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審査員賞
作家氏名 | 作品名 | 高画質 | 制作年 | 作品サイズ(H×W) | 技法 |
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所 彰宏 |
2016 | 96.5 x 88 | サイアノタイプ |
審査員奨励賞
作家氏名 | 作品名 | 高画質 | 制作年 | 作品サイズ(H×W) | 技法 |
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峰山 花 |
2016 | 110 x 150 | エッチング・コラージュ・手漉き和紙 |
作家氏名 | 作品名 | 高画質 | 制作年 | 作品サイズ(H×W) | 技法 |
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前田 大介 |
2016 | 130.2 x 162 | 油彩・アクリル・アルキド・綿布 |
作家氏名 | 作品名 | 高画質 | 制作年 | 作品サイズ(H×W) | 技法 |
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眞田 勇 |
2016 | 162 x 130 | 油彩・アクリル・綿布 |
入選
作家氏名 | 作品名 | 高画質 |
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安藤 ニキ | ||
池上 怜子 | ||
井澤 由花子 | ||
石原 梓 | ||
伊東 啓二朗 | ||
井上 舞 | ||
長 雪恵 | ||
折笠 晴美 | ||
加藤 穂月 | ||
加藤 方彦 | ||
加藤 美穂 | ||
合田 徹郎 | ||
小林 恵 | ||
小林 源 | ||
齋藤 春佳 | ||
坂本 優子 | ||
しまだ そう | ||
清水 香帆 | ||
椙山 奈津子 | ||
住石 哲基 | ||
染谷 浩司 | ||
Song YeonJoo |
作家氏名 | 作品名 | 高画質 |
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只野 彩佳 | ||
チョン ダウン | ||
栃原 比比奈 | ||
tonoharuna | ||
永井 里枝 | ||
長嶺 高文 | ||
西 太志 | ||
萩谷 将司 | ||
原野 金一郎 | ||
日向 一夫 | ||
平林 千明 | ||
藤岡 佑輔 | ||
藤野 陽平 | ||
前川 ひな | ||
牧 ゆかり | ||
水上 卓哉 | ||
水野 ゆかり | ||
宮﨑 竜成 | ||
森山 亜希 | ||
八嶋 洋平 | ||
山﨑 櫻子 | ||
吉田 一民 | ||
渡部 未乃 |
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グランプリ 小川 直樹 「メモリアル」

描かれている灯台は私の故郷にあるものです。 |
本江邦夫審査員賞 本郷 拓磨 「Paradox」

私は普段から生や死について考える事が多く自分の作品のテーマにする事が多いです。今回の作品は身近に迫る死の訪れ、命の儚さ、脆さをテーマに描いています。自分がこの世界に産まれてきた事、生きている事、死んでいく事の意味を日々考えていますがなかなか答えが見つからず一生の課題だと思っています。だから私は自分の絵にそれらを写し答えを模索しているのです。 |
能勢陽子審査員賞 所 彰宏 「見えないことで見えること」

私は主に銅版画を制作していますが、大学卒業間もない自分には、設備的に満足に制作できる環境は整っていませんでした。 |
島敦彦審査員賞 木村 鮎子 「白昼夢のままごと」

子どもたちとよく庭の花や、散歩の途中で見つけた草花で、ままごとをしている。 |
本江邦夫審査員奨励賞 峰山 花 「KÛKI NO SUKIMA 40」

一見するとブルーのもやの様なこの作品は、気の抜けた筆致の集積で構成されています。自分も自然の一部だとすれば最期はこんなふうに空気に溶けたいという願いを込めており、タイトルは「空気のすきま」としました。また、手製の和紙に銅版画を刷るのは、「版」が制作過程においてイメージの「器」として機能し、私と作品の間に距離感をもたせてくれるからです。 |
能勢陽子審査員奨励賞 前田 大介 「夕立は馬の背を分ける」

自分の周りの景色や街並は日々変化していきます。一方で我々は場合によってはそれが変化している事にさえ気付かず、以前その場所がなんであったか、その場所で何があったかさえも忘れていきます。その時、その場所で何があったのか、今の自分が何を忘れたのか、自分とその時の周りの関係性を含めて俯瞰できる記録のような絵画・風景を作品として制作しています。 |
島敦彦審査員奨励賞 眞田 勇 「The water is wide」

主に無背景の人物画を描いていましたが、何か語る必要があると思い、風景を加える事に。しかし物語ろうとすると、文章で伝達できるような気がして中々進まず。ある時、服のデザイナーと知り合い、彼の服を着たモデルを描くと決まりました。花弁のようで空に流れる形。そこを出発点として色片、都市、水、亀裂、樹木等をにじんだ空間に立ち上がらせるというコンセプトが浮かびました。出会いに任せて生まれた絵かもしれません。 |
60周年特別賞(曽谷朝絵賞) 鈴木 浩之 「無題」

