第一宗像丸遭難事故
1962(昭和37)年11月18日、川崎港において、ガソリンを満載した第一宗像丸がノルウェーのタンカーと衝突。
衝突直後、乗務員は二次災害を防ぐため、それぞれの持ち場で応急処置に専念。海上保安本部に事故の状況を無電で知らせ、付近を航行中の船舶に近寄らないよう警告し続けました。
しかし、衝突から10分後に船は一瞬のうちに炎に包まれ、乗組員36名は全員殉職しました。
最後まで事故の拡大防止に努めたその行為は、多くの人の心を打ちました。
ノルウェーのタンカー・ブロビグ号と
衝突し炎上する第一宗像丸(右)