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中学校部門 金賞 「地球からのSOS」 / 大嶋 美穂

赤潮は、プランクトンの異常増殖によって起きる現象です。これが広い範囲で起きればそこにいる魚などが死んでしまいます。最近は、地球温暖化の影響で海水の温度が上がったため、赤潮が発生しやすくなっています。これをみたとき、私は環境悪化を実感しました。海は私たちのために、赤潮を通して地球環境を守るように訴えているのではないでしょうか。

美穂さんの作品を初めて見た審査員は、同じ写真?と何度も見直しました。まったく同じ場所の約10か月後の写真が対比されています。もっと広い世界で起きていると思っていた「地球温暖化」を、身近なまちで発見し自分事になったのでしょう。地球からのSOSを多くの皆さんに伝える作品となりました。
中学校部門 銀賞 「本当のえさ?」 / 千葉 七海

どちらもアリにとっては「えさ」なのかもしれないが、本当にそうだろうか?「○」は自然界の本来の姿だ。一生懸命、力を合わせるアリ達のたくましさも感じられる。「×」は人間が捨てたあめを運ぶアリだ。私たちの何気ない行動が小さな自然界をも破壊してしまう恐れがある。あめの片付けはアリ達ではなく、私たちがやらなくてはいけないことではないだろうか。

迫力ある七海さんの作品にまず圧倒され、次に作文のメッセージも強く伝わりました。生態系に影響を与えてしまうかもしれない人工物の飴は、アリにとっては虫の死骸と同じ餌になる。食物連鎖という今まで気が付かなかった視点が入った作品でした。
中学校部門 銅賞 「泡」 / 今野 凛音

○の写真は、多くの人に笑顔を与えるしゃぼん玉で、×の写真は、地球を傷つける生活用水です。川が汚れてしまうと見た目も良くないし、そこにいる生物にも影響を及ぼしてしまいます。安全な川を保つために色々と工夫できる事があると思うし、○の写真のように泡を有効活用してもいいと思います。そしていつまでもきれいな川になっていてほしいです。

審査した審査員からは、○の写真に希望が見えたとの意見が。同じ「泡」を題材としながら、消えてなくなるシャボン玉の泡と、川まで流れていくであろう生活用水との対比がわかりやすく作品を見ただけで、凛音の写真から伝わるものがあります。
中学校部門 ソーラーフロンティア株式会社賞 「結果は同じでも」 / 樋口 優里

○の写真は、自宅の急須でお茶を入れる写真。一方×の写真は、自販機で買った一本百円以上するペットボトルでお茶を入れる写真。確かに結局お茶が飲めることに変わりはありませんが、×だとペットボトルのごみが出ますし、お金も多くかかります。便利なペットボトル飲料ですが、家でも少し手間をかけるだけでお茶が飲めるという事も考えてみてはどうでしょうか。

あえて同じアングルでの撮影により、2枚の写真が持つ意味の違いを際立てています。
「喉を潤す」という行動は同じでも、そこに至る過程や影響は異なります。効率性や利便性と引き替えに、私たちが環境に与えている負荷。身近な風景を通して、物事の本質や連繋を問い掛けている作品だと思います。
本来の意味や醍醐味をじっくりと味わいながら、次世代へ伝えていきたいですね。
「喉を潤す」という行動は同じでも、そこに至る過程や影響は異なります。効率性や利便性と引き替えに、私たちが環境に与えている負荷。身近な風景を通して、物事の本質や連繋を問い掛けている作品だと思います。
本来の意味や醍醐味をじっくりと味わいながら、次世代へ伝えていきたいですね。
中学校部門 優秀賞 「本当の美しさとは?」 / 井口 夏菜

沖縄の海のように砂浜が白くなくとも、ゴミがあるか、ないかだけで美しさはとても変わると思います。どちらの海も利用する人はたくさんいます。ですが、海を訪れた人が自分のゴミをきちんと持ち帰る、近くのゴミを少し拾っていく、ほんの小さな心づかいで、ゴミはいくらでも減らせると思います。本当の美しさはもとの質ではなく、その場所の最大限の良い所をひき出すことではないでしょうか。
中学校部門 優秀賞 「二つの食卓」 / 梶原 則香