この作品はできる限り電灯は使わず、自然光の下で描くようにしました。日々制作するなかで自然光でしか見えない色や絵肌があることに改めて気付かされ、その発見は作品を構成する大切な要素になりました。 制作していた期間には雨がよく降り、湿った緑が豊かな表情を見せていました。雨上がりの光にも惹きつけられました。それらの移り変わる様子も作品に大きく影響し、自然な形で筆を止める事が出来たと思います。 |
オーディエンス賞 小林 源 「告白」

日常の中でふと何気ないものに共感を覚える瞬間があります。その感情はいつの間にか流れ去り日常の中に消えてしまいます。 しかしそれを逃さずにとどめようとすれば、時として告白という形をとって強く訴えかけてきます。 それは、自分の自分自身に対する告白のようにも思えるのです。 |
入選 安藤 ニキ 「なつかしい場所 1」
2016 162 x 130.3 油彩・キャンバス

一度も見たことがないのに、自分がそこにいたと確かに感じる場所。体験しなかったもうひとつの過去。それはいつかどこかで本当に起こったことかもしれないし、私たちの未来の世界かもしれない。 |
入選 池上 怜子 「たがそで」
2016 162 x 97 脱色した布

“梅の花 たが袖ふれし にほひぞと 春やむかしの 月に問はばや” |
入選 井澤 由花子 「生命についての記号と視覚」
2016 130 x 162 水彩・アクリル・水彩紙

水のある風景や生きるものについて描き続けています。 |
入選 石原 梓 「splash」
2016 145.5 x 145.5 アクリル・キャンバス

作品「 splash 」を描くにあたり、水の跳ね上がり方を取材した。川に石を投げ入れて生じた水柱は、石の形、重さ、入水角度と、取材当日の風や波、対象となる川の水深などの諸条件に影響を受けることがわかった。そこには、 今作の基礎となったインスピレーションのみならず、私の作品制作全体をつらぬくコンセプトに通じるものがあった。 |
入選 伊東 啓二朗 「蝶の軌跡を描く」
2016 162 x 130.3 アクリル・キャンバス

因と果の間にある距離そのものに惹かれます。 |
入選 井上 舞 「垂れる」
2016 159 x 127.5 墨・棒絵具・岩絵具・水干絵具・麻紙

わたしはもともと機械を見るのが好きで、また、京都の大学に入学し、学校の図書館で見つけた盆栽の本を読んだことをきっかけに盆栽についても興味を持ちました。 |
入選 長 雪恵 「夢と現実の間の終わりのない日常」
2016 130.3 x 162
水彩・色鉛筆・クレヨン等・シナベニヤ

現実と虚構は紙一重だと思う。 |
入選 折笠 晴美 「―光の戯れ―(マンション)」
2016 130 x 162
水可溶性油絵具・油彩・テンペラ・キャンバス

ここ数年、夜のあかりをモチーフに作品を制作している。光には色々な種類がある。 |
入選 加藤 穂月 「兄弟の様に集まる日」
2016 120 x 162 油彩・パネル

この一年は凄く「描いてる」感じだった。気になる存在が、親しくなりたい存在がいて、ちょっとでもそれに近づくには、今の自分には描く以外の手段がない。 |
入選 加藤 方彦 「ドローイングの時間」
2015 160 x 130 油彩・キャンバス

昨年、私はダンサーを目指している一人の女性と出会いました。ある夏の日の夜、彼女は自分の発表会での創作ダンスを私のアトリエで再現してくれました。少し固さがありつつも、汗ばみながら懸命に踊っている彼女を見て、曲と彼女のダイナミックな動き、リズム、集中と静けさのある「時間」が、私の中に親密と情熱をもたらしました。彼女との緊張感のあるその「時間」を私はずっと忘れない。 |
入選 加藤 美穂 「photo collage Ⅱ」
2016 130 x 162 油彩・キャンバス

「概念」 |
入選 合田 徹郎 「templum」
2016 162 x 130 墨・岩絵具・雲肌麻紙

「templum」という語はラテン語で「区切られた聖域」といった意味である。この語のtemの部分が「切る」という意味で、その派生としてそれ以上切ることの出来ない最小単位の粒がatom(a=否定、tem=切る)となる。 |
入選 小林 源 「告白」
2016 130.3 x 162 アクリル・キャンバス

日常の中でふと何気ないものに共感を覚える瞬間があります。その感情はいつの間にか流れ去り日常の中に消えてしまいます。 |
入選 齋藤 春佳 「飲めないジュースが現実ではないのだとしたら 私たちはこの形でこの世界にいないだろう」
2016 130 x 162 油彩・キャンバス

