当社(本社:東京都千代田区、社長:天坊 昭彦)は、需要伸張が見込まれる中国華南地区および東南アジアへの更なる安定供給を図るため、中国広東省広州市に当社初の機能性樹脂コンパウンド製造工場建設を6月3日に決定しました。
当社は、ポリカーボネート(PC)をはじめ、世界に先駆けて開発したシンジオタクチックポリスチレン(SPS)、およびポリフェニレンサルファイド(PPS)の3種類の機能性樹脂コンパウンドの製造販売を行っており、日本、アジア(中国)、欧州(イギリス)、米国に委託加工による製造拠点を確保し、グローバルな供給体制を確立しています。
アジア地域では中国華南地区を中心に、PC、SPS、PPSのコンパウンドの需要が年20%程度で伸びています。用途は、PCでは液晶ディスプレイ、電機・電子機器、OA家電等の需要、PPSでは精密成型性や放熱特性を生かした金属代替向けなどが中心です。また今後は、中国での自動車生産量の増大により、自動車電装部品向けSPSの需要拡大が予測されます。
当社は、拡大するコンパウンド需要に対応しながら高品質な製品を安定的に供給し、コンパウンド化による高付加価値化を更に推進するためには、自社コンパウンド工場を保有することが急務と判断しました。ベースレジンからコンパウンドまで一貫生産体制を構築し、当社の技術を最大限に発揮できる体制確立を目指します。
建設地は、今後も需要伸張が見込まれる華南地区および今後拡大が予想される東南アジアへの供給を考慮し、南沙経済技術開発区内の「輸出加工区」を選定しました。工場は、押出機3系列、年産約1万tからスタートいたしますが、3年後の2011年には2万t体制にする計画です。なお、建設地としては3万t規模まで対応可能です。
当社は、新工場の竣工により、保有するコンパウンド技術・品質管理技術等を最大限に発揮し、さらに高品質な機能性コンパウンドを製造するとともに、中国・東南アジアのお客様への供給体制を確固なものにしてまいります。
<概要>
| 会社名称 | 出光複合工程塑料(広州)有限公司 |
|---|---|
| 代表者 | 松尾 信正 |
| 生産品目 | 機能性3樹脂のコンパウンド |
| 工場所在地 | 広東省広州市南沙経済技術開発区内輸出加工区 |
| 工場敷地面積 | 24,500m2 |
| 建築開始 | 2008年10月予定 |
| 操業開始予定 | 2009年10月予定 |
