なぜ農薬・機能性飼料事業に取り組むのか

出光グループの「食」への取組み

「食の安全・安心」「増大する食料需要への対応」をキーワードに、化学農薬・生物農薬・機能性飼料などの研究開発・製造・販売を行っています。

なぜ当社グループが農薬・機能性飼料事業に取り組むのか?

「食」は、経済活動に欠かせない人のエネルギーを支える重要な産業の一つです。世界経済を支える重要なエネルギー産業である石油に取組む出光興産としては、人びとの暮らしを支える事業という観点から同じものであると考え、農薬・機能性飼料事業に取り組んでいます。
その理念に基づき、出光では1970年代から農薬や飼料添加物の創出を目的に微生物関連技術の蓄積を続け、微生物を利用したものづくりを目指してきました。
食料増産に向けた製品の創出に限らず、循環型社会への貢献を目指し、農薬・機能性飼料事業で蓄積した技術を活用した環境対応型畜産資材・バイオ農薬等の創出もターゲットにしています。その取組みの一つとして、アカデミアやスタートアップと連携した技術革新を進めており、目的物生産量を最大化したスマートセルを利用した「バイオものづくり」に取組んでいます。将来は原料確保からスマートセルを活用した有用物質製造まで、一気通貫のバイオものづくりチェーンの構築を目指します。
出光は人びとの暮らしを支える企業として、引き続き「食」を支える農薬や飼料添加物の研究開発に取り組んでまいります。

※スマートセル;遺伝子改変技術と情報解析との組み合わせにより、目的物生産量を最大化した生物・細胞

株式会社エス・ディー・エス バイオテック つくば研究所

当事業の研究拠点の中枢が、つくば研究学園都市に立地する、株式会社エス・ディー・エス バイオテックつくば研究所です。
有機化学・生物学・生化学・分析化学・物理化学など、様々な技術軸を持った研究員により構成され、研究員間の積極的なコミュニケーションによって新しいアイディアの創出や効率的な研究活動が行われています。