環境への取り組み

ブラックペレット

石炭と混焼可能な、ゴムの木の破材を半炭化したブラックペレット(木質バイオマス)の供給事業を立ち上げています。石炭火力におけるバイオマス混焼は、効率的なCO2削減策であり、エネルギーミックス実現への現実解であると考えています。

取り組みの背景 石炭火力発電は他の電源に比べ、kWhあたりのCO2排出量が多いので、バイオマス燃料と混焼することでCO2排出量を下げる狙いがあります。
バイオマスとは 動植物に由来する有機物である資源(化石資源を除く)で、生物の成長過程で光合成によりCO2を吸収しているので、燃焼させても大気中のCO2を増加させたことにならないカーボンニュートラルと呼ばれる特性を有しています。
事業の立上げ状況 タイで現地パートナーとともにデモプラントによるサンプル製造、製造ノウハウの蓄積を行いながら、需要家への情報提供もすすめ、商業プラント立上げに向けた準備をすすめています。

ULTY-V plus

石炭ボイラ制御最適化システム「ULTY-V plus」は、発電所や工場で使用されている石炭ボイラの最適な運転を実現するため、AI(人工知能)を活用し、一連の制御「計測」、「分析」、「判断」を自己完結型で行うボイラ制御最適化システムです。燃料使用量削減と同時に、CO2排出量の削減ができます。日本以外にも中国・台湾などへ販売しています。

仕組み ULTY-V plusは、ボイラ制御システムに接続して、燃料流量の制御にAI機能を搭載した制御プログラムで補正を行います。
効果 石炭使用量(CO2排出量)を0.5~1.5%削減します。
販売先 国内の電力会社様や大規模工場様への納入はもちろん、中国、台湾などへも販売しており、今後さらに販売地域を拡大していきます。
販売元 郵船出光グリーンソリューションズ株式会社

カーボンリサイクル技術の開発

当社、宇部興産株式会社及び日揮グループは複数の大学の参画を得て、カルシウム等を多く含む産業廃棄物を活用し、火力発電所や工場から排出されるCO2を資源へ転換する新技術開発のための研究会を設立しました。

特徴 CO2はカルシウム、マグネシウム等と自発的に反応するため、水素や新たなエネルギーの投入が不要です。
実用化までのイメージ 2019年度~2021年度 先導研究
2022年度~2024年度 実証試験
2025年度~ 実機試験
トピックス 2019年9月、気候変動問題の解決への貢献が期待される「カーボンリサイクル」の実現に向けて、世界各国の産・学・官の第一人者が参加するはじめての国際会議が東京で開催されました。経済産業大臣のあいさつをはじめ、各国閣僚や専門家がスピーチするなか、当社からは石炭・環境研究所の副所長が本取り組みについて説明を行い、来場者の高い関心を集めました。

環境保全に配慮した鉱山操業~鉱山跡地リハビリテーション

鉱山では環境保全に配慮した操業に努めています。ダスト、騒音、振動、水、温暖化ガス等のモニターを継続しながら、操業に伴う地域コミュニティへの影響を確認、最小化に取り組んでいます。
また、採掘が終わった鉱山跡地では、埋め戻して整地した後に、植林して自然を元の形に戻すリハビリテーションを行い、生物多様性への影響低減、自然環境の維持向上に努めています。

リハビリの経過

鉱山のインフラ等を活用した再生可能エネルギー事業への挑戦

石炭鉱山を地球環境に貢献する拠点に転換していく可能性を追求するため、鉱山インフラを活用した環境事業の創生に積極的に取り組んでいきます。

太陽光発電
(オーストラリア)
鉱山の遊休地及び送電線を活用して太陽光発電を行い、鉱山及び地元地域に電力供給を行う事業を検討しています。
揚水水力発電
(オーストラリアマッセルブルック鉱山)
鉱山の採掘跡地を貯水池に転用、夜間等、需要が少ない時間帯の安価な再生可能エネルギー電力で揚水して、朝と夕方等の需要時間帯に水力発電をして地元地域に電力供給を行う事業を検討しています。
バイオマス燃料
(オーストラリア及びインドネシア)
鉱山近郊でペレット生産に適する原材料を栽培して、バイオマス燃料を生産、輸送に既存インフラを活用することを検討しています。
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