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高校・高等専門学校部門 金賞
保護と発展 / 松尾 栞奈
撮影者コメント
この写真は、私の小学校の周りを撮ったものです。田んぼや畑が広がっていて、とても自然豊かです。それを利用して、小学校では田植や稲刈りの授業があり、良い経験ができます。しかし数年前から高速道路建設のために多くの自然がなくなっています。私が好きだった大きな木も切られてしまいました。高速道路建設は仕方がないことなので、守れる最大限の自然をこれからの私たちで守っていきたいと思いました。
カメラマン講評
高速道路ができて生活は便利になりました。だけどそのかわり大好きな場所が犠牲になっています。できるだけ自然は守りたい。難しいテーマですがそれを今回の作品で松尾さんは表現しています。自然を壊すのは一瞬でできますが再生は時間が大変かかります。 1本の木も立派になるまで長い年月が必要なのです。考えさせられる作品だと思います。
審査員総評
本来、美しい稲が成長するはずだった場所に人工的な建造物がそびえ立っており、風景が一変しています。しかし作者は単に自然破壊を悲観するだけではなく、高速道路建設によってもたらされる社会の発展の重要性も理解しながら、大好きな風景を大切に守っていくという、これからの時代に必要な未来を見据えたメッセージが発信されています。
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高校・高等専門学校部門 銀賞
野菜を丸々使おう / 佐藤 美藍
撮影者コメント
普段捨ててしまいがちなじゃがいもの皮ですが、じゃがいもは、皮まで美味しく食べることができます。皮まで使うことによって、ごみの量を減らすことができ、また、じゃがいもの皮は栄養が豊富に含まれているので、効率よく栄養を摂取することができます。じゃがいもに限らず他の野菜でも、調理の仕方を工夫すれば、捨ててしまう部分が減ると思います。私も野菜を調理する時は、野菜の使い方に気をつけたいです。
カメラマン講評
佐藤さんのテーマ、大変身近でいいですね。皮まで食べることができるのに調理法やレシピによっては捨てる部分がたくさんでる野菜。今日から気を付ければすぐにできそうなアクションです。捨てないレシピをみんなで共有できれば楽しくゴミ削減にもつながります。料理の腕も上がりそうです。
審査員総評
皮つきのじゃがいもを使った美味しそうなお料理。野菜を皮ごと使うことで、ごみの量を減らせるだけではなく、豊富な栄養を摂取でき、地球のためにも私たちのためにも良いこと尽くしです。この作品を通して、食品ロスを減らすために誰にでもすぐに実践できる行動が広がっていくことを願います。
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高校・高等専門学校部門 銅賞
自然との共生 / 吹田 陸哉
撮影者コメント
〇写真のような自然を見ていると、人は心が豊かになりストレスなどから解放されます。しかし、× 写真のように、人間の活動の影響により、木がなくなっている土地を見ると私は心が痛みました。しかも、地球温暖化の促進にもつながります。私は「×」を変えるためには、人々の普段の心がけが一番の対策だと思います。例えば、1度使った割り箸を洗ってもう1度利用すると、使用量が減少し、伐採する木の量も減少すると考えました。
カメラマン講評
自然の景色は本当に癒されます。そんな自然の山々の木が次々伐採されていたら悲しくなります。吹田さんは割り箸を再利用すればよいのではないかと作品コメントに残しています。その優しい気持ちを大切にしてください。最初から使わなくてもすむように箸を持ち歩いている人もいます。
審査員総評
〇の写真は思わず深呼吸したくなるような美しい山々の緑。一方で、木々が伐採され、広範囲に亘って山肌がむき出しとなった×の写真。作者はこの壮大な写真から、身近な割り箸に目を向け、再利用することで環境保全に繋がることを考えてくれました。一人ひとりが何ができるかを考え、行動することで、美しい風景と豊かな心が広がっていくと思います。
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高校・高等専門学校部門 審査員特別賞
ゴミの分別は本当に正しいことなのか / 主浜 果暖
撮影者コメント
「×」に写っているのはペットボトルとそのキャップのごみ箱です。この写真について、ごみは分別されているため「〇」ではないかと多くの人が考えると思います。しかし、青いごみ箱を覗くと、ほとんどのペットボトルにラベルがついています。私はそれ以上に、大量のキャップから分かるペットボトルの消費量が問題だと思います。「〇」のようにマイボトルを持ち歩いて給水することがペットボトルの消費量削減に繋がると思います。
審査員総評
作者のコメントにもある通り、一瞬「どちらも〇では?」と思ってしまいました。もちろんごみを分別することは良いことですが、その先にある問題にまで着目している作者の視点にハッとさせられました。既に環境に配慮して行動していることでも、更にできることはないか、高い視点をもって考える大切さに気付かされました。
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高校・高等専門学校部門 優秀賞
のびのびと… / 飯島 陽菜
撮影者コメント
私はごみの絡まった「×」の植物を見たとき、思わず息を呑みました。どんよりとした曇り空も相まって、この景色はあってはならないと改めて思いました。これは人によるポイ捨てによって起きた事なので、『ごみは持ち帰る』が当たり前の世の中になってゆく必要があると感じました。その意識が広がることで、「〇」のようにのびのびと生きる植物が増えるのを望まずにはいられません。私は絶対にポイ捨てをしないと固く決意しました。
