SPS繊維

シンジオタクチックポリスチレン樹脂(SPS)は、1985年、出光が世界初の合成に成功し、1997年にわが社が世界で最初の工業化を達成した純国産のポリマーです。
シンジオタクチックポリスチレン樹脂(SPS)は、普通のポリスチレンとは立体構造が異なる結晶化するポリスチレンです。

その特徴として、エンプラの中で最も軽い樹脂の一つであること、加水分解せず耐スチーム、耐酸、耐アルカリ性に優れること、流動性に優れ、型再現性が良好であること、耐熱性が高いこと(融点は約270℃)、耐薬品性としてはオイル・脂肪族系溶剤に高い耐性を有すること、電気特性としては誘電損失が極めて小さく、耐トラッキング性も良好なことが挙げられます。

繊維用途に関しては、2012年度から信州大学繊維学部(大越研究室)と共同研究を行い、課題であった物性面の改良に目途が立ちました。
また、複合紡糸による極細繊維化にも期待できます。今後は、編織、紡績糸、不織布などへの加工を検討し、SPSの特徴を活かした用途開発を繊維メーカー、製品メーカーと取り組んでいく予定です。

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