 瑛大
撮影者コメント
川に遊びに行った時、珍しくて美しいハグロトンボを見て自然が豊かだなと思った。しかし、その反面、ゴミが落ちていたりと環境破壊につながることも見られ、「良くないな。ポイ捨てが無くなれば良いな。」と思った。そのため、僕は、清掃活動などがあれば積極的に参加できるようにしたい。
カメラマン講評
どちらも遠目で見ると、透明感のある写真ですが、中身がまるで違いますね。〇では希少なトンボを収められた一方、×では危険で残念な光景。この2枚をまとめた着眼点が素晴らしいですね。
審査員総評
トンボの美しい色合いや形が捉えられた〇の写真は温かい印象です。一方、×の写真は同じような色合いでもどこか冷たさを感じるだけでなく、とても危険でもあります。作者のように、行動に移す人がひとりでも多く増えることを願ってやみません。
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中学校部門 銀賞
未来への愛情の差 / 福田 大樹
撮影者コメント
伐採後放置された山を見つけた。私利私欲を満たすための道具として自然を扱った結果が、茶色の山肌に表れ痛々しい気持ちになった。将来、地域の方々に災害をもたらすかもしれない。一方、伐採後植林をされている山は、木の成長を見越して幼樹が等間かくに植えられている。木・山・未来の人々へ豊かな環境を残そうとする愛情が感じられた。皆が自然への感謝と愛情をもち、未来へ行動をおこすことができる社会になればいいと思う。
カメラマン講評
木は植えなければ育たない。そんな当たり前のことを未来への愛情と評した目線が素敵です。身近な事でも、無くなったら足す、使ったら戻す等、次に使う人やモノがどうなるかを考えた行動できる人が増えていくと、環境にも少し優しくなるのかもしれませんね。
審査員総評
〇と×の写真の対比を「愛情の差」という言葉で表現した作品タイトルにセンスを感じました。未来の環境や人々の生活のために、単に行動を起こすだけではなく、自然への感謝と愛情の心を持つ大切さに気づかせてくれた作品です。
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中学校部門 銅賞
地球沸騰化 / 力久 寧々
撮影者コメント
今年は連日35℃をこえる夏日が続く中、ゲリラ豪雨や竜巻、夏なのに雹が降ったりと天候の変化にびっくりすることが多く、その時の写真を撮りました。そんな中「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が来た」と国連のグテレス事務総長が発言したことを知り、地球が危機状況にあることを実感しました。私は、地球を守るために、無駄なエネルギーを使わず「人にも地球にも優しい暮らし」を心がけることが大切だと思います。
カメラマン講評
せっかく同じ場所で捉えているので、トリミングが揃うとさらに迫力が出たと思います。とはいえ、これより過激な対比作品が撮れてしまう未来は望ましくないですよね。異常気象が当たり前となり、危機的状況が肌で感じられるようになったことを表現していると思います。
審査員総評
同じ場所から撮影した写真でも、これほどにも違うものかと驚きました。作品タイトルにもあるように、もう「温暖化」という言葉では済まされなくなっている状況に危機感を持ち、地球環境を守るために、私たちがやるべきことを訴えかけてくる作品です。
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中学校部門 審査員特別賞
きれいな海とゴミの海 / 加藤 駿佑
撮影者コメント
この夏、日本の渚百選に選ばれている海岸へ行って来ました。天望台から見る海は、光っていて透明で、とてもきれいな青色の海でした。しかし、浜に降りてみると、打ち上げられたゴミが隅に集められていました。こんなに美しい海なのに…驚きでした。ゴミを見るとまだ使えそうな物もあります。私たちの周りは物であふれています。一人一人が物を大切にし、きれいなゴミを使らない様にしなければ美しい海を守っていけないと思う。
審査員総評
〇の写真からは想像ができない×の写真。美しい海でも近くで見ると別の世界が広がっていることに衝撃を受けました。ポイ捨て問題だけではなく、物を大切に使うことも必要であることをあらためて意識させられる作品です。
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中学校部門 だったらこうしよう賞
暑い日のすごし方 / 高山 古乃佳
撮影者コメント
最高気温の記録が上がる日本の夏において、多くの人々が×の写真のような電気式の扇風機を使っているのをよく見かけます。しかし、無駄のないエネルギー利用と環境への配慮が大切だと思い、〇の写真のように、日傘、帽子、扇子、時には水打ちをしたり、環境に影響を与えない涼しい過ごし方もあるため、こうした工夫をすることは、日本の温い夏を乗り越えるために重要だと思います。
審査員総評
今年の夏は携帯型の扇風機を持ち歩いている人をよく見かけました。涼しさの効果は劣るかもしれませんが、昔から使われている物は環境に優しく、風情も感じられます。自分のためだけではなく、地球のためにいかに涼しく過ごす工夫ができるかを考えさせられる作品です。
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中学校部門 優秀賞
命と食事 / 宇佐 梓菜乃