×の写真は便利だけれど、使い終ったらゴミになってしまうものを使った食卓。それに対し、○の写真は大切に使えば何回でも何年でも使い続けられるものを使った食卓。今、世界中で深刻になっている地球温暖化。一人一人がゴミになるものでなく、使い続けられるものを使えば、地球温暖化から地球を守れるかもしれない。それに加え、使い続けられるものを使った食卓には温かみがある。あなたはどちらの食卓で食事をしたいですか?
中学校部門 優秀賞 「乗り物」 / 木藤 慶和

車は便利な乗り物であるが、CO2を多く排出する。車は乗員が多くても1台8人くらいであるが、電車は1両で約160名も乗れる。電車は比較的スムーズに走るし、CO2を少ししか排出しない。車は渋滞が発生してスムーズに走れないことがある。自分はなるべくなら電車などの公共交通機関を使いたい。
中学校部門 優秀賞 「自然の力、人間の力」 / 斎木 はるか

○の写真は私達人間が手を加えることなく自然の力で生まれた風景です。鳥などの生き物が多く生息し、空気もとても澄んでいます。しかし、×の写真は人工的に川を固め草木が育つことはなくなりました。生き物を見かける事も少なく、鳥が元々あった自分の住み家を探しているようにも見えました。生きているのは私達人間だけではありません。強い力を持っている者が守っていくべきではないでしょうか。×は今も、増え続けています。
中学校部門 優秀賞 「大空にうかぶ・・・」 / 佐藤 尚子

私たちの頭上には大きく美しい空が広がっています。また、空は時に顔を変えます。悲しいとき、嬉しいとき、怒っているとき。そして、雲も顔を変えます。大きさ、形、同じ日はありません。いない時だってあります。しかし、私が見たのは雲ではなくどこから飛んできたのか白いビニル袋でした。同じ白とはいえまったくの別物です。美しい空を汚しているようでした。美しい空が見られなくなってしまう日はそう遠くないのかもしれません。
中学校部門 優秀賞 「キレイなビーチは皆の意識から」 / 鈴木 凜太朗

本来ならこんなに看板は必要ないですが、なかなかキレイで安全なビーチを作れないので立っているのでしょう。これは、ビーチを訪れる人の意識が向上すれば必要なくなります。多くの人がキレイで安全なビーチを求めてくるので、訪れる人たち全員が意識を高くもって、ビーチで過ごしてくれれば、この看板の必要は将来的に無くなり、景観も良くなると思います。僕は、それを願っています。
中学校部門 優秀賞 「自然のエアコン」 / 高田 隆太郎

○の写真では、自然の冷たい川とみどりの力によって涼しくなっています。一方×の写真では、室内を涼しくするためにたくさんのエアコンの室外機が並んで、熱を放出しています。僕は、自然のエアコンをもっと利用することで、環境に負荷を与える人工のエアコンを減らすことができるといいなと思います。同じエアコンでも、人工のエアコンは人を涼しくできても地球を涼しくすることはできません。
中学校部門 優秀賞 「渋滞知らず」 / 堂園 千香子

○の写真を見てください。電車は絶対に渋滞することはありません。だから、目的地まですぐに行くことができます。一方×の写真は車がとても渋滞していて、なかなか前に進んでいません。これでは目的地に着くのにかなり時間がかかりそうです。また、電車のいい点は排気ガスを出さないので空気を汚さない、という点です。だからみなさんも車だけでなく、たまには電車に乗ってみてはどうですか。
中学校部門 優秀賞 「土地の有効活用!」 / 畑中 萌佳

○の写真は、田んぼの写真です。秋にはとてもきれいに稲をつけてくれます。おたまじゃくしや、アメンボなどが、田んぼにたくさんいる時もあって、田んぼは、色や生き物で、私達に自然を見せてくれる物なので、これから残していきたいと思いました。×の写真は、もうだれもすんでいないし、使えなくなった家です。この土地は、○のような田んぼにもなるし、新しい家も建てられます。その方がきれいだし、有効に使えて良いと思います。