最優秀賞 | 鹿児島大学付属中学校![]() |
小学校部門
優秀賞 | 名古屋市立赤星小学校![]() |
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優良賞 |
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中学校部門
優秀賞 | 私立広尾学園中学校![]() |
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国立岡山大学教育学部付属中学校![]() |
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優良賞 |
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高校・高等専門学校部門
優秀賞 | 徳島県立阿波高等学校![]() |
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私立八千代松陰高等学校![]() |
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優良賞 |
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昭和シェル石油賞 | 私立清風南海中学校![]() |


鹿児島大学教育学部附属中学校は「豊かな感性と人格を磨きながら、真理を求めて意欲的に学び、主体的・協同的に活動していく生徒を育てる」を教育目標とした開校65年目になる学校です。学部と一体となり、中学校教育に関する理論的・実践的研究や共同研究等の教育交流を通して、現職教育の振興に寄与する使命を担っています。そのため、各教科で学力向上のための授業づくりを行い、その成果を毎年行われる研究公開において、県内外の多くの参加者へ発表しております。また、校訓である「真理」「友愛」「理想」「剛健」「自律」「雄飛」「誠実」を伝統とし、継承・発展させるための自治的集団活動体制のもと、生徒自身により学校行事や学級運営など積極的に行っています。
今回「学校団体賞」をいただき、誠に光栄に思います。本校は、毎年、全学年対象に技術・家庭科(技術分野)の夏休みの課題として取り組んでいます。その目的は、実際に授業で習得した知識や技能を「わたしのまちの○と×」の課題を通して、実際に身近な生活の中で技術と社会、技術と環境のかかわりについて発見し、考えを深め、実践することです。さらに、継続した取組によって、他教科とのつながりも意識した作品が増えてきています。我々がめざす持続可能な社会と習得した知識や技能のつながりを発見することは学ぶ意欲を高め、学んだ内容を深めます。「わたしのまちの○と×」の課題を通して、その高まりと深まりが生徒自身に育ってきていることを実感しています。今後も、「Think Globally Act Locally, Think Locally Act Globally」をテーマに、実践的・体験的な問題解決学習を主体とした指導を行っていきたいと思います。本当にありがとうございました。

名古屋市立赤星小学校は、名古屋市の西の端にあり、周囲を田園に囲まれたのどかな学校です。また、校区の隣りには、東名阪自動車道名古屋西インターチェンジや名古屋高速道路千音寺インターチェンジがあり、自動車でお越しになる方には名古屋市の西の玄関にあたります。
600人近くいる本校児童も「考える子・明るい子・たくましい子」という校訓にならい、「おはようございます」から「さようなら」まで、毎日笑顔で元気いっぱいに学校生活を送っています。行事に対する態度も真剣で、運動会や学芸会に必死で取り組んでいます。学業や行事ももちろんのことながら、部活動にも懸命に取り組んでいて、日々大きな声を出し、練習に励んでいます。
このたびは、学校団体優秀賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。とても嬉しく感じています。
赤星小学校の写真クラブは、月に1回行われているクラブ活動の中で、今年から始まった、生まれたてほやほやのクラブです。カメラを使って、身近なものを写真に撮る喜びや楽しさを児童に感じてもらおうと考えています。楽しくカメラに親しむためにも、カメラの基本的な使い方を指導した以外は、あまり細かい指導をしておりません。毎回決まったテーマの中で、児童が撮りたいと思ったものを自由に撮れるようにしています。クラブの活動時間では、児童は少人数グループで自由に校内を歩きながら被写体を探し、写真に撮っています。グループで行動し、かかわり合いを大切にすることで、互いによい写真を共有することもできました。
児童に写真クラブの日が楽しみだと思ってもらえるように、これからも楽しくカメラを使える環境を児童に用意したいです。


1918年(大正7年)創立の東京港区にある私立中高一貫校。2007年に共学化、進学校化、校名変更によって広尾学園中学校高等学校となった。「自律と共生」を校訓として、本科コース、インターナショナルコース、医進・サイエンスコースの3つの特色あるコースで構成され、特に国際教育、サイエンス教育、ICT活用、キャリア教育の面では国内最先端の教育活動を展開。一躍、首都圏を代表する人気校となり、UCLAなど海外名門大学を含む大学合格実績の躍進でも注目を集める。本格的な研究活動を行うための高度な実験施設や教育プログラム、各専門教科を教える18名の専任外国人教師陣など従来の中学高校の常識を超えた環境が整えられている。
今回は「学校団体優秀賞」、そして個人賞では「協賛賞」をいただき、たいへん嬉しく思っています。本校は、ICT先進校としてテクノロジー活用を積極的に進めながらも、自分たちの身の回りをしっかりと見つめてほしいという考えから、夏休みの課題として中学1年2年生全員が今回の課題に挑みました。ひとりひとりが、身近な課題として取り組み、家の中で見つけた小さなものに注目したり、通学途中の駅などにも目を向け、あらためて環境というものを考える良い機会になったと感じております。美術の課題として取り上げたことから、生徒が感じた気持ちをいかに伝えるかという観点から写真も1枚だけではなく様々な方向から撮ることで、意図が明快になる点を伝えました。今現在起こっている様々な問題を、いろいろな角度で見つめ直し、自分の意見を言える生徒になってもらいたいと思っています。


