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油田、外航タンカーでは、油濁汚染を防止し、海の生態系の維持に努めています。

海洋油田周辺海域の環境汚染防止

ノルウェー領北海のスノーレ油田

出光オイルアンドガス開発(株)は、ノルウェー領北海に油田の権益を有しています。ノルウェーは環境対策の先進国で、海洋汚染防止のために厳しい規制を設けており、同社は各種環境規制を遵守しながら操業を続けています。
ノルウェーでは、有害汚染物質(とくに化学物質)の海洋への排出を2007年以降ゼロとすることを目標としており、同社を含め権益を有する企業は、共同でこの目標への対策に注力しています。
海洋油田で原油ガスを生産している洋上生産設備から発生する原油の混じった生産水は油分の吸着除去処理を行い、排出基準値以下にして海洋に投棄しています。また、掘削土については一部を陸上に移送して処理し、残りは地下に再圧入しています。
また、洋上設備から原油が漏えいすると深刻な海洋汚染を引き起こすため、漏えいの可能性が高い部分には独立したドレインシステム※を配置し、万一の事故に備えるとともに、運転上の安全確認、機器の定期点検を徹底して、事故防止に努めています。

※ドレインシステム:洋上の設備に降った雨水を海に排水する配管網

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外航タンカーによる海洋汚染防止

外航タンカー

原油・LPガスタンカーを運航する出光タンカー(株)では、ISMコード※、ISO14001、ISO9001の3つのマネジメントシステムに基づき、安全航行や海洋汚染防止に関する諸規程を定めています。
油濁事故ゼロの維持をめざし、ハード面ではバラストタンクの計画的メンテナンスを乗組員の自主保全活動として展開し、ソフト面では船上での防災訓練、全乗組員への定期的安全・環境教育を実施しています。また、シミュレーターを使った操船に関する総合的指揮統制訓練を陸上研修施設で実施しています。
また、船齢15年以上の船舶については、船齢に比べて良好な状態であることを船級機関が評価するCAP(Condition Assessment Program)認定を取得し、船体塗装のスズフリー化は全船舶で実施を完了しています。

※ISMコード:国際海事機関による国際安全管理コード

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ダブルハル化と生態系維持策

IDEMITSU MARUに取り付けられたATフィン装置※

同社は、タンカーのダブルハル(二重船殻)化を進めており、2007年11月竣工予定のIDEMITSU MARUでは、油濁リスク最小化を考慮し、燃料タンクにも二重船殻を採用しています。同船では船尾にATフィン装置※を付け、燃料消費量の削減を図るとともに、電子制御機関を採用し、排気ガス中のNOxや黒煙などの有害物質を約20%低減しています。
また、外航タンカーは、空荷状態での航行安定性を確保するため、海水(バラスト水)を出発地で積みます。このバラスト水を、注入した海域と異なる海域で放出すると、これに含まれた生物などにより放出海域の生態系を損ねる危険性があります。同社は、国際海事機関によるガイドラインに従い、生態系に影響が少ない大洋の海水と入れ替える方法を採用し、産油国近海の生態系の保護に努めています。

※プロペラ後方回転流中のエネルギーをフィンで回収し、推力に変換する装置


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