展覧会会場では「シェル美術賞2020」作品集を販売致します。
グランプリ
今西真也
「Story - Where are we going ?」
2020年 162 × 130 cm 油彩・キャンバス・パネル
<プロフィール>
1990年生まれ | 奈良県在住 |
2015年 | 京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻ペインティング領域修了 |
<受賞歴・その他>
2015年 | 京都造形芸術大学大学院修了制作展 大学院賞 3331 Art Fair 2015 田中英雄賞、小松準也賞 (3331 Arts千代田) |
2016年 | 第31回ホルベインスカラシップ 奨学生 |
2017年 | 個展「ISANATORI」(nichido contemportary art) 日台文化交流展覧会マイ・コレクション展 感性の寄港地 (T-ART GALLERY) 群馬青年ビエンナーレ2017 入選 (群馬県立近代美術館) |
2018年 | 個展「Wind, Rain, and your Words」(Art Delight) |
2019年 | Kyoto Art Tomorrow 2019 京都府新鋭選抜展 大賞 (京都文化博物館本館) |
2020年 | 個展「Light Exposed」(galerie nichido Taipei) |
<受賞のことば>
視点と距離、素材とイメージとの関係性、「見えるものと見えないもの」を探りながら、私たちが共通認識している事柄の不確かさを絵画で提示できないかと制作を行ってきた。
新型コロナが社会に蔓延し、人が消えた街角を私は眺めていた。すると、今まで気に掛けなかった宙高く飛び行く鳥たちが目に留まり、その羽搏く姿が私たちの行き先を知っているかのように見え、ふと古事記に登場する一羽の烏を思い出した。
審査員賞
学生特別賞
オーディエンス賞
今回も来場者による「オーディエンス賞」の投票を会期中に実施しました。1,730票の投票の結果、清瀨真一さんの『134』(入選作品)が、シェル美術賞展2020「オーディエンス賞」に決定しました。
【受賞のことば】
この度はシェル美術賞展において、私の作品をたくさんの方に観ていただくことができとても嬉しく思っています。
さらにオーディエンス賞も賜り大変光栄です。本作品も構想から完成まで多くの時間を費やしました。
停滞していた間でさえも制作においては大切なプロセスであったと考えています。
今回の受賞を励みとし、今後とも私なりの表現を追求していきたいと思います。
【受賞作品について】
普段見ている何気ない物や光景の中にもそれぞれ形や色、組み合わせがあり、それらの集まりは複雑で面白いものを形成しています。
それらを切り取り画面に置いていく事は、単純化された線や図形の組み合わせやそれらの配置を考える事と同じ作業であり、結果出来上がった絵は具象的であるとしても、その区別を超えた新たな見え方を期待しています。
それぞれのパーツや集まりを、無段階の奥行きではなくレイヤーごとに分け、図形や線を重ねるように配置していく感覚で画面を構成することで、抽象表現へのアプローチを狙っています。
順位 | 名前 | 作品名 |
---|---|---|
1 | 清瀨 真一 | 134 |
2 | 藤岡 理菜 | エンドレス・サマー |
3 | 大西 佐奈 | surround |
4 | マスコマユ | An Egg |
5 | 今西 真也 | Story - Where are we going ? |
6 | 岩岡 純子 | ドガの『マント家の人々』の少女、臨時休館だったサンリオピューロランドの前でとりあえず記念撮影をする。2020年6月 |
7 | シマカミ リッカ | MUSE |
8 | 藤森 哲 | tableau 2020-07(Kushan) |
9 | 谷口 典央 | Time Travel Log |
10 | 庄司 裕佳 | お別れの言葉 |
※すべての受賞・入選作品は、以下のページにてご覧いただけます。
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グランプリ 今西 真也 「Story - Where are we going ?」

視点と距離、素材とイメージとの関係性、「見えるものと見えないもの」を探りながら、私たちが共通認識している事柄の不確かさを絵画で提示できないかと制作を行ってきた。 |
木村絵理子 審査員賞 山内太陽 「つまりは、そういうこと。」

私のいるところに他人はいられないとすれば、 |
角奈緒子審査員賞 佐東ヒロキ 「Sunlight」

「シンプル・スマート・エフェクティブ」をキーワードにいつも制作を行っています。ビルなどのたてものをモチーフに選ぶことが多いですが、これは無機質で直線的にも関わらず、どこか情緒的なところが自分の作品に適していると感じるからです。 |
中井康之 審査員賞 庄司裕佳 「お別れの言葉」

死とは、生きるとは、人間とは。冷たくなった父は私に問いかけた。 |
鷲田めるろ 審査員賞 堺 大輝 「Self-Portrait」

私は自分自身がここに在るという事の実感を得るために絵画を制作しています。 |
大庭大介 審査員賞 小西梨絵 「Polarization. Or」

土地には特有の神話があり、その神話は現地の住民の風景に関する表象として現れます。 |
学生特別賞 陳 強 「軌跡」

三年前に日本に来たばかりで、とても楽しかった、2020年に東京オリンピックが開催されるから。北京オリンピックの時はテレビでしか見たことがない。これをきっかけに、スポーツを題材にした作品を描いてみたい。純色の表現方式に対して、色彩の三原色だけで一枚の作品を表現したいと考え方がある。この考えは長い間私の頭の中で考えた。今、やっと作品の中で実現した。また、オリンピックが無事に行われるように。 |
学生特別賞 松岡柚歩 「sharp (check #02)」

「親密さ」ということが自分の作品のテーマにあると思っています。その言葉に含まれるような美しい関係や穏やかな生活をモチーフに選んでいます。ただ私自身がそのような環境を実際に目にしているわけではなく、むしろ生きていて不和を感じるときのほうが多いです。穏やかなものを疑う気持ちもあります。本当に二人は良好な関係なのか。反した感情が画面に共在するように描いています。 |
オーディエンス賞 清瀨 真一 「134」

この度はシェル美術賞展において、私の作品をたくさんの方に観ていただくことができとても嬉しく思っています。 |