撮影者コメント
最近、増えている害獣被害。現在、鹿はどんどん数が増え、餌を求めて畑を荒らしています。その対策として人は大量の鹿を捕獲しているのです。では、その捕獲された鹿はどうなるのか。残念ながらほとんどは廃棄または埋設されています。これは大切な命をただ犠牲にしているだけです。捕獲するのなら、無駄なく大切に食べなければいけません。私たちはおいしいものをたくさん食べられることに感謝の心を持たなければならないのです。
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中学校部門 優秀賞
日本人の源であるお米を守ろう / 沖 咲空
撮影者コメント
これはすぐ隣同士の田んぼの写真です。〇の田んぼは水がたっぷり入っており、稲が大きく成長しています。ですが、×の写真は土に大きなひびが入ってしまっています。田んぼの管利として水を抜いて少し土を乾かす、「中干し」という作業もあるらしいのですが、×の写真のような大きなひびは根が切れたりする源因になるそうです。×の写真のような被害を減らすためには、まず地球温暖化を防ぐ。地球の温度を下げることが大切です。
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中学校部門 優秀賞
美しい青を守りたい / 北嶋 泉実
撮影者コメント
×の写真は夏休みに訪れた男鹿半島で撮影をした。毎年家族でここの海に行くのだが、きれいな海の風景とは対照的にテトラポットの影に沢山のごみが隠れている。岩場の海は透き通り美しい青色に輝いている。私はこの海が、風景がいつまでも残ってほしいと思っている。ずっと泳いできた海とこの大好きな場所を守る為に、1人1人が自然を愛し、今の地球問題と向き合って真剣に行動に移していくことが大切だと思う。
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中学校部門 優秀賞
生ゴミをフル活用 ! / 倉崎 花菜
撮影者コメント
生ゴミをゴミ箱に捨てるところと生ゴミを土に入れてそれを何回も繰り返して堆肥をつくる段ボールコンポストと比べました。段ボールコンポストでできた堆肥を使って野菜を育てている写真です。段ボールコンポストをすることで、家庭ゴミで多い生ゴミが減ります。簡単に始めることができます。たくさんの人に知ってもらうために段ボールコンポストを広めていきたいです。
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中学校部門 優秀賞
減少する自然に迫る都市化 / 里田 瑛拓
撮影者コメント
今ある自然や田舎などの貴重な生態系なども都市化などによってくずれつつあるところに注目しました。都市化をしてくらしをよくすることも大切だけど自然を守ることや増やすことの大切さも伝わればと思いました。
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中学校部門 優秀賞
きれいだけど…考えてみたら / 中井 絢斗
撮影者コメント
この写真どちらとも美しいけれど左は自然なもの(太陽など)ですが右の×の写真は人工などで作られている電気がすごく使われています。別に電気は太陽光でつくられているからいい、ということではなく今の日本は8割ほど火力にたよっているのです。火力をつかうとCO₂がたくさんでて、地球温暖化にもつながってきます。だから×を直すために電気をできるだけ使わないように、節電をすればいいと思います。
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中学校部門 優秀賞
自然の功と人間の罪 / 坂東 愛悠
撮影者コメント
〇は、鹿児島市にある慈眼寺公園内を流れる和田川の写真である。川は、山に雨が降り、その雨水が地面にしみて地下水になり、その地下水があふれ、それらが1本にまとまり、ようやくできる。しかし、長い年月を経てできる川に対し、×の吹上浜の漂着ゴミは、かなり短い時間で海を渡り、地球や生物に影響を与えてしまう。この「罪」は全て私たち人間が犯したものなので、世界各国が協力し、ゴミを減らして償うべきだと私は考える。
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中学校部門 優秀賞
その先の景色 / 藤田 莉世
撮影者コメント
青い空と海が絵に描いたようなキレイな景色でした。浜には波にのってさまざまな物が流れついています。石や貝や木など自然にかえるけれども、プラスチックや網などの人工物は海の生物や環境にやさしくありません。ごみを捨てる場所がないからといってポイ捨てするのではなく、私はゴミ袋を持参して持ち帰るようにしています。ポイ捨てをしないようになればどこかの浜もキレイな景色が続くと思います。
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中学校部門 優秀賞
誇れる景観に / 簗瀬 結
撮影者コメント
陸と海で〇と×を探し比較してみました。兼六園の写真と海の写真を祖母に見せた時、「兼六園は国でしっかりと整備しているものだから比べても…」と言われました。だけど私は比べるべきだと思います。なぜなら海の砂浜も日本の立派なものだからです。これからは、日本中が国の誇れるすてきな景観になるよう、ゴミが落ちていたら拾う、ボランティア活動をするなどし、自ら活動に取り組んでいきたいです。