グランプリ
近藤 太郎
「Self Portrait I」
2018年 162×130 cm 油彩・接着剤・キャンバス
【 略歴 】
1995年生まれ 東京都在住 | |
2018年 | 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース1年在籍 |
2016年 | グループ展「朝鮮大×武蔵美×芸大合同展 となりあえば」(朝鮮大学校美術棟展示室) |
2017年 | 個展「空想物質」(弘重ギャラリー) アートフェスティバル「木曽ペインティングス Vol.1 2017」(宮ノ越本陣) グループ展「私とジョニーは無関係だ」(武蔵野美術大学 FAL) |
2018年 | 平成29年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展 研究室賞 グループ展「日露の若者による美術展覧会 克服」(サンクトペテルブルク中央展覧会場マネージュ) アートフェア「ART FAIR TOKYO 2018 Future Artists Tokyo -スイッチルーム-」(東京国際フォーラム) アートフェスティバル「木曽ペインティングス Vol.2 2018」(木曽路美術館) |
【受賞のことば】
シェル美術賞グランプリを受賞できとても嬉しく思っています。あまりまだ実感はないのですが受賞した作品を思い返すとなんだか不思議な気持ちになり、いい絵だったなぁとちょっと思います。また今回の作品がこれから多くの方の目に触れる事にスリルと幸せを感じています。これから見る方に新しい発見や驚きがあればいいなと思っています。
この賞を頂いたことが僕の自信になり、将来への希望を広げてくれた事に感謝したいです。
審査員賞
学生特別賞
オーディエンス賞
昨年に続き5回目となる、来場者により作品選出する「オーディエンス賞」の投票を実施しました。
3,887票の投票の結果、安藤ニキさんの『生命の道I』(入選作品)が、シェル美術賞展2018「オーディエンス賞」に決定しました。
【受賞のことば】
このような素晴らしい賞をいただくことができて感激しております。私の作品に投票してくださったご来場の皆様、本当にありがとうございました。今回の受賞作は、2年ほど前から制作のメインになっている「いなくなった人に捧げる花」のテーマによる最大の作品で、それまで向日葵で構成していた画面をクリスマスローズに変えました。花は誰かに捧げられるものであり、同時に捧げられた人自身の変身でもあります。もしかしたら、あなたの大切だった人が、この絵に描かれた花の中にいるかもしれません。
順位 | 名前 | 作品名 |
---|---|---|
1 | 安藤 ニキ | 生命の道 I |
2 | 山本 真矢 | 彼女が見ているものは、結局あなたとは違う。 |
3 | 安田 知司 | 0.631ppi_33 |
4 | 山口 理恵 | FLOW I |
5 | 倉持 至宏 | 白無垢 |
6 | 中田 さつき | 雲の爪先 |
7 | 水上 卓哉 | Blue Eyes(ピラルク) |
8 | 根本 寛子 | Flower crown |
9 | 𠮷田 花子 | DEJA VU |
10 | 工藤 千紘 | Sign |
11 | 赤松 加奈 | 緑の昼下がり |
12 | 森本 由貴子 | ブレーメン、ツアー中 |
13 | 町田 藻映子 | 有機体の還る庭 |
14 | 田中 良太 | 斥力 |
15 | 平松 絵美 | 月が鏡になればよい |
※すべての受賞・入選作品は、以下のページにてご覧いただけます。
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グランプリ 近藤 太郎 「Self Portrait I」

「自分を見る」という事がテーマの一つです。鏡や写真で自身を見るというのは必ずしもそれではなく、自己認識というのはもっと複雑なものだと思います。他人を見て自分を重ね合わせたりするものです。また今回の作品がこれから多くの方の目に触れる事にスリルと幸せを感じています。これから見る方に新しい発見や驚きがあればいいなと思っています。 |
島敦彦審査員賞 田中 良太 「斥力」

時々、他者のような自分が私を観測していて、絵を介してそこにある図像が固定的に解釈されないことを楽しむように次の一手を待っているのではないかという気になります。 |
中井康之審査員賞 髙橋 大二郎 「グレートジャーニー」

生活の中で目にとまった物事をまずは描いて、画面の中でそれを展開させていくというのが近頃の制作の流れです。 |
藪前知子審査員賞 やました あつこ 「月が綺麗ですね」

今自分が思っていること、 |
大坂秩加審査員賞 鈴木 隆史 「音速のラブレター」

私の作品は、常にどれだけちいさな声をひろうことができるか、その声をイメージの断片によってすくいあげようとする試みです。 |
学生特別賞 深川 未貴 「untitled」

私は絵を描くとき、キャンバス上に絵の具を垂らしたり、印刷物を転写してみたり、文字やストロークを入れたりして、描くためのきっかけをつくっています。そこから見えてきた形や線、色彩を拾い、それらが組み合わさって見えてくるイメージを、具現化していくことを試みています。また、このような方法論を用いるにあたって、絵の見え方としてどう処理するのが適切なのか、実験的に制作しています。 |
学生特別賞 山ノ内 陽介 「独り」

現在は、その時々の思いつきで絵を描いています。 |
学生特別賞 安藤 ニキ 「独り」

ここ数年、いなくなった人に捧げる花というテーマで制作していまして、本作もその延長線上にあります。時に、その花はその人自身の変身でもあります。 |