全製油所でゼロエミッションの達成をめざしています。
製造部門における廃棄物削減
産業廃棄物の最終処分量の推移(製油所・工場合計)

当社製油所・工場は、廃棄物の最終処分量について、2010年度までの業界の削減目標(1990年度比、製油所67%、工場80%)をすでに達成したことから、全製油所において2008年度までのゼロエミッション※達成を目標としています。
2006年度は、中間処理による減量化・再資源化、使用済み触媒の再生などを推進し、製油所の排出物(産業廃棄物、有価物、事業系一般廃棄物の一部)発生量は185千t、最終処分量は568t(発生量の0.3%)でした。また、工場の排出物発生量は58千t、最終処分量は208t(発生量の0.4%)でした。当社は、委託業者が管理する廃棄物処理施設を定期的に視察し、適正な管理がなされていることや不法投棄がないことも確認しています。
※ゼロエミッション:当社の定義では、産業廃棄物の最終処分量を排出物発生量の1%以下にすること
SSにおける廃棄物削減
サービスステーション(SS)で発生する廃棄物には、潤滑油容器のプラスチックペール缶、廃油、タイヤなどがあります。当社は1996年以降、全SSに対し適正な処理業者の採用と、分別・処分作業が適正に行われているかの確認を要請してきました。
現在、使用済みのプラスチックペール缶は、粉砕、ペレット化して一部を再資源化するという取り組みを全国で展開しています。廃油は、産業廃棄物処理業者に委託し、バッテリー回収は、(社)電池工業会会員企業に委託しています。古タイヤは各タイヤメーカーの主導でタイヤ販売会社が回収しています。また、関係会社のアポロサービス(株)では、使用済みタイヤホイールのバランスウエイトを回収し、再生利用しています。
リサイクルへの取り組み
当社の製油所では、重油の硫黄分を除去する装置に年間約1,900tの触媒を使用しており、1998年度から活性の落ちた触媒を再生して使用しています。2004年度からは再生触媒活用率20%以上の維持を目標としていますが、2006年度は19%でした。
また、使用済触媒に含まれるレアメタルは回収し、鉄鋼やハイテク部品の原料、触媒原料として活用されています。
石油化学製品については、リサイクルしやすい難燃剤無添加の難燃性ポリカーボネートや単一素材で製造した樹脂加工製品、リサイクル原料を使用した製品の開発・販売ならびにリサイクルシステムの構築に取り組んでいます。
SS部門では、2006年度は販売促進用“のぼり”のリサイクルシステムを住友商事(株)と共同で開発し、12月から出光SSで運用しています。
- 出光テクノファインのエコ製品・システム
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出光テクノファイン(株)は、独自の微粉化技術と樹脂配合・重合技術により、これまで活用されていなかったものを材料として、付加価値の高い機能素材を開発・販売しています。
「シルクプロテイン」は天然絹糸の加工時に発生する端材を、「アミノファイン」はマヨネーズ製造で発生する卵殻膜を有効活用。高い吸放湿性や良触感など、天然物の特徴を生かし、アパレル向け素材、車両用座席シート向け素材などとして使われています。また同社は、微粉化技術と磁力選別技術をシステム化し、樹脂メッキ製品から樹脂と金属を分離回収する装置を開発。自動車部品やスロットマシン枠のリサイクル用に販売しています。
(写真は、卵殻膜加工繊維「アミノファイン」を内装材に使用した日産「ブルーバード シルフィ」)
- ゴミゼロを実現した「出光RS缶」― 出光トータルリサイクルシステム―
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出光ユニテック(株)は、合成樹脂加工製品の開発、製造、販売を行っています。同社の「RS缶」は、同社が印刷インキのサプライチェーン各社の協力の下につくりあげた出光トータルリサイクルシステムのために開発された、インキなどの液体容器缶です。このシステムの特長は、使用済の容器をお客さまから回収し、粉砕した後、再び「RS缶」の原料として再利用することにあります。お客さまの廃棄物量を削減し、使用済容器を有効利用するこのシステムは、リサイクル推進協議会から2000年度に表彰を受けています。出光ユニテック(株)では、このようなお客さまの環境活動に役立つビジネスモデルの提案とその実現に今後も注力していきます。
水性インキ缶のリサイクルシステム
- 特長:
- 宅配便回収ネットワークシステム
- 材質:
- 再生用途の広いポリプロピレン単一素材
- 形状:
- 角型で段積みしやすい形状の省スペース設計