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高校・高等専門学校部門 優秀賞
道路整備の大切さ / 遠藤 嘉乃
撮影者コメント
の写真は歩道も車道も狭いので目の不自由な人でも安全に通れるように両方の歩道に点字ブロックが設置されている。また、左側にレンガ造りの歩行者と自転車専用の道があるので車椅子の人も安心して利用できる。一方で×の写真は、道がへこんでいるので水たまりになり、路面標識が見えなくなってしまっている。晴れていて水たまりが無くても、小さい子が転んで怪我をしてしまう可能性があるので整備した方が良いと思った。
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高校・高等専門学校部門 優秀賞
環境に良い選択を / 大木 奈那
撮影者コメント
この×の写真は除草剤を撒く様子を撮ったものです。除草剤を撒くことにより土の中にいる微生物がいなくなってしまい、むやみに乱用すると生態系の維持が破綻してしまうと言われています。これに対し、ヤギは草を食べてくれます。最近では除草のためのヤギの貸し出しが行われています。環境に手を加えるということは、回り回って人間にも影響があると理解し、よく考え行動することが大切だと考えます。
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高校・高等専門学校部門 優秀賞
人々が変えた海 / シュナック 有咲
撮影者コメント
水質汚染は海の中の魚たちの健康を害するだけでなく、それを食べる私たちの人体にも悪影響を及ぼすためすぐにでも改善するべき大きな問題だ。主な水質汚染の原因は生活排水なため、この問題は一人一人にかかっている。特に、キッチンからの油や食べくずは拭き取ったり、くず取りネットを使用するなど家族が少し気をつけることで防止できる。このように地球の素晴らしい海をこれ以上壊さないよう皆で守っていくべきである。
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高校・高等専門学校部門 優秀賞
明かり / 曾根嵜 綾乃
撮影者コメント
中秋の名月と家の照明の2種類の明かりに視点をおきました。どちらも暗闇を照らすために私たちにはなくてはならないものです。しかし、月は太陽の光の反射で明かるくなっているため、自然のエネルギーしか使っておらず、一つで世界中を照らしているのに対し、照明は限られた電力を一つの家庭にいくつも使って照らしています。私はその限られた明かりをより有効に使うために、できる限り照明を無駄使いしないよう心がけようと思います。
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高校・高等専門学校部門 優秀賞
きれい? / 大宮司 衣空
撮影者コメント
日が落ちて、たばこのようなゴミが隠れたことで綺麗な景色になっています。ですがそれは本当に「きれい」とは言えないです。たとえパッと見がきれいでも、1ヶ所にゴミがあると、印象は悪い方へ下がりませんか?私は綺麗な景色が好きですし、それを誰かに共有したいです。でも一人だけがゴミ問題を意識しても綺麗にはなりません。一人一人が意識して「本物のきれい」な景色を見ませんか?
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高校・高等専門学校部門 優秀賞
一流として / 寺西 柚稀
撮影者コメント
船場に集まる漁船の数々。漁師達は朝早くからその船と共に漁に出かけている。しかし物というものは時が経つにつれて傷つき壊れてしまうもの。この写真では壊れてしまった船が無惨にも捨てられている。大工は身の周りの道具を大切にしてこそ、一流の職人と言えるという。船は乗り物とはいえ、大切な商売道具。そこをきれいにしてこそ、一流なのではないだろうか。
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高校・高等専門学校部門 優秀賞
未来の空に飛んでいるのは / 西村 陽南
撮影者コメント
私達の地域は自然豊かなところで、鳥や虫たちがよく飛んでいます。しかし、×の写真のようにビニール袋やプラスチックゴミなどのような水に溶けにくく、そして軽いゴミが飛んでいるのを見かけることがあります。ゴミをゴミ箱に入れずにポイ捨てをすると中のものがあふれ風に飛ばされ、このような写真のようになってしまいます。ゴミがいっぱい飛んでいる空ではなく鳥や虫たちがいっぱい飛んでいる空になってほしいと私は思います。
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高校・高等専門学校部門 優秀賞
目線を変えて / 本田 陽奏
撮影者コメント
私は小さな段差を撮りました。体に不自由のない私達は普段このような小さな段差に何も感じませんが、車いす等を使用されている体の不自由な方々には大きな段差だと感じてしまうのではないかな。と思いました。だから、このような段差は作らず、〇の写真のように段差のない道を増やし、みんな平等で快適に生活できるような町にしていきたいと思いました。
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高校・高等専門学校部門 優秀賞
キレイな海 / 屋嘉比 梨音
撮影者コメント
沖縄の海は透き通っていてとてもキレイです。だが、強い雨が降って開発現場などから流出した赤土汚染がみられます。これだと、キレイな海を台無しにしてしまい、あまり気持ち良く眺めることができません。そのためには、工事の現場などで赤土流出が起こらないよう防止策をとって、沖縄の海を守っていけたらいいと思いました。