本校は,岡山駅から南東へ約5kmの文教地区にあり,操山の麓で自然にも恵まれている。師範学校を母体として設立され、中等普通教育に加え、教育研究、教育実習が行われている。附属小学校からと、県内の他の小学校から入ってきた生徒を併せて、1学年が200名、5クラスで構成されている。生徒たちは好奇心が強く、幅広い分野に関心を抱き、学習意欲も高い。
本校では、夏休みの理科の選択課題の一つとして環境フォトコンテストを紹介し、第2回から応募してきた。これまでに冊子に掲載された作品を夏休み前等に生徒に紹介して、その環境面での視点や写真としての構図について話し合う機会を設け、助言を行ってきた。また、理科での環境教育として、いくつかの写真を比較させて、「この風景は自然が豊かと言えるか」と問いかけ、話し合いの場を設けて指導してきた。コンテストへの応募が身近な環境を改めて見つめ直すきっかけとなり、今まで見えなかった視点を新たに持つ生徒が増えてきており、出品作品も全体的に質が上がってきている。今回、2度目の学校団体賞をいただいたことは、より一層生徒の励みになると感じている。
獨協学園は明治14年、ドイツを主とするヨーロッパ文化を学ぶことを目的としてスタートした。獨協埼玉高等学校はそれからおよそ100年後、昭和55年に開校。
本校は周囲を緑豊かな田園に囲まれている。校内では豊富な湧水を利用したビオトープを整備するなど、自然との関わりを身近に実感できる環境が整っている。
「効き目は遅くとも副作用のない有機肥料を与えられた植物のように、大地に大きくしっかり根を張った幹の太い若者」を育てることを教育方針として、日々様々な活動が行われている。
本校では1年生の総合学習として、環境学習に取り組んでいます。校外学習での里山散策の体験や、獨協大学で行われる環境についての講義など、年間を通して様々なことを考え、環境問題に対して多角的なアプローチができるよう、心がけています。また、生徒には自分の考えを、多くの人に知ってもらうための「表現」が大切であることを指導し、このフォトコンテストに応募させて頂きました。夏休みの宿題としたところ、生徒からは「楽しかった」という声も上がっています。このたびの受賞が、生徒一人一人が視野を広げ、課題に気付き、考え、行動するきっかけとなってくれればと願っています。
明治27年の創立以来、116年の歴史と伝統をもち、良識に基づく自主独立の精神を養い、個性を伸張する学校です。
三大行事と呼ばれる6月の学校祭、7月の合唱大会、9月の運動会はエネルギーの大きさ、質の高さで見る者に感動を与えます。企画、準備、運営すべてを生徒が担い、行事を担う中で生徒達は切磋琢磨し、北高生として逞しく成長していきます。
普通科9クラス、国際科1クラス、1学年10クラス、全校1200人の豊かな個性が互いに刺激し合って、多様な高校生活を送っています。普通科は理系選択者が毎年6割以上となり、理系選択者、医学部志望者が多いのが特徴です。
国際科は1ヶ月間ニュジーランドで校外学修を行い、語学研修、異文化理解だけでなく、人間的な成長を遂げ、北高に新鮮なパワーを吹き込んでいます。また、平成22年度入学生から、理系コースが設置されました。
部活動も盛んで、今年度、運動部では、陸上、水泳、卓球、庭球、ボートの5部活動がインターハイに出場し、文化部では、写真、書道、美術、囲碁、百人一首、放送の6部活動が全国高文祭に出場しました。
写真部一年生の活動内容として導入し、応募いたしました。部員の自主的活動が基本となっていますが、テーマを設定し対象を的確に記録すること、メッセージ性のある作品を作ること、そして自己の感性を発揮することなどを指導しています。さて、自主独立の精神を育成する本校の学校行事においては環境改善への意識が高く、各参加部活動や団体はエコを心がけた活動を展開しています。今夏、撮影テーマの一つに「環境」を加えたらどうかと提案しました。その際、見慣れている日常の光景の中から、「素敵な風景」と「すぐに変えたい風景」を見出すこと、また、自然環境に留まらず、快適な生活環境ややすらぎを与えてくれる空間など、多面的に社会を眺めることも意識するよう助言しました。自らの作品を文章表現することで自分の考えを明確に確認でき、改善に向けた行動指針を抱くことも可能になると期待しました。このコンテストに参加することで、部員個々の感性を表現するとともに、環境への関心と実践力を高めてもらえればと願っています。
岡山県矢掛町立矢掛中学校は小田川流域に位置し、江戸時代は旧山陽道の宿場町として栄えた歴史ある街にあります。また、田園や山に囲まれた自然が豊かな環境にありホタルの里としても有名です。校訓は「友愛」で「確かな学力を身につけ、心豊かでたくましく生きる生徒の育成」を学校教育目標として日々教育活動を行っています。生徒は、学習だけでなく、部活動・ボランティア活動などにも熱心に臨み、生徒会では「あいさつができる・時間を守る・そうじができる」を矢中三つの誇りとして取り組んでいます。
本校では、夏休みの理科の選択課題として取り組んでいます。矢掛町は自然に恵まれている地域ということから、環境問題をあまり意識することなく日々の生活を送っている生徒が多いこともあり、「わたしたちの身近なところにも環境問題がある」ということに気づいてほしいという願いをこめて取り組ませました。また、この取り組みを通して郷土の素晴らしさにも改めて気づいてほしいと考えています。