元々あったものをしぼった液体がジュース。 |
入選 坂本 優子 「ぜんぶおいていく」
2016 130 x 162 アクリル・インク・キャンバス

自然の中でおこる循環についてふと考え、立ち止まってみた時、そこには想像をはるかに超えた |
入選 しまだ そう 「VITA NOVA Ⅰ」
2016 162 x 130 アクリル・キャンバス

最近、小さく古く汚い長屋から大きくて小綺麗な仕事場に引っ越しました。この絵は、汚い長屋で描いた最後の絵になりました。ネズミやゴキブリ、ナメクジ達との共同生活は破綻してしまいましたが、今後は小綺麗で大きな仕事場で大きな絵でも書きましょか。新しい生活です。 |
入選 清水 香帆 「滑らかな波」
2016 145.5 x 112 油彩・キャンバス

楕円や斜線、菱形のような形体は |
入選 椙山 奈津子 「石こう室」
2016 130.3 x 130.3 木版・水彩・アクリル・色鉛筆・紙・パネル

週一で大学の版画実習助手をしている。「石こう室」は講義後に描いた下画をもとに木版に彫ったもの。この場所は学生時代から何度も描いているお気に入りの場所だ。S60号を部屋に見立て俯瞰構図で石こう像やモデルデッサンの様子を描き込んだ。大変だったのは6分割した画面の一版多色刷りと、裏打ち作業だ。初めての大きな木版画は、ドローイングの線の勢いが失われたが、色面は表現したい感じをほぼ演出できたと思う。 |
入選 住石 哲基 「キミと」
2016 145.5 x 112 油彩・キャンバス

自分の生活空間の中にあるものは、数多くあるものの中から、その時々の気持ちや状況によって選択されて残されてきたものです。そういったものをいつもモチーフにするのは、共に過ごした時間に起きたエピソードまで画面に留められるような気がしているからでしょうか。家族や大切な人との思い出をモチーフと混ぜ合わせて形にできれば、と考えています。 |
入選 染谷 浩司 「ファストフード」
2016 145.5 x 145.5 油彩・アルキド・エマルション地・キャンバス

最近、ファストフード店でアルバイトを始めました。幼い頃から実家近くの別店舗へよく訪れて食事をしたものです。それが大人になった今、提供する側に回るとは感慨深いものがあります。日々取り扱う食品やパッケージなどを、改めて俯瞰して真っ白な心でいそいそと描いたのが今回の作品です。ファストフードという名の通りのハイスピードな提供&飲食により、商品としての形を残す時間がほんの少しな食べ物とその仲間たちを瞬間パックしました。 |
入選 Song YeonJoo 「海の中の記憶 2016 -Ⅲ」
2016 145 x 145 ミクストメディア・銀箔・キャンバス

私は海の中に潜ると、果てしなく広がる世界とその中で生活を営んでいる神秘的な生命体の不思議さに驚かざるを得ない。このように神秘的で不思議な美しい海の中の世界、またその風景、その中で行われる生命体の営みは私に無限の感動を与え、それはまさに自分自身の創作活動においてインスピレーションの源となっており、新しい創作活動のエネルギーをもたらしてくれる。これらのインスピレーションが私の制作経験や記憶と混ざり合うことによって、 創造的かつ芸術的な表現を生むのである。 |
入選 只野 彩佳 「居場所」
2016 162 x 162 水干絵具・岩絵具・麻紙

故郷でもないのによさや懐かしさを感じる時があると思います。 |
入選 チョン ダウン 「フォーエバーマイフォーク」
2016 121 x 152 エッチング・アクアチント

僕の周りにある全ては僕の友だちである。 |
入選 栃原 比比奈 「若女」
2016 162 x 130.3 アクリル・糸・キャンバス

この絵は完成するまでどんな絵になるかわからなかった。毎日単純に「どうなるか見てみたい」と直感的に思うことだけをして、辿り着いた景色だ。『若女』は能面の一。描きあげてからぼんやり眺めた時、「こいつは、ただの女じゃない」と不思議な気持ちになった。 |
入選 tonoharuna 「無題」
2014 130 x 162 油彩・キャンバス

私が普段から美しいと感じている自然の持つ線や形、空間を抽出し、自由に色を響き合わせるようにして制作。 |
入選 永井 里枝 「ゼロ」
2016 131 x 162 ピグメント・箔