本校は、昭和22年に岡山師範学校男子部附属中学校および岡山青年師範学校附属中学校として開校した、生徒数580名の中規模校です。北西に日本三名園の一つである後楽園があり、他にも美術館、博物館等の文化的施設や、旭川や操山等の豊かな自然が近くにある恵まれた環境の中、「自主自律 豊かな心で たくましく」という学校教育目標のもと、個性豊かな生徒たちが授業や各種行事、部活動等に切磋琢磨しています。また教育学部附属中学校として、生徒の未来を見通した教育研究を行ったり、学部と連携して将来の教育界を担う教員の育成に努めたりと、岡山県の教育推進の中心的な役割を果たす学校を目指し、日々教育活動に勤しんでいます。
この度は、「学校団体賞」ならびに個人賞で「優秀賞」をいただき、大変光栄に思っております。本校では毎年理科の夏休みの課題として、科学研究とともに選択課題に取り組んでおり、本コンテストにも全校生徒の半数以上の者が参加させていただきました。昨年度の作品集に書かれてあった「あなたの行動で×が○に変わった」という言葉。日頃何気なく接している身近な自然や環境と自分との関係。未来に繋いでいかなければならない大切なもの。自分の行動は×なのか、○なのか…。そんなことも、見ようとしなければ見えないものになっているのではないか…。今回の出品を機に一度立ち止まり、五感を使ってしっかり捉えてみよう、そして「伝える」ことをイメージして写真におさめよう…。そう生徒と語り合い、仲間と課題を共有し、未来の地球に希望を持ちながら、楽しく取り組ませていただくことができ、感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。


徳島県立阿波高等学校は、創立92年の歴史と伝統に支えられた「質実剛健」の校風を土壌とし、校訓「自主創造」の精神のもと、生きる力を育み、生涯にわたり学び続けようとする自主性、創造性に富んだたくましい人間の育成に努めています。日々の教科学習をはじめ、生徒会活動や部活動がたいへん活発に行われ、文武両道が実践されています。
生徒達は、自己の夢や未来をデザインしようとする主体性と、社会に貢献しようとする意欲や実践力を高めることを目指し、学校生活を送っています。
この度は、学校団体賞、また個人作品においても優秀賞を頂き、大変光栄に思います。
環境学習に取り組む上で大切なこと…それは「気づき」であると考えています。
"Think Globally Act Locally"と言われるように、グローバルな視点で考えながらも身近な生活の中から行動していく。そのためには環境問題は他者の問題ではなく、自分自身の問題であることに気づき、自分に引き寄せて考えることが大切です。そして自分たちが行動することにより社会は変わるということに気づいて欲しい…そんな思いから、環境教育を行う前の事前課題としてこのコンテストに取り組んでいます。コンテストに応募するだけではなく、生徒達のフォト作品を文化祭において展示し、来校された地域の皆様に見ていただき、ご意見を頂戴するなどして地域と連携した環境保全活動に取り組んでいます。今後もさらに実践的・体験的な環境学習に取り組みたいと考えております。ありがとうございました。


「さわやか」「はつらつ」「ひたむき」が本校のスクールカラーです。15万平方メートルを超える広大な敷地に県内有数の教育施設が完備しています。教育の特色は、「生徒一人一人の持ち味を生かす教育の実践」です。学力の向上を図るために「科目ごとの学力別クラス編成」「大幅な選択授業を取り入れた柔軟なカリキュラム」「きめ細かな進路指導」を行っています。こうした結果、大学合格実績も年々向上しています。グラウンドのリニューアルも終了し、全天候型の陸上競技場・ラグビー場・サッカー場・テニスコートが完成しました。
このたびは、大変栄誉ある賞をいただきまして、誠にありがとうございます。ここ数年間、夏休みの課題として、こちらのコンテストに応募させていただいておりました。本校写真部の生徒たちにとって、撮影技法にこだわって写真を撮ることにはずいぶん慣れてきたのですが、テーマ性を持った「作品」として写真を撮ることはまだまだ不得手でした。この環境フォトコンテストへの応募作品を撮影する過程で、生徒たちは自分の身近な街にどのような課題があるのかを真剣に考えるようになります。そしてその課題と対称的な風景を探す。課題の設定から作品の撮影までの一連の過程が、彼らの環境意識と作品制作への意欲との両面を刺激し、大きく成長させていただいたように思います。写真部としてこのようなテーマ性を持った作品を撮影してゆく一方、環境フォトコンテストを通じて得た環境への問題意識にもこだわりを持ち続けてほしいと願っています。


清風南海学園は大阪府高石市に位置し、中高一貫教育で、平成25年に開校50周年を迎え、今年、文部科学省よりスーパーグローバルハイスクール指定校に選ばれました。
社会の全てから安心と尊敬と信頼される人物を育てるため、真の学力の習得と生徒を主体とした人間教育を徹底しています。そのため、実践的な学びへと導く授業を行い、コミュニケーションを重視した細かな指導に努め、毎年、東大や京大、医学部医学科などの難関大学・学部に多くの合格者を出しています。
また、地域への奉仕活動や国内外の研修旅行などを通し、いつの時代にも求められる知・徳のバランスの取れた心豊かな社会に貢献できる真のリーダーの育成に努めています。
今年度、夏休みの課題として本コンテストへの参加を決めました。日常生活の中で、様々な教科の学習の中で、環境問題という言葉やその概要に触れる機会は多く、そのような問題が存在していることについては何となく理解しているものの実感には乏しかったのではないかと思います。このコンテストに参加することで、何げなく見ていた風景を意識化することができた上、「×」と「○」を提示するということによって、こうしていくべきだという未来や個人の行いに関する部分にまで一人一人の意識を向けることができたのではないかと思います。通常の授業とは違い、一人一人が考えて作業をすることで、普段気づくことができない一面にお互い気づくことができたのではないかと考えています。今回のフォトコンテストをきっかけにして、これから先も環境について考え、やれることを日々実行していくような姿勢を積極的に身につけてくれることを願っています。この度は本当にありがとうございました。