トップメッセージ

出光昭和シェル 代表取締役社長 木藤俊一

代表取締役社長の木藤俊一です。

昨年5月、中期経営計画の見直しを公表いたしました。

2019年11月、統合新社として初の中期経営計画を打ち出しましたが、新型コロナウィルスの世界的流行により、当社の主力事業である燃料油は大幅な需要減少に見舞われました。また、世界各国がコロナ禍からの「グリーンリカバリー」を志向する中、日本においても2020年10月に2050年カーボンニュートラル宣言がなされ、脱炭素化が一層加速することが想定されます。化石燃料事業を基盤としてきた当社が、これらの環境変化に対し高いレジリエンスを発揮し、サステナブルな企業であり続けるためには、中長期戦略を再構築すると同時に、それぞれの取り組み・打ち手を更にスピードアップさせる必要がある、今回の見直しはこうした認識に基づいて実施したものです。

このなかで当社は、2030年に向けた経営ビジョンとして「責任ある変革者」を掲げました。「暮らしと地球を守る責任」「地域のつながりを支える責任」「技術の力で社会実装する責任」の3つを、カーボンニュートラル・循環型社会へのエネルギーマテリアルトランジション、高齢化社会を見据えた次世代モビリティ&コミュニティ、これらの課題解決を可能にする先進マテリアルの事業領域を通して果たしてまいります。

特にカーボンニュートラルは、化石燃料を主力とする当社にとって大きな挑戦でありますが、同時にこれは、当社が長年炭化水素を扱う中で培った技術、知見、インフラを活用して社会に貢献する好機でもあると捉えております。当社は、自社操業に伴うCO2排出量の2050年実質ゼロを目指し、さらにカーボンニュートラル・循環型社会の実現を支えるエネルギー・マテリアルの提供を通じて、お客様のCO2排出量低減にも貢献してまいります。

併せて、当社の企業理念を「真に働く」として成文化しました。この理念には次のステートメントが続きます。

国・地域社会、そこに暮らす人々を想い、考えぬき、働きぬいているか。

日々自らを顧みて更なる成長を目指す。

かかる人が集い、一丸となって不可能を可能にする。

私たちは高き理想と志を掲げ、挑み続ける。

約110年前の創業時から、私たちは事業を通じて社会に貢献することを目標とし、取り組んでまいりました。今こそ、この理念を従業員一人ひとりが改めて胸に刻み、全てのステークホルダーの皆さまと共に、よりよい未来の地球・社会の実現に向けて、真に働いてまいります。

出光興産株式会社 代表取締役社長
木藤 俊一

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