水面を人の心に喩えて描いています。人は一人では生きてゆけず、家族、学校、会社等の集団に入る必要があると思われています。ですが時にそれらの慣習や気持ち、考え方は、鋭い雨のように襲いかかることもあります。水面の像は深さを失い、水平に揺らぎ伸ばされ、やがては全て赤く均質になってしまいそうです。それでも、雨の中で揺らぐ光はたとえ何も像を結んでいなくても、懸命に生きようとする人の輝きに似ていると思います。 |
入選 長嶺 高文 「逃げるしかないとしたら、どこに逃げたらいいんだろう」
2016 117 x 162 油彩・綿布

外側から見た内側、僕はそこに遠くを感じ、誰か知らない他人の窓から漏れる生活の灯りにそれを見た。 |
入選 西 太志 「フェンス」
2016 162 x 130.3
水性アルキド樹脂絵具・木炭・顔料・マスキングテープ・ラテックスゴム・キャンバス

「フェンス」で描きたかったものは、現代社会の中にある〈境界〉であり、絵画と現実を繋ぐ〈境界〉でもある。 |
入選 萩谷 将司 「いつまでそこにいるのだろう」
2016 130.3 x 162 油彩・キャンバス

見るという行為が脳の処理によって成立するものならば、見えている像は必ずしも現実を正しく映し出すものではなく、むしろ脳が作り上げた幻影でしかないのかもしれない。 |
入選 原野 金一郎 「NO.2」
2015 162 x 130.3 アクリル・タトゥーシール・キャンバス

時間と存在。 |
入選 日向 一夫 「小さな世界」
2016 162 x 65 日本画画材・雲肌麻紙

この作品は、僕の身の回りをミニマムで記号的な形にした絵画です。 |
入選 平林 千明 「つぶ」
2016 162 x 130.3 水彩・ワトソン紙

トマトをモチーフに描きました。トマトは1粒だと、赤く可愛らしい見た目をしています。 |
入選 藤野 陽平 「cow」
2016 130.3 x 162 油彩・キャンバス

写真に撮ったものを描く。写真に撮ることで情報が減るので。 |
入選 前川 ひな 「Labial Sounds」
2016 130 x 162 油彩・アクリル・キャンバス

水平線には唇があり |
入選 牧 ゆかり 「絵画の気配 1」
2016 162 x 130.3 アクリル・油彩・キャンバス

ボッティチェリが絵具をつけた海綿を画面になげつけても、人はそこによき風景を観る。 |
入選 水上 卓哉 「ともに生きる」
2016 162 x 130.3 油彩・キャンバス

私は今、「oneness」をテーマに制作しています。人間も動物も虫もたった一つの地球に生きるたった一つの命です。お互いを傷つけず、とりすぎず、欲張らず・・・。クマノミとイソギンチャクがともに協力し合って生きているように、私たち人間も、お互いを認め合い支えあって生きていけたらよいと思う。命と命のふれあいや、せめぎあい、何かと何かとの境界すれすれを表現していくことに挑戦したいと考えています。 |
入選 水野 ゆかり 「garden from Lila」
2016 162 x 130 油彩・顔彩・和紙・キャンバス

自然の中で気になった様々な形の植物の断片を集め、山や雲など自分のイメージしたものになるよう画面上で再構築した作品を作っています。今回は一塊に集まった植物と木漏れ日をイメージしています。また、油彩部分と顔彩部分を作り、表情や質感の違いを出しました。 |
入選 宮﨑 竜成 「そこにあるもの」
2016 130 x 162 油彩・キャンバス

私は日常に潜むリアリティとは何か、描くという行為によって可視化しようと試みています。 |
入選 森山 亜希 「Cross dressing」
2016 162 x 162 油彩・キャンバス

私はドール達を、ドール達に「人格を打ち込んで」想像(私の中の理想の世界)の投出としてあるいは一種の映像として利用しています。 |
入選 八嶋 洋平 「プラスチックガール #03」
2016 162 x 130.3 油彩・キャンバス・パネル

この作品の前に、壁にもたれかかるプラスチックガールを描きました。 |
入選 山﨑 櫻子 「Roots・Ⅰ」
2016 162 x 130.3 アクリル・ジェッソ・水彩・キャンバス

樹齢500年を越す大きな木。ざわめく枝葉。キラリと輝く陽の光。 |
入選 吉田 一民 「絵画」
2016 145.5 x 97 油彩・キャンバス

この作品は「作品」の終着地点は美術館への収蔵なのかという考察に基づいて描きました。現時点での展示形態の一つをそのまま絵画として描くことで、アートが非常に多角的な視点に基づいて出来ていることを比較しようと試みています。 |
入選 渡部 未乃 「海が見える」
2016 162 x 162 油彩・アクリル・キャンバス

私の描く絵には焦点がありません。焦点のないフラットで背景のような画面は、見る人によって様々な見方ができると思うからです